成人式の翌日の夜、音楽室に集まり、新春紅白歌合戦をが行ないました。
私はなのはなに来て初めての紅白歌合戦で、始まる前から、とてもわくわくな気持ちでいっぱいでした。
音楽室が暗くなり、なにが始まるんだろうとドキドキして待っていると、ウィンターコンサートに登場した、ばあやと、ベネチアの御子息三人が入ってきました。
コンサートの脚本を少し変えていて、お嬢様のやよいちゃんがドレスではなく体育着を着ていたのが、とても面白く印象に残っています。最後にはお嬢様もドレスに戻り、今ここにいる仲間たちと今の自分を思い切り楽しんで、とメッセージをもらい、改めて紅白がスタートしました。
■みんなの知らない一面
最初に登場したのは、スタッフのあゆみちゃんの、岸本ファミリーでした。たけちゃんとちーちがとってもかわいく、たけちゃんと、旦那さんのひでゆきさんはひげをつけてフレディ・マーキュリーになりきっていたりして、とっても素敵でした。曲は、あゆみちゃんのラップも入って、内容も面白く、今年の目標なども言っていて、とても可愛く癒されながらも、面白い岸本家でした。
いろんなチームがあり、どのチームもとても面白く、みんなの知らない一面などを見られて嬉しく面白かったです。
笑点風の寸劇で、座布団をあげる代わりに帽子を頭に積んでいるチームもあったり、『真室川音頭』を歌うチームは帯を巻いて着物のような衣裳にしていたり、その逆で外国風にしていたチームもあったりしました。それに、どのチームも最後は抱負や、今年一年どう自分が変わりたいかを言っていて、こうして面白いだけではなく本当に変わりたいという気持ちも込みの紅白だと改めて感じ、心がとても温まりました。
そして、今回はいつもと違うバンドの人もいて、新しいバンドメンバーも演奏した紅白でした! 生演奏で聞けるのも嬉しいし、いつもと違う人が楽器を担当しており、それもまた見ていて楽しかったです。
どのチームも凄く印象的で、みんな自分を捨て殻を破り演じていて、凄く面白かったし、その人の印象が変わった瞬間がたくさんありました。
私は、今年初めて紅白歌合戦で『バッド・ロマンス』の曲で出させてもらいました!
■利己から利他へ
チームのメンバーは、ゆうなちゃん、あけみちゃん、ももかちゃん、ちさとちゃんと、私の最高なメンバーに囲まれ紅白に出ました。
実はゆうなちゃんが、来たときからあけみちゃんとももちゃんと、「紅白しよう!」と、どんなのをしたいかも考えていたみたいで、来たときからずっと楽しみにしていたそうです。そのチームに参加させてもらい、紅白に一緒に出させてもらいました。最初に、どんな劇にするかを考えたときに、ゆうなちゃんが来たときからやりたいと考えてくれていたことを土台に劇を作っていき、これまでのなのはなに来る前の私たち、利己的なギャルから、利他的ななのはなのギャルになっていくのを劇にしてみよう! となり、紅白に出ました。練習を重ねる中で、利己的な言葉と利他的な言葉を重ねて劇にすることで、よりなのはなで教わる考え方が大事ということが身に染みていきました。
紅白では最後の対戦で出させてもらい、とても緊張しましたが、毎日、たくさんたくさん練習して本番を迎え、思いっきりみんなの前でいつもと違う自分を演じ、自分を捨てるということが怖くなくなっていて、とても楽しく宝物のように幸せな時間でした。
演じているときも、家族みんながとても暖かい空気で見守ってくれて、、たくさん拍手や笑い声をもらい、凄くやりやすかったのを覚えています。
利己的なギャルから利他的なギャルにあこがれて変身するときに、曲の合間で早着替えをしました。もうとても緊張でしたが、見事無事に間に合うことができ曲に参戦できました。早着替えをして、戻るとたくさんの拍手に囲まれながら始まり、とても嬉しかったです。
■替え歌に乗せた気持ち
『バッド・ロマンス』二番から、私とゆうなちゃんが入り歌いました。二番の歌詞は私とゆうなちゃんの二人で考えた、これまで苦しかった病気のこと、ぶっ飛ばしたいことを書いて、本気でこの紅白を機に少しでも一緒にぶっとばそうと言い、替え歌にしました。
替え歌にして、皆に自分の苦しかったことを少しでも知ってもらったりすることで凄く心が楽になっていくのを感じました。
それに同じチームの皆や一緒に曲を考えてくれたゆうなちゃんが病気も症状も一緒にぶっ飛ばそうと言ってくれて、そのことが凄くすごく嬉しくて、一人じゃないんだなと勇気付けられました。紅白をしているときも、仲間のことを思い、一緒にぶっ飛ばしてくれる仲間がいることに凄く安心し、嬉しい気持ちでたくさんでした。
そして、本当に吹き飛ばすというその気持ちで歌を歌わせてもらい、終わったときすごく嬉しくて心がスッキリした気持ちであふれていました。
最後に抱負も言わせてもらい、本当にどうなりたいかがたくさん詰まった紅白でした。
紅白をする中で、練習のときなどからも一人じゃなくて一緒に吹き飛ばしてくれる仲間がいるから、私はこうして前に進もうと思えるんだ! と思い、紅白をする中でもたくさんの気づきがありました。
多分それは私だけじゃなくて、みんなそうで、こうしてなのはなの紅白は面白いだけではなくて、とても大切な何かに気付かせてもらえ、本気で変わりたい、変わろうと思い、その気持ちを持ちながらもこうして家族の中で仲間とできる紅白がとっても大好きで宝物の時間になりました。
■『傘がない』
最後は、お父さんの『傘がない』で紅白の終わりを迎えました。
凄く力強い声と歌い方、姿勢でとても心に響きました。
お父さんの最後の歌でとても心が改めて正されて、本気で変わりたいとさらに強く思わせてもらいました。お父さんの歌声が大好きで、本当の私たちの目指している場所、あるべき場所に行くような感じがしました。
そして、紅白が終わりを迎え本当に楽しくて濃い夜の時間でした。
紅白が終わった後は、凄く変わりたいと強く思い、皆のことが前よりも好きになって気持ちが幸せな気持ちでたくさんでした。
本当にどのチームも面白いけども、最後にはなりたい自分、これからの自分が伝わってきていて、こうして楽しくて面白くて、とても大切なことに気付かせてもらえる紅白が本当にほんとうに大好きです。
今年一年、みんなと一緒に変われる一年になりそうです。