「糀づくり」 あや

2月8日

 朝起きると雪が積もっていました。中庭の景色が雪に覆われていて、本当に綺麗でした。私は冬が寒いので嫌なのですが、朝起きて寒くて嫌だと思わず、ただ単純に雪景色が綺麗だなと思った自分に驚きました。窓から見える雪が降っている景色がスノードームを見ているようで本当に綺麗だなと思います。だんだん冬の寒さも楽しめるようになってきたのかなと思いました。
 凍結防止のため水道の元栓が閉まり、一時水が使えなくなるのは正直不便で潔癖のことなどもあり、不安だなと思ってしまうのですが、将来何かあった時の練習と思うなどして、この状況も楽しめるようになっていきたいです。

 先日からサーキットトレーニングが始まりました。朝起きると雪が降っていて、かなり寒く、何枚重ね着をしても身体が芯まで冷え切っていて全然暖かくならないという状態だったのに、サーキットをして動いていると、ヒーターの近くにいても温まらなかった一番冷たい足先までぽっかぽかになりました。

 初めてのサーキットはきつかったですが、凄く楽しかったです。去年、サーキットをした時は来たばかりで、全然することができず、休みながらだったのですが、今回は最後までサーキットをやりきることができました。来たばかりの時と比べて、体力や筋力がついてきたように思います。
 同じチームだったなおちゃんと、きついと笑いあいながらボールを足に挟んでジャンプしたり、踏み台昇降をしたりした時間がとても楽しかったです。
 今日は腹筋、背筋のコースをずっと回っていたのですが、15分間腹筋、背筋をしていたら凄くばきばきになって筋力がつきそうだなと思い、がんばりたいです。

 最近、町民音楽祭の練習の時間をいただけることが本当にありがたくて嬉しいです。
 初めてのエレキギターが本当に難しくて、まえちゃんの凄さを改めて感じています。私は1曲の1ページ分だけでも全然弾けていないのですが、まえちゃんはこんなにも難しい曲を他にも何曲も弾いているのだと思うと、本当にかっこいいです。

 昨夜まえちゃんにトゥエポポの弾き方を教えていただいた時に、まえちゃんが弾いてくれたのですが、まえちゃんの音は凄くクリーンで、とても綺麗で、私が出す音と全然違いました。コードの音が全部出ていて、かつとても丁寧で綺麗で、まえちゃんの奏でるギターが本当に好きだなと思います。凄く近くに先生となる人がいてくれて、たくさんのことを教えていただける環境が本当にありがたくて嬉しいです。

 指を変えるのが間に合わなくて、ひたすらコードチェンジの練習をしています。リズムキープもしながら、綺麗な音を求めて練習する時間が難しさはありますが、本当に楽しいです。隙間時間を使って、確実に弾けるところを増やしていきたいなと思います。1、2小節をひたすら繰り返しているので、まだ1ページも弾くことができておらず、かなり長い道のりなのですが、根気強く、1か月後には絶対に弾けるようになっている、そこまで絶対にもっていくと自分を信じながら練習を積み重ねていきたいです。
 

 ここから提出できていなかった糀作りの感想なのですが、かなり時間が経っているため、読まないでも大丈夫です。記録用に提出させていただけたら嬉しいです。

 見回りの時にひろこちゃんとふみちゃんがつきっきりで何回も糀の入れ替えをしてくれていました。見回りの紙を見ると、色鉛筆で用紙が凄くカラフルになっていました。カラフルになっていたということは、それだけたくさんの回数入れ替えをしてくれていたということで、とても大変だったと思います。私たちが作業に行っている間に糀が熱くなりすぎないようしてくれていたのが本当にありがたかったです。

 今回はいつもより糀菌の量が多かったため発酵が早く、発熱が凄くされており、42度の高温に上がっていたこともありました。ひろこちゃん達が入れ替えをしてくれていた時は、入れ替えてもすぐ40度近くに上がってしまって、つきっきりで入れ替えを行う必要があったと聞いて、温度管理が本当に難しいのだと改めて分かりました。その難しい温度管理を適温に持っていくように、頭をフル回転して入れ替えを判断していくひろこちゃん達が本当にかっこいいなと思いました。 

 二番手入れの前に、初めて入れ替えの場面に立ち会いました。なるちゃんとちさとちゃんが次々に箱を取り出してくれたのですが、本当に素早くてパフォーマンスを見ているようでした。ちさとちゃんとの夜中の見回りの時に、私も入れ替えをする時があったのですが、その時の温度だけでなく、これからもし品温が上がっていった場合どのくらいまでになるかなど、先も予想した上で入れ替えをするかどうか決めなければいけないのが本当に難しかったです。糀室の温度や湿度が下がってしまわないように素早くするのもポイントで、とても緊張しました。

 糀室にかぶせている布を開けると、引き込みの時から緑色だったお米の方の色が変わっており、なぜ色が少し茶色がかった緑になっているのかなどをちさとちゃん達が調べてくれました。なるちゃんが通常の白の時より香りが薄いことや、お米を持った時に白のほうよりも軽く感じることを教えてくれて、いろんな判断材料を持っているなるちゃんがとてもかっこよかったです。

 考察は、今回糀の量が多かったため糀の数が多く、糀がお米を食べすぎてしまったことや、種付けの時の糀の量が違ったため、白色のものと緑色のものができたこと、などいくつかあがりました。

 調べていくと、温度でいつ出糀をするかを判断することもあることや、同じ糀のグラム数でも、その糀菌の強さが違って、作用にも違いがあることなど新しい知識を得ることができました。
 イレギュラーな回でしたが、その分、糀についての知識が深まって、理解を進めることができた特別な機会だったなと思います。

 2日間、タイマーをつけ、夜中の2時と5時に起きて見回りをするのは、正直起きるのに必死で大変だったのですが、凄く楽しかったです。だんだん慣れていって、水を替えたり、記録するのもスムーズにできるようになっていったりしたのを感じて嬉しかったなと思います。誰か一人でも、めんどくさいから、寝ていたいからと投げ出していたら、絶対に糀はできないので、みんなで同じ気持ちで糀を作れたことが凄く嬉しかったなと思いました。

 仕舞仕事をする時、糀を触るのが最後なんだと思うと寂しかったです。糀が暖かくて、触ると手がすべすべになって本当に気持ちよくて、手入れするのがとても好きでした。最後の手入れを満喫して、仕舞仕事を終えることができました。

 1番手入れなどと違い、仕舞仕事は「花道」というくぼみをつけました。「花道」という名前もとても素敵で、花道が出糀になる前の滑走路のようだなと思いました。

 今回は糀の量が多かったため、一部の糀は午前中に出糀という形になりましたが、糀の様子を見て、臨機応変に出糀をする判断をしていたちさとちゃん達が本当にかっこよかったです。菌さんと菌゛さんをそれぞれ、いい形で出糀できてよかったなと思います。