2月11日(火)「新バンドと三味線部、合わせの午後 & 梅の剪定はじまる」

2月11日のなのはな

 新バンド結成から1週間、初めての合わせがありました! 初めての合わせへの緊張と、お父さんに見てもらうことへの緊張とで、心の中が緊張一色でした。

 最初に三味線を聞いていただきました。私はギター練習に重きを置いていたため、練習量が少なく、大丈夫だろうかという不安がありましたが、まりのちゃんの掛け声を始めにみんなと音を揃えて弾いていると楽しさの方が上回ってきて、とても楽しんで演奏することができました。三味線の音を聞くと気持ちがしゃんとして、正されていきます。

 曲が終わる度にお父さんが拍手してくださって嬉しかったです。もちろん、まだ改善点はたくさんで、より良くしていけるところばかりだと思うのですが、「みんな弾けているね、すごいじゃない!」と笑顔で言ってくださったことが嬉しくて、もっと上達しようと一層思いが強くなりました。

 

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 日々の練習で三味線の音はその人自身を表すと感じています。すにたちゃんは元気ではっきりしている大きな音、のりこちゃんは真っすぐで芯のある綺麗な音だなと感じた時、その人の人柄が映し出されているように思いました。私も自分の生き方や、目指すべきところが見えるような音を表現できるように技術だけでなく、心も磨いていきたいです。

 その後はバンドの合わせを見ていただきました。始めに、なのはなファミリーのオリジナル曲を演奏する、なのポップの合わせです。
 1曲目は、『空へ』という曲でした。私は初めてこの曲を聞いたのですが、自分のことを歌われているようで涙が出てきました。かにちゃんの繊細だけれども、強い意志がある歌声に希望を感じて、とても胸に響きました。
 『希望』も『桃の唄』もどのオリジナル曲もとても好きなので、新バンドで演奏されることが凄く嬉しいなと思います。

 

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 合わせの中で、曲の雰囲気に合ったキーボードの音を選んでいるのが印象的でした。キーボードの音が変わるだけで、曲全体の雰囲気が一気にはっきりしたものから、ころんとした柔らかい丸みのあるものに変わっていました。また、同じ柔らかいと感じる音でも、少しの違いだけで全く違うものになることがとても面白かったです。バンド全体の音を聞いて、音作りをするお父さんが本当にかっこいいと思いました。

 次に私もバンドに入らせてもらっている、なのフラの合わせがありました。合わせも、誰かに聞いてもらうのも初めてで本当に緊張しました。
 1曲目は『Tue’Popo』を合わせました。エレキギターが本当に難しくて、まだ速弾きができていなかったり、綺麗な音を出すことができていなかったりと、課題ばかりなのですが、初めて合わせができたことが嬉しかったです。楽譜を追うことに必死で、演奏そのものを楽しむまでに到っていないので楽しむ余裕ができるように、これからも練習をがんばりたいです。

 

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 次に『Waka Waka』を合わせ、ボーカルはゆいちゃんが担当してくれました。ゆいちゃんの歌う『Waka Waka』がとてもポップで、心を曲の色に染めて歌っているように感じました。凄く楽しそうで、聞いている側まで凄く楽しくなりました。

 最後の合わせは「なのジャズ」です。なのはなバンドでジャズがあるなんて! とジャズ好きの私は演奏前からわくわくでいっぱいでした。

 合わせが始まるとどの曲もすでに曲になっていて、本当に結成して1週間なの!? と驚きました。1週間で曲を素敵な形で合わせられるところまでいけるみんなが本当に凄くて、尊敬します。

 ゆいちゃんの歌う姿がやっぱりかっこよくて、心の底から音楽が好きで楽しんでいるのが伝わってきて、素敵すぎて、ファンになってしまいそうなほどでした。よくお父さんが摂食障害から回復するには、自分自身がファンを作る人になる必要があるとお話してくれるのですが、そのファンを作るという姿を間近で見せてもらえて、言葉の意味をひしひしと感じました。
 ゆいちゃんの姿から自分自身が音楽を楽しんでいると聞いている人も楽しくなり、惹きこまれるのだと知って、私も音楽を楽しみ、ファンを作るくらいの演奏ができるようになっていきたいです。

 

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 ジャズでは管楽器のパートも多く、さとみちゃんが本当に魅力的な音色を奏でてくれていました。私は、なのはなのビッグバンドではサックスをしていて、さとみちゃんがとても憧れの存在なのですが、ギターではまえちゃん、三味線ではまりのちゃんとどの楽器でも憧れの人がいて、こんなにもたくさん憧れの人がいることが幸せで幸せでたまりませんでした。 

