「心持ちが作業に」 みつき

2月14日

 今日は最高気温が高く、快晴でした。
 野菜もきっとこの1日でぐーんと伸びるんじゃないかと感じるとともに、わたしも、太陽の光を浴びるだけでこんなにも元気が出るのか、と感じました。
 1日、みんなと開墾26アールで桃の摘蕾を進めることができて嬉しかったです。
 この天気のおかげで、手も動かしやすく、慣れてくると片手で撫でるようにして蕾を取ることができるようになりました。白鳳の木は蕾の数が多くて、そのひとつひとつが大きくなり始めていて、落としごたえがあって、気持ちが良かったです。

 ちゃんと漏れなくやる、ということが本当に大事で、気を付けなくてはいけないな、と感じました。わたしは、ぱっと目に入る枝に気が行ってしまって、順序を考えずに手を付けてしまうことがありました。そうすると、どこがやってあるのかやっていないのか分かりにくくなって、結果、自分も混乱したりすることになります。

 ある枝を担当するとなったら、その枝の先から根元へと向かって、一筆書きをするように目で追っていって、蕾を落としていく。以前りなちゃんが教えてくれた方法ですが、そうしないと絶対に漏れが出てしまうと感じました。

 一緒にやっていたあけみちゃんが、その木を確認して、やり残しがないか見てくれていました。やり残しや甘いところがないように、自分が担当した枝に責任を持ちたいです。あけみちゃんたちのように、丁寧に、真面目にやりたいです。自分の手によって桃の木のこれからを決めている、その意識をいつも持っていたいです。

 自分の心持ちが作業に表れることを改めて自覚させてもらって、有難かったです。こういう甘さや曖昧さがある自分がとても恥ずかしいけれど、これが今の現状だと分かったので、ちゃんと修正していきます。

 野菜切りの時間が楽しいです。
 さやねちゃんやなおちゃんが優しく教えてくれたり、リーダーのさやねちゃんが、「何時までやろうと思います」と細やかに声掛けしてくれたり、短い30分でも、とても充実感があります。

 新しく野菜切りに入ってくれたあやちゃんが居てくれて、あやちゃんと一緒にまた新鮮な気持ちで野菜切りをしています。こういうときはどうする、この道具はどこに戻す、とか、それを改めて考えたり、口に出して話すことで、自分がどれだけ理解できているのかが再確認できます。ちゃんと伝えられないところは自分もちゃんと分かっていなかったところで、自分もほかの人に教えてもらうことができます。

 あやちゃんが、「ほうれん草のカットが楽しい! 大根の乱切りは少し苦手かな」と話してくれました。そういえば、わたしは何のカットが好きで、何が苦手なのだろうか、と思ったり、わたしも楽しい気持ちにさせてもらえます。「切った野菜が実際に食卓に出ていると、どきどきするけれど嬉しいよね」とも話しました。こんなに大家族で、こんなにたくさんの種類の野菜を、たくさんの量扱うなんてことは本当に珍しくて、この楽しさや面白さを感じられるのは恵まれていることです。
 当番のこの時間を楽しみながら、質高く濃い時間にしていきたいです。