2月10日
●ネット作りの流れの中で
最近、桃のネット作りの作業にたずさわっています。
作業の始まりには、「この時間で180メートル縫うのが目標です」
作業の終わりには、「最後にノートに記録して終わります」という、さくらちゃんの声掛けがあります。
さくらちゃんを始め、ずっとネット作りをしてくれている、ゆきなちゃんやつばめちゃんたちが考えてきてくれたシステムの中で動くことが、自分の中にも習慣のように入ってきていて、とても嬉しくなります。
わたしは、ゆきなちゃんと一緒にネットの裾を揃えてさくらちゃんへと送っていくのですが、それが上手くいっているか、上手くいっていないのか、はっきり分かるようになると、とても面白いです。
2枚のネットの裾が綺麗に揃っていることと、さらしも捻じれがなく揃っていること、そしてネットが重たくなっていないこと……それらを守って、上手くいったときは、さくらちゃんが操作してくれるミシンが、今までに聞いたことのないような力強い音を立てて、ネットを食べるようにどんどん吸い込んでいきます。そして、用意していたさらしもあっという間に次のさらしへとつながっていきます。上手くいっていないと、さくらちゃんの手(足)を止めてしまい、ミシンも本領発揮できなくなります。
何より、その都度、「今、すごく順調です!」「ものすごく早く縫えています!」とさくらちゃんが伝えてくれることが、何よりも嬉しくて、やる気が湧いてきます。
最後に、みんなで作ったネットにダイブをして、ネットの上で身体を大の字にしてみました。何重にもなったネットは、ふわっとしていて、身体を包み込んでくれました。この上で眠れそうだな、みんなで眠ってみたい、と感じました。
自分としては、こんなにも長い距離をミシンで縫い進めている感覚はなくて、あっという間のことに感じてしまいます。けれど、体育館に広げたネットの大きさ、そして括ったネットのかたまりの大きさを見ていると、ハッとさせられます。とてもやりがいを感じさせてもらえます。
この大きなネットに向かうことで、自分も広く大きくなれるようだと感じました。
今日の午後に手を付け始めたネットが、今回作る最後の桃のネットです。これが今までで1番大きいサイズで、ラスボスだ、とさくらちゃんが教えてくれました。
とても楽しみです。一緒にこの作業をできる時間を味わって、最後まで自分の役割を果たしたいです。
●夜の集合
最近、ますます夜の集合の時間が好きになりました。
頭に疑問が浮かんだとき、迷いがあったとき、質問ボックスに入れるようにしてから、自分の中で気持ちがぶれすぎたり、落ちすぎることがなくなったと思います。
本当に恥ずかしいけれど、「質問するのが怖い、恥ずかしい」という気持ちが今まであったのですが、お父さんが教えてくださったように、怖いと思うこと、逃げたくなることを、思いきってやってみたら、実際には、全然怖いことなんてなかったです。
お父さんお母さんが答えをくださること、みんなが聞いてくれること、自分の中で安心感が増えていくのと、明確になっていくのが、本当に嬉しくて気持ちがいいです。
自分が質問を入れることで、他の子の質問で「自分もそれを知りたかった!」と感じたり、自分も助けてもらっているのも、ますます強く感じるようになりました。みんなで解決していける、みんなで進んでいく集合の時間を、大切にしていきたいです。
今日の質問で、自分の顔のことについて教えていただきました。
わたしは、まだ自分の顔に対する嫌悪感が残っていることがはっきりしました。生活の中でも、気持ちが揺らいでいるとき、そこまで調子が良くないときには、写真写りや鏡が気になってしまったり、自分の顔のことを考えてしまいます。
それは自分の顔に対する評価ができていないからで、今日から、周りのみんなの顔を見て、評価していくようにします。人の顔を見て、極端に自分の顔を嫌悪、否定しないように、普通だと思えるようになっていきます。わたしは評価することが怖い、みんな自分より上だ、と思ってしまいます。
ちゃんと評価するようにします。また気持ちの変化があったら日記に書こうと思います。
読んでくださり、ありがとうございました。おやすみなさい。