2月3日(月)「鬼と福の神出張 古吉野保育園へ! & 『ワカワカ』フラダンス練習 & 桃の摘蕾」

2月3日のなのはな

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 古吉野なのはなから徒歩数分の場所にある、古吉野保育園で、節分イベントが催されました。

 私はこのイベントで、生まれて初めて赤鬼役をしました。
 仲間の青鬼、緑鬼、そして福の神と一緒に、古吉野保育園に行ってきたのです。

 午前10時。鬼の衣装と仮面を身に付け、丈160センチある竹を持ち、古吉野保育園前の道路に待機しました。

 この棍棒は、数日前、須原さんが「棍棒を取りに行こう」と声を掛けてくださり、近くの竹林へ、ノコギリを持って取りに行ったものです。
 緑色で艶があり、私の身長と同じ長さの竹を持つと、(よし! 頑張るぞ)と気合が入りました。

 緑鬼に扮するのは、あけみちゃん。青鬼役はさやねちゃんです。
 3人で、緊張した面持ちでスタンバイしていました。
 10時10分頃、古吉野保育園の様子を見に行かれた須原さんが戻って来られ、「よし、こども達が待っとるぞ。行ってこい!」とGOサインを出してくださいました。

 

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 鬼たちが古吉野保育園まで歩き始めた時、外は曇り空で、少し霧がかっていました。
 この外の景色が、鬼が登場する、怖々しい、怪しい雰囲気に合っている気がしました。

 私は棍棒を両手で上に掲げ、「悪い子はいねえか~!」と、低い、自分の最大限の声量で歩いていきました。青鬼のさやねちゃんは、銅鑼を「カンカンカンカン!」と鋭く、力強く叩いています。緑鬼のあけみちゃんは、棍棒を肩にかつぎ、大股で古吉野保育園まで進んでいきました。

 古吉野保育園の、入口と反対方向の裏窓から、先生とこども達が「鬼が来たよ~! 豆を投げて退治しないと!」と言い、豆を投げる姿が見えました。
 私は、(さあ、思い切り赤鬼になり切って、こども達を驚かせるぞ)と、やる気が倍増しました。

「悪い子はいねえか~!」と、古吉野保育園の入口を入り、こども達が待っているホールまで向かう時、こども達の悲鳴が聞こえてきました。

 実は1月31日の金曜日に、私達は、須原さん監修のもと「鬼のリハーサル」を行いました。
 その時、須原さんが、「棍棒は、両手で持って頭の上に高く、掲げる。銅鑼は思い切り鳴らすんだ」「鬼達は、8の字を描くように歩いて、徐々にこども達を、ホールの奥・鬼が島まで追い立てる」と、教えてくださいました。

 

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 ホールでは、こども達が、豆