「きちんと生きようと思える」 のりこ

2月12日

 なおちゃんの誕生日でした。お昼にはコメントが言えると思っていたのに、お仕事でいなくて夕食で言おうと思っていたのに、夕食にもいなくて残念でした。なおちゃんには一杯言いたいことがあるような気がするのですが、いざ言葉にしようとするとなかなかうまくまとまりません。なおちゃんは面白いし優しいし強いし、頭は賢いし、演技は上手いし、ダンスもできるし私が持っていないものをたくさん持っています。凄いなぁと思っていましたが、それは全てなおちゃんが努力して勝ち取ったものであって(言い方がおかしいかもしれませんが)羨んでいるだけではただの怠け者で、そんな自分がとても情けないです。逃げてばかりの今までの自分の人生が恥ずかしくなります。なおちゃんの人生を思うと(想像でしかありませんが)やっぱり涙が出てくるし、なおちゃんのような人がいるから自分もきちんと生きようと思えるのだなぁと思います。今日、なおちゃんの誕生日で、改めて正しく生きていこうという気持になりました。

 今日、朝みんなが歯磨きをしている時、何故か急になのはなの一人ひとりがとても愛おしく感じました。小さいころから、「誰でも必ずいい所が一つはあるんだよ」、などと言われてきましたが、それが本当にはそう思えなくて、嫌な奴はやっぱり嫌だ、という気持がありました。でもなのはなの一人ひとりは、本当にそれぞれいい所があるなぁ、誰一人欠かせないなぁ、みんながそれぞれ一生懸命生きているんだよなぁという風な気持ちになって、みんなが歯磨きをしている様子を見ながら、涙が出てきました。ここにいられて幸せだなぁと朝から幸せな気持ちになりました。

 今日は第2弾の味噌玉づくりがありました。今回の麹はお父さんが仰っていたように、見た目も綺麗で香りも良くて、凄くいい麹ができたことが分かって嬉しかったです。ゆうなちゃんが「麹に毛が生えている」と言っていましたが、本当に毛が生えているように見えて、ゆうなちゃんが感激していた気持ちが分かりました。今日の味噌玉づくりもあっという間に時間が過ぎて楽しかったです。3年後もここにいて、今日作った味噌を食べてみたいなぁとも思いました。たけちゃんとちいちも来てくれて、一緒に味噌玉を丸めたり、写真を撮ったりした時間が楽しくて嬉しかったです。

 午後、三味線の練習ではまりのちゃんが購入してくれた撥皮を張り替えることができて嬉しかったです。撥皮も猫の皮でできているということを聞いて、薄い紙みたいなものだけどとても貴重なものなのだなと思うと、交換するにも少し緊張しました。無事にきれいに張り替えることができてホッとしました。大事に使っていきたいと思います。