
2月28日のなのはな
藤井先生が教えてくださり、タラノキノメ、タラの芽の水耕栽培用の切り枝作りをさせてもらいました。
7センチに切った枝を約500本分いただきました。
藤井先生が手入れされている山の斜面に、上に向かって伸びるトゲトゲの枝がずらっと生えています。その中から、直径1センチくらいの太さの枝を選び、「いち」「に」と数を宣言しながら合わせてを30本切りました。トゲトゲが手に刺さると痛いので、革手袋をつけて作業をしました。
藤井先生7センチ揃えで切るための、作業のしやすい板を作ってくださいました。タラの木の端を板の端に当て、印で切ります。節のところにある芽が7センチの切り枝の上端にくるようにしました。ある程度の大きさに育つまで、タラノキの節の1芽1芽は、こんなふうに分割されたり、芽を摘まれることがなければ、1番芽しか芽が動かないそうです。
切った枝は芽を上にして発泡スチロールに並べました。発泡スチロール2つ分、お互いのトゲが手を繋ぐようにして動かないくらいでした。
これから、12度~20度(夜間は6度以上)になるように温度管理をして、芽がでるようにチームのみんなで大切に見ていきたいです。
(さくら)
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新ハウスとユーノスハウスで育てていた冬キャベツ、ついに収穫が始まりました。
昨年の10月末に定植したので、今がちょうど畑に植え付けて4か月目になります。
収穫予定日は、1月末だったのですが、1月の時点で、葉っぱが巻いてはいるけれど、ギュッと詰まった球になっているようには見えなくて、これは本当にうまく結球するのだろうか、と少し心配でした。
けれど、2月に入って、追い上げるようにぐっと結球が進んで、いつの間にか大きな外葉に包まれた、立派な球に成長していました。
今回育てたキャベツは、葉っぱがレタスのようにフリフリしていて、巻いていない外葉まで、とても柔らかそうで、美味しそうに見えました。結球している玉も、ギュッと詰まっている、というよりは、ふわっと巻いているように見えます。けれど、収穫して持ってみるとずっしりと重たくて、とても嬉しかったです。
キャベツの収穫が始まって、なのはなのたくさんのみんなが、「ハウスのキャベツ収穫できたの!嬉しい!」と言ってくれました。キャベツは、ハウスで育てていることもあり、水やりを定期的にするのと、毎日のハウス開閉があり、担当チームのメンバーだけではなく、たくさんの人が、入れ替わり立ち代わり、キャベツに関わっていて、みんなで育てたキャベツだなあと思いました。結球時に低温に当たると、うまく結球が出来ないようなのですが、毎日欠かすことなく、雨の日も、雪の日も、気温に合わせてハウスのドア、巻き上げを開け閉めしたことで、無事、一番寒い時期を乗り切ることができました。
春や夏に育てるキャベツは、虫も活発なので、害虫対策にとても苦戦するけれど、今回のハウスのキャベツは、虫被害がほとんどなくて、どのキャベツもとても綺麗です。ハダニの被害が少し出たものの、食酢や洗剤など、農薬ではない、悪影響を及ぼさないものを使っての防除を行うと、ハダニもいなくなりました。
また、葉の葉脈間が薄く、まだら模様になった時に、尿素を溶かした水やりをすると、一発でまだら模様が消えたことがありました。
このように、キャベツがうったえていることが何なのか考えて、予想して対策を打ったり、手入れをするのがとても楽しいなと思います。野菜はとても正直で、手入れが正しければ、順調に育ってくれて、間違っていたらエラーが目に見えて分かるので、面白いなと思うし、毎回答えをもらうような気がします。食酢の防除などは、初めての試みでもあったりして、キャベツを通して、どうしたら虫に効くのか、とか野菜が元気になるのか、と実験できて、楽しいです。
まだまだ収穫は始まったばかりで、もう少し結球が必要な株もあるのですが、良い収穫に繋げられるようにこれからも見ていきたいなと思います。
(りな)
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昨日のお誕生日会に続いて、今日も永禮さんが来てくださりました。午後の作業で、永禮さんとまりのちゃんと一緒にピーマンとナスの株の粉砕作業を進めました。
まずはピーマンの株から。下町川上の畑に集めてあるピーマンの株を、畑まで粉砕機を運んで粉砕していきました。粉砕機は3人いれば軽トラにも乗せることができる重さなので、畑まで持って行って直接そこで粉砕作業ができるのがとても便利な機械です。
役割分担として、まりのちゃんが積み上げられた中から株を取ってくれて、粉砕機の入り口よりもかなり大きく枝が平いている株を折るなどして粉砕しやすいようにしてくれて置いていってくれます。そして、次にその株を私が受け取り、粉砕機の入り口に入れていき、最後に永禮さんがそれを押し込んで粉砕していってくださる、という流れです。
この流れがとっても上手くいって、ピーマンの粉砕もとてもスピーディーに進んで行きました。永禮さんは、脱粒作業や粉砕作業のときに、いつも機械の中に押し込む用の手作り棒を持って来てくださり、その棒を使って株をグイグイと押し込んでいくと、安全に作業もできます。
永禮さんの作業しているところを見させていただいて気づいたことなのですが、永禮さんはただ株をやみくもに押し込むのではなくて、木の棒が直接粉砕機の刃に当たらないくらいのところまで株を押し込んでいたり、株が詰まらないくらいの量を加減しながら粉砕されていました。機械の不具合が起きたときも、機械の音や状態を見てすぐに解決できる永禮さんが本当にすごいなあと思いました。
ピーマンの株は開始一時間半ほどで全て粉砕が終わり、たくさん積み上げられていた株も綺麗に粉砕されてスッキリです。
その後も、石の下畑に集められたナスの株の粉砕も進めました。ナスの株はピーマンの株と違って繊維質なため、かなり強敵だったのですが、引き続き永禮さんが粉砕を進めてくださって、午後の時間で、ナスの株は4分の1ほど粉砕することができました。
「また来たいと思うので、さよならは言わずに帰りますね。」 と、いつも永禮さんは笑顔でそう言ってくださります。今日も、永禮さんが来てくださって、粉砕作業がグンと進められてとても嬉しかったです。ナスの粉砕も、より良い方法で進めていけたらいいなと思います。
(よしみ)
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