「桃の唄を聴くと」 なつみ

2月24日

 今日は、朝7時以降に降り始めた雪が、あれよあれよと言う間に積もっていき、朝食後には綺麗に、一面が真っ白な雪景色となっていました。
 雪が降っているときは、空から地面まで、空間が全て白くて、雪も自然もあまりない、良く言えば便利、わる良く言えば人工的な地域で育ってきたわたしには、それは異世界みたいで感動します。
 そこから、今度はお日様の光が差してきて、雪景色がキラキラと光を受けて輝いている、青空と光と、雪の景色はもっと好きです。
 でももう、寒さも雪も、終わりになってくるんだなと思うと、わたしは寒いのは嫌いだけど、少し残念に思えて来て、早く暖かくなってほしいと強く思う気持ちも、もう一日、雪の日があってもいいかなという気分になってくるなと思いました。

 今日は桃の唄をゆりかちゃんに振り入れしてもらって、その後に、リビングであゆちゃんとみんなと一緒に歌を練習しました。

 わたしたちは、最初、主人公の女の子となってステージに出てきますが、サビでは桃の樹になります。
 あゆちゃんが、主人公の女の子は、来た時のみんなでやけくそなのだと、だから、強くはっきり歌う方が、この曲に合っていることを教えてくれました。
 そうか、この女の子は自分と同じようにやけくそだったんだなと思いました。
 クサクサしてて、何も信じられなくて、でも自分の事を解ってくれる人を求めてて、桃の樹に出会って、そして変わっていったんだなと思いました。
 すごいなと思います。

 何も信じられないのに、それでもその子は、求めて諦めなくて、一年、やけくそでも好きじゃなくても頑張って桃を手入れしていたら、好きになって、求めていた人に出会えて、その気持ちがすごいなと思ったし、桃の唄を聴くと元気が出るのは、そういう気持ちを感じるからなんだなと思いました。

 夜には、あゆちゃんが、明日と明後日でテーマ2の読みまわしをチーム内でやります、という予告をしてくれました。
 正直、みんなに自分の事を解ってもらえるとは思いきれません。
 でも、たった一人、過去込みで今のわたしを解ってくれる人がいたら、と思うと、これを機に、自分の事を知ってもらえることは、とても有難いことだと思うし、わたしが持つ材料をきっかけに誰かの気づきがあったら、それは嬉しいことだと思いました。
 読みまわしには、きっとそういうプラスの一面があるのだろうと思います。
 わたしも、みんなの作文に、心を静めて、誠実に向かいたいです。

 数日前に喉風邪をこじらせて、そしたら、マラソン練習中に、喉からヒューヒュー音が出て、喘息気味の息苦しさを感じました。
 小さい時は、喘息があったなと思うのですが、しばらく収まっていたので、よっぽどわたしは今回のミーティングで何としても、やけくそだけは直さないといけないと切羽詰まっているんだなと、少しでも不安になると、こうなるんだなと思いました。

 でも、わからないことや確認したい不安は、相談して解消するしかない気がします。
 なかなか、声を掛けられないのが、わたしの問題だなと思いました。