ミツバチの養蜂箱が完成しました。野菜や果樹の受粉を助けてもらう目的で、日本ミツバチを飼育する予定です。
コンサート前にギターや版画を教えてくださる藤井先生が日本ミツバチを飼っている箱を見せてくださったり、養蜂について教えてくださいました。
養蜂箱は二三か月前に作り、雨ざらしにして、製材されたばかりの状態ではなく、できるだけ自然に近い状態にした方が、ミツバチに安心して入ってもらうことができると教えてもらいました。
一月に入り、須原さん監修のもと、養蜂箱づくりが始まりました。
ミツバチは、巣箱の中に光が漏れることを嫌うそうです。
須原さんが杉板を同じ長さに切り揃えてくださり、回し打ちという組み方で、L字、コの字……というふうに一辺ずつビスで固定していきました。ずれないようにクランプで板と板を固定し、面がぴったりになるようにハンマーで微調節をして固定しました。
真四角を確認するために、固定できたら対角線を測ります。もし対角線の長さが違った場合、長い方の箱の角をコンクリート地面に打ち付けると歪みが修正できると教えてもらって、歪みがないようにしました。作業させてもらうたびに新しいことを教えてくださる須原さんの知恵がすごいなと思います。
須原さんやさとえちゃんが待ち箱から、巣門やすのこ、蓋、内検ができる仕掛けのついた底板を作られていました。
■居心地の良い場所に
待ち箱を持ち上げないと巣の内検ができなかったのが、底板に開閉できる板が差し込まれていて板を外してスマートフォンを入れて巣の中の撮影ができるようになっていました。
西洋ミツバチが、巣の中の環境が悪くてもそこに住み続けようとするのに対して、日本ミツバチは巣の中の居心地が悪くなると気軽に移動する、良い蜜源のあるほうへ移動する習性があるそうです。だから、日本ミツバチに「ここが一番いい場所だ」と思ってもらえるようにする、「飼う」のではなく「居ていただく」という気持ちで環境を整えていくことが大切とありました。
巣箱が完成して、これから、三月初めごろに藤井さんが巣箱の内壁に塗る蜜蝋の塗り方を教えてくださるのでしっかり覚えたいです。害虫対策や設置場所など、日本ミツバチの住み心地が良くなるようにしたいです。