「ひとつの気持ちで繋がって」 みつき

2月27日 みつき

●大好きな曲になった

 午前中、グラウンドを見ると、軽トラックが止まっているのが見えました。

 「永禮さんだ!!」と、みんなで大きな声で叫びながら、子供玄関の方へと走っていきました。いつもと変わらない永禮さんの明るい笑顔を見ることができて、今日1日、永禮さんのお誕生日をみんなとお祝いさせていただくことができて、本当に本当に嬉しかったです。

 永禮さんとご一緒に昼食を頂いて、午後からは永禮さんのお誕生日会が始まりました。

 『永禮さんクイズ』では、永禮さんがわたしたちのチームに入って、リレーで走ってくださいました。

 永禮さんと背中をぴったりと合わせて、ボールを落とさないように「いちに、いちに!」と走っていきました。永禮さんが「背中でぬくもりを感じるね」と笑ってくださって、永禮さんが居てくださると、やはりホッとした気持ちになるなあと感じました。

 クイズの問題では、永禮さんのお若い頃のお話や体験なども知ることができました。なんと握力が85キロだったり、将棋が得意でいらっしゃったりとか、沢山のお仕事を経験されていたりとか……。なかには「そういえば、ダンプに乗せていただいたとき、お話されていたかも!」とひらめくような問題もあって、永禮さんのこと、永禮さんとのやりとりを思い出している時間が、とても嬉しかったです。

 本当に本当に嬉しかったのは、「永禮さんがなのはなファミリーをどのように思っているのか?」という問題の答えです。

 あゆちゃんと永禮さんが「人生の、ん~んん!(漢字三文字)」と、ヒントをくれたのですが、チームのみんなと「教科書、じゃないかな?」と言っていました。続いて、永禮さんが「だから、みんなもなのはなに来たんでしょう?」と話してくださいました。

 思い切って挙げた答え『人生の教科書』が、大正解でした。正答できたことももちろんだけれど、永禮さんがなのはなのことをそう思ってくださっていること、その気持ちが何よりも嬉しかったです。「作業を通しても、1人ひとりの子の姿、みんなから学ばせてもらえるんだ」と話してくださる永禮さんの言葉、その『人生の教科書』という答えから、永禮さんと同じ気持ちで繋がっているのを強く実感させてもらえました。

 「大好きな永禮さんへ」という気持ちひとつで、みんなとも繋がっていました。

 最後には、永禮さんの前で演奏をさせていただいて、永禮さんが涙を流して喜んでくださいました。

 永禮さんが「大好きだ、なのはなを初めて知った曲だ」と話してくださる『フラガール』。フラガールを踊りながら、わたしもそうだなあ、と感じました。大好きな人が大好きだ、何度聞いても大好きだと言ってくれる曲が、自分にとっても本当に大切で、大好きな曲になっていたんだな、と感じました。

 永禮さんへのお祝いの気持ちとともに、「本当にちゃんと生きたい、この仲間と生きていきたい」ともう一度思えるようでした。

 今、意地悪で自分勝手な考え方を持って生きていくことは簡単で当たり前で、そんな人たちがいる中でも、永禮さんのように、なのはなの気持ちに共感してくださったり、応援したいと言ってくださる人がいることが、本当に嬉しいことです。だから、ずっとずっとわたしも進み続けよう、人生が終わるときまでちゃんと生き続けよう、と思えます。

 今日のためにみんなでダンスを練習したり飾りを作ったこと、あゆちゃんがクイズを企画してくれて、なっちゃんが美味しいドーナツを作ってくれたこと、つばめちゃんが可愛い色紙を完成させてくれたこと…。そして今日を含めて、自分の方がいくつもいくつもプレゼントをいただいたような、あったかくて満たされた気持ちでいっぱいです。

 色紙を見て、歓声を上げて喜んでいらっしゃる永禮さんやみんなの様子を見て、つばめちゃんが涙を流して喜んでくれていました。その姿にわたしも涙が出ました。

 嬉しい1日でした。明日も永禮さんが作業にいらっしゃるようで、またお会いできるのが楽しみです。

 気持ちがフルチャージされたので、また明日からもできることを頑張ります。