「畑で見つけるニュースと感動」 なつみ

2月28日

 今日は1日、作業を進めました。

 午前中が小雨が降っていましたが午後はお日様が射してくる時間もあり、きっと、自分だけでなく、みんなも気持ちよく作業できたかなと思います。

 わたしは午前中に、新ハウスのキャベツを収穫しました。

 夏や秋に育てているキャベツは、ひと玉1.5キロという重さのものが当たり前にあって、ぎっちり詰まることが多いのですが、春キャベツの「春波」は、葉の一枚いちまいが柔らかくて、ふわっと巻いていて、軽いです。計ってみると、ひと玉750グラム。

 夏のキャベツの重さの半分ですが、本当に春を感じる、柔らかくて、黄緑の爽やかなキャベツを収穫していると、寒さを乗り越えて頑張って、ちゃんと結球して、立派だなと思います。

 思い出せば、苗の時はアオムシが来て、一人じゃ手に負えなくなり、りなちゃんやまちちゃんと連日にわたって潰した記憶があります。
 こんなに大きくなってくれて、嬉しいなと思いました。

 午後には、まえちゃんとえっちゃんと一緒に、夕の子東とカチカチ大、小の草燃やしをしました。
 夕の子東に到着して、畑を見たときに、この畑や畔を全面刈ったまえちゃんとよしみちゃんの気力と体力を想像して、言葉も出ませんでした。
 早速、草集めをして、全部で60個くらいの小山を作って、ある程度小山が出来たところから、まえちゃんが風上から火をつけていってくれて、えっちゃんが、燃え広がらないように金熊手を持って、広がりそうな小さな火を消していってくれて、わたしは、ひたすら小山を作っていました。

 全身を使って動いていると、近くで燃やしているのもあって、汗をかいて、それも気持ちが良かったです。

 火の近くに行くと、何週間か前にまえちゃんと崖ハウス前上の畑で燃やしをしたときは暖かいなと思っていたのに、今日は暑い、熱いもあるけど、暑いなと思って、のり面の草を熊手でかいていると、フワフワの春のヨモギが見えて、もうすぐ春が来るのを感じました。
 集めた草はあっという間に燃えて灰になり、畑が本当にすっきり綺麗になって、それが嬉しくて、楽しくて、本当に久しぶりに時計を一回も見ずに燃やしの作業が終わりました。

 その後は45分のサービスタイムがあったので、この前作業時間で出来なかった、吉畑手前ハウスの横の、コスモスが植わっていたところから竹やぶに向かって、草刈りをしました。
 倒れているコスモスが手ごわかったのと、コスモスの種はくっつき虫になっていて、わたしのズボンの太ももから足首にびっしりくっついていて、こうやって誰かにくっついて、運んでもらって、子孫繁栄させるんだなと、感動して腹も立たなかったです。

 草刈りが終わって、よし、帰ろうと思って振り返ると、ニコニコの永禮さんが立っていて、これは本当にびっくりしました。
 わたしがいるのに気が付いて、わざわざ昨日のお礼を伝えに来てくださったようで、嬉しかったです。
 粉砕の作業も、怪我なく終わったそうで、それは一番良かったことだなと思います。
 ただ、刃が劣化してきていることと、ナスの株の茎がほぼ木みたいに太いので、粉砕が難しいことを教えてくださって、まえちゃんも燃やしの作業の時に話してくれたけれど、安全第一で、株の処理もできたらいいなと思います。

 今日はいろんな作業が出来たり、久しぶりのハウスミーティングに、ぎりぎりでしたが出ることが出来て、すごく楽しい1日でした。