「桃畑で過ごす1日」 ほのか

3月1日

 今日から3月! 28日から1日になるのが、なんだかスキップしたいで実感が無いのですが、気温はそれなりに春らしくなってきて、ぽかぽかした1日でした。

 早朝から手を冷水で洗ってもびっくりするような冷たさを感じなくて、上着もズボンも1枚脱いで動きやすく過ごせるのが嬉しいなと思います。

 今日ランニングをするのは3日ぶりくらいでした。
 まして9キロなんて、走れる物かと不安な気持ちが9割、走れるだろうなという自信が1割。出発前にみんなでドキドキポーズで写真を撮ったのですが、私は本当にドキドキだったので本当に不安そうな顔をしていました。さくらちゃんやりなちゃん、ななほちゃんがたくさん動画や写真を撮ってくれるので、ふと我に返って笑顔を作りました。
 辛くはなかったのですが、不安な気持ちがありました。
 コツコツと走り続けて、ひとつずつ奈義コース……石生コース……と区切って考えているうちに、梅の木コースも走れて、あっという間にゴールでした。
 石生コースを終えたくらいから不安が消えて、自然に笑顔になりました。
 最後タイムを聞くと、「1時間7分39秒」。ほぼ時速8キロぴったりでした。
 1時間も走り続けていたんだ……!とタイムを聞いて驚きました。そんな実感はありませんでした。暖かくて、晴れていて、汗を流したのが気持ちよかったです。
 今日だけでなく、これからも継続できるような心と体のコンディションでいたいです。

 今日はみんなで桃の摘雷デーでした。
 今日で、奥桃、夕の子を終わらせて、古畑(1割くらい残る)も進めることができました。
 夕の子畑からは車が行き交っている様子が見えます。今日は土曜日の昼過ぎということで、普通乗用車の車通りが多かったです。どこかに買い物に行くか、何か出かけて過ごすのかな。と思いました。私もなのはなに来る前は必ず土曜日は外出していたことを思い出しました。
 今、私たちは大型ショッピングモールとか、そういうお店とかにはいかないけれど、桃畑で、家族みんなで過ごす時間がなにより幸せだなと感じました。
 ぽかぽかした陽気で、真剣だけれどのびのびとした澄んだ空気が気持ちよかったです。よく「空気がおいしい」という台詞があるけれど、春の桃畑の空気は本当においしいなと思いました。

 よしえちゃんがスマホで写真を撮ってくれていて、なんだかみんなでピクニックをしているような気分でした。
 よしえちゃんとペアで川中島白桃にとりついているとき、枝が直立した後湾曲していて、どこが下かわからない枝があり、あけみちゃんに質問しました。
 あけみちゃんは「だいたい桃が一つ300グラムで、それが2、3個つくイメージ」と教えてくれて、枝をぐいっと引き下げて、さっとなでるようにして一瞬で蕾を取っていました。

 そのスピードと無駄の無い的確な動きに感動しました。
 そこからあけみちゃんのスピードを真似して、スピードを上げました。
 あっという間に夕の子畑が終わり、古畑に移動しました。
 2本しか無いのですが、1本の大きさがものすごく大きくて、全員でとりついても結構時間が掛かりました。ですがものすごくやりがいがあって、たくさんついている蕾やカイガラムシを見つけると、(カイガラムシはよくないかもですが)よっしゃ! とちょっと嬉しくなっちゃいます。カイガラムシが風に吹かれながら取れる感覚がすごく好きで、すごく楽しいです。

 たけちゃんとお母さんがおやつをもってきてくださって、みんなで休憩をしました。
 山手線ゲームをして、お題は「花、植物」でした。
 私は花に疎いので「バラ、スミレ、など3文字以内の名前のものくらいしか知らないのですが、みんなが口々にいろんな種類の花を言っていて驚きました。
 特にゆきなちゃんはマニアックな花の名前をたくさん言っていて、一回聞いただけじゃ覚えられなそうなカタカナの名前をたくさん言っていて、すごいなと思いました。
 古畑の紅清水があと少しで、終えられなかったのは悔しかったのですが、また次の摘雷で終えて、残りの石生と山に行けたらいいなと思います。

 

○お風呂のこと

 最近21時を過ぎてからお風呂を入るようになっているのですが、お風呂で普段あまり話さないおしごと組さんたちとたくさん話すことができるので、すごく嬉しいです。

 お姉ちゃん、というより、お姉さん、みたいな存在がずっと欲しいと思っていました。なのはなに来てそれが叶いました。私は年齢はずっと下なのですが、つい自分の年齢を忘れて普通に話してしまうことがあります。それでもみんなすごく優しくて、おもしろくて、大好きな人たちだなと思います。

 でももう少しちゃんと敬語で話そうと思います……。

 明日もがんばります!