 結成から1週間とは思えないほどの合わせが本当に凄かったです。町民音楽祭に向けてもっと練習していくのだと思うと、これからどのように進化していくのだろうと本当に楽しみな気持ちでいっぱいになります。練習を重ね、伝えられる音楽ができるようにステップアップしていきたいです。

(あや)

 

 三味線部のメンバーで、町民音楽祭で演奏する民謡を3曲、お父さんに聞いてもらいました。
 音楽祭では、岡山県の民謡である『下津井節』、ウィンターコンサートでも演奏した山形県の民謡『真室川音頭』、鳥取県の民謡である『貝殻節』を演奏します。
 形になっていて、だいぶん音も揃ってきている、これからは音の強弱をつけて三味線らしい音の響きを綺麗に出そう、とお父さんからアドバイスをもらいました。

 確かに、自分達は音量も大きく、だいぶん揃っている、けれど表情をつけて綺麗な曲にしようと思えば、もっと違うはずです。そのことに気づいて、そのあとはメンバーで原曲や歌を聞きながら音の強弱、どういう雰囲気で弾くか、考えていきました。

 

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 三味線では、唄のメロディラインと重なるところが大部分ですか、伴奏になるところもあります。その違いを考えたり、唄が盛り上がる場所はどこになるのか、唄の始まりの前奏は三味線が主体になること、逆に歌が始まってすぐは抑えること、など細かく考えてみました。演奏でまず弾けるようになることを目指していたのですが、ここからは、表情のある綺麗な曲に仕上げていくことを大事にしたいです。三味線を弾きながらも、頭の中で唄を重ねられるようにしていきたいと思います。

 三味線そのものが、音がよく響くのですが、人数が増えるほど、そのぶん迫力もあります。だからこそ、全員で綺麗な音を揃って出すことが大事で、メンバーでどんな音を出すのか、共通認識していきたいです。

 後半では、ゆいちゃんが唄を合わせてくれて、やはり唄が入ると曲に風情や趣が出て、とても素敵な曲になっていくのを思いました。次回の合わせでは、民謡の良さや、三味線の良さが出せる演奏になるように、練習していきたいです。

(まりの)

 

***

 

 前日までの大寒波を乗り切り、これから最高気温が上がっていくそうで、日中は太陽の暖かさを感じてホッとしました。

 寒さの緩むタイミングをはかって、この日から梅の剪定を始めました。

 最初に、さくらちゃんが梅の剪定のことを事前に調べてくれていた内容を伝えてくれました。梅は、毎年新しい枝がグングン伸びていくそうで、お父さんにも確認させていただき、強剪定でしっかりと切ろうという方針です。

 梅林に行くと、ズラッと梅の木が並んでいます。最近は梅の木を近くであまり見る機会がなかったのですが、剪定をしようと近くへ行くと、梅の枝に蕾がたくさんついていました。中には大分膨らんできている蕾もあって春が近づいているのを感じて嬉しかったです。

 

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〈膨らんできた白梅の蕾〉

 

 さくらちゃんと私で1人1本の木に取り付いて剪定を始めました。梅林の梅の木は、全体的に枝が伸びていて、(これは思い切り剪定しないと!!)と木の前にしてやる気がムクムクと出てきました。
 基本は桃の剪定と同じように、真っ直ぐ上に伸びていたり木の中央に向かって伸びている徒長枝などは切り、とにかく日当たりが良くなるように枝と枝が重なっているところを剪定してスッキリさせる方針で進めていたのですが、私は、太い枝などを枝元からバッサリ切ってしまうと木自体のダメージが大きいのではないかと怖くなってしまい、細かく切ったり、う~んと悩む時間が多く、難しかったです。

 気がついたら1本の木にすごく時間を使ってしまっていました。(時間がかかってしまうなあ……)と思っていたそのとき、お父さんが梅の剪定を見に来てくれました。
「ノコギリで切るような太い枝だけをまずどんどん切って行こう」
 とお父さんが教えてくれて、「ここと、ここの枝を切ろう」「次はこの枝ね」と、さくらちゃんと私が剪定していた木を見てすぐに判断するお父さんが、とてもかっこよかったです。
 お父さんが来てくださってから、一気に剪定の進むスピードも上がって、今日は4本の梅の木の太い枝を切るところまで進めることができました。このやり方でこれからの剪定も進めていくのが楽しみです。

(よしみ)

 

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〈第2弾の米糀が、出糀(完成)を迎えました。これまで作った糀のなかでも特に良い出来だ、と担当の子たちが話してくれています!〉
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〈真っ白に菌が繁殖した米糀。香りよく、味も甘く、良い状態です〉

 

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〈今週も藤井先生が、アコースティックギターを教えに来てくださいました!〉