いつからかな、そろそろかな、と緊張と楽しみに胸がそわそわしはじめました。四月二十日の加茂郷フルマラソン全国大会に向けて、ランニングの練習がスタートしました。
あゆちゃんが、夜の集合の後に、さとえちゃんとよしみちゃんと私に、集まってください、と招集をかけたのを聞いて、これはもしかして、と思いました。予感は的中、この三人で今年のマラソン練習の実行委員を担当することになりました。
早速、次の日には作業希望を入れて、練習メニューを立て、お父さんにお願いする、ランニングフォームとランニングシューズのチェックの段取りなどをしました。去年の資料をもらうと、練習の計画や筋トレのメニューなどはもちろん、毎日のタイムの記録や、石生、なのはなコースで時速八キロペースで走るには何分のときにどこを走っているのがちょうどいいか、の記録などがありました。こんなふうに奇麗に残してくれているんだ、とびっくりしたし、とてもありがたかったです。
■時速八キロ
それをそのままほとんど使えるくらい、練習の予定やメニューが確立されていました。それを元に、今年の日程に合わせて練習メニューをさとえちゃんやよしみちゃんが組んでくれて、お父さんへの確認もしてくれました。
仕事に行っているみんなも揃う土曜日に、ランニングフォームのチェックをして、その次の日から、ランニングがスタートしました。
ランニングフォームのチェックは、四つのグループに分かれてグラウンドを走り、フォームをお父さんに見てもらったのですが、今回は各グループに一人ずつペースキーパーを作って、その人についていく形で走りました。
時速八キロのペースで、みんなが無理なく走れるかも合わせてチェックしていたのですが、ほとんどの人がついていけたことに加えて、グラウンドを一周走ったら走り方も全員オッケーになるグループが多く、安心しました。
フォームを見てもらったあとは、フルマラソンの申込用紙の記入を、みんなでしました。フォームを見てもらって、明日から走るんだ、という気持ちができていくなかで書いていると、これからフルマラソンに向かっていく、という実感が湧いてきました。。
■恒例のお題回し
そして翌日、午前十時から、今年一回目のフルメニューがスタートしました。コンサート前以来していなかった筋トレはやはりきつくて、腹筋十五回の後、いちばんきつい高さで十秒キープしてから、十秒かけて床に背中をつけ終わった瞬間は、思わずうめき声をあげてしまいましたが、身体が芯からあたたまっていくのを感じました。
体操と筋トレが終わったら、いよいよランニングです。四キロの梅の木コースからのスタートです。ぽかぽかした身体でもちょっと肌寒い冬の空気のなか、走り始めました。時速八キロって、どのくらいかな、と先頭を一緒に走るよしみちゃんとストップウォッチを何度も確認しつつ、ペースを作っていきました。
ランニングで恒例の、坂道で回すお題の記念すべき一回目は、「マラソン大会に向けての意気込み」でした。みんなで意気込みを宣言しながら走っていると、みんなの、本当に走りきれるかな、とちょっと不安もあるけれど、わくわくしている気持ちを感じたし、みんなと一緒に成功体験を作りたいな、と思いました。初日は時速八キロちょっとの、ゆっくりペースで十九分四十五秒。それでも十分、六時間以内にフルマラソンを完走できるペースです。
一週間ほど梅の木コースを走って、翌週からは奈義コースに突入しました。みんな一緒に、走る気持ちよさを味わいながら、強い身体と気持ち、成功体験を作っていきたいと思います。完走を目指します!