「見習いたいところ 畑、桃、好きなこと」 ななほ

2月15日

・かのんちゃん

 かのんちゃんのお誕生日を家族みんなでお祝いできて、とても嬉しかったです。
 かのんちゃんはなのはなで2番目に年が小さくて、今日で15歳ということなのですが、本当に年齢は関係がないなと思うくらい、かのんちゃんを見ていると見習いたいところがたくさんあります。

 かのんちゃんがなのはなに来てくれた日、私はかのんちゃんとОMTをさせていただいたのですが、その時から、ずっとかのんちゃんは優しくて、素直で、真っすぐだという印象が変わりません。

 かのんちゃんがなのはなに来た日、お父さんとした約束を守ろうと頑張って、翌日からみんなと一緒に朝に早起きをして畑に出たり、みんなと同じ生活、同じ流れに乗って頑張る姿を見てきて、本当にかのんちゃんの真面目さや一生懸命さに何度も、涙が出そうになりました。

 その時はまだ、気持ちは苦しかったり、治りたい気持ちよりも苦しさや寂しさでいっぱいだったと思うのですが、それでもかのんちゃんは、いつもよくあろうと向かっていて、お父さんとお母さん、私たちのことを信じて向かっていて、そんなかのんちゃんだから、今があるんだなと感じます。

 かのんちゃんとウィンターコンサートに向かう中で、かのんちゃんが日に日に、なのはなの生活に溶け込んで、目に見えて成長する姿に私も希望をもらいました。

 畑でも、かのんちゃんが最初は「お父さんとの約束」として形から入ったけれど、いつの間にか、かのんちゃん自身が畑を楽しんで向かっていて、動くこと、汗をかくこと、筋肉を使うことを楽しんでいて、そんなかのんちゃんの純粋さに私もたくさんの幸せをもらいました。

 今では、なのはなでイベントがあると真っ先に、かのんちゃんが喜んで、楽しんで向かっていて、かのんちゃんの15歳らしい若々しさ、遊び心、エネルギッシュな好奇心に元気をもらいます。

 まだ、大変なこともたくさんあると思うのですが、それを外には見せずに、だからと言って自分1人で抱え込まずに、上手に誰かに助けてもらいながらよくあろうとし続けるかのんちゃんの姿が綺麗だなと思うし、かのんちゃんの優しさや温かい気持ちに、たくさん癒されています。

 本当にかのんちゃんがいてくれること、かのんちゃんと今過ごせることが幸せだし、私もそうだったように、かのんちゃんもずっと1人で苦しんで、頑張ってきたと思うけれど、今なのはなでたくさんの「仲間」に出会えたんだなと思うと私も心からよかったと思います。

 これからもかのんちゃんともっともっと、やりたいこと、遊びたいことがあるし、かのんちゃんに見てほしい景色、感じてほしい気持ち、一緒に共有したいことがたくさんあります。

 かのんちゃんのためを思うと、私も力が出るし、かのんちゃんがもっとなのはなでの生活を楽しんで、安心して過ごせるような環境を私も作る1人でありたいし、かのんちゃんたちと周りの人も巻き込みながら、もっともっと子どもの頃にできなかった沢山の遊びを知って、なのはな全体もより明るく盛り上げていけるようにしたいなと思います。
 

・畑、桃、好きなこと

 土曜日で朝から、色々な人と、色々な場所で動けるという日常が、ただただ幸せだなと感じます。
 なのはなでは、幅広い年齢の人、幅広い役割を持っている人がいて、活動の幅も広いので普段の生活が全部、イベントのようです。

 今日は、朝食前にちさとちゃんたちとサツマイモの選別をしたのですが、ちさとちゃんが夏までサツマイモをもたせたいことも話してくれて、改めて、ちさとちゃんたちが蓄積してきてくれた、サツマイモやサトイモの貯蔵術、温度管理がすごいなと思いました。

 ちさとちゃんは野菜の嫁入りをはじめ、桃や味噌づくり、内々のイベント一つをとっても色々なことをデータで残していて、それにこれまでも助けられてきたし、私もバナナや晩白柚、保育のことなどもちゃんと記録に残し、もっとよくできるようにと積み上げていきたいと思いました。

 また、朝食後に、手の空いているお仕事組さんたちとランニング前のランニングという感じで、野菜の収穫に行った時間もすごく楽しかったです。
 すぐにランニングに行くからと思い、勢いよく薄着で行ったら、思いのほか寒くて、手がガチガチだったのですが、収穫をしていたらすごく身体がポカポカしてきました。
 30分という短い時間ではあったのですが、大根10本、白菜10玉をなるちゃんが、それ以外の人で小松菜を15カゴ収穫することができて、すごく気持ちよかったです。

 今日は朝からとてもよく晴れていて、1日を通して桃の摘蕾を進めました。
 私は桃の作業は全般好きで、特に剪定の作業が好きなのですが、摘蕾をしていると、「あぁ、私、摘蕾が1番好き」と言ってしまいます。そのくらい、摘蕾が楽しくて夢中になれるし、最後、古吉野に帰るのがあまりにも寂しいくらいに、桃畑が名残惜しくなりました。

 まだ1巡目ですが、これから桃のつぼみが膨らんで、実を厳選していくのが楽しみです。また、今年は白鳳の蕾がすごくふっくらとしているように感じて、実ができるのが楽しみになりました。

 最近私は、12段や8段の脚立を使うことが多いのですが、脚立に乗っていると光に当たって輝く桃畑がより、綺麗に見えて幸せな気持ちになります。
 摘蕾は今日で、開墾17アールを9割強進めることができました。まだまだ、畑があるので私も休みの日に精力的に桃や畑作業も進めていきたいなと思います。

 明日は朝から晩白柚ピールも作る予定で、なのはなで収穫した晩白柚も食べられるのが楽しみです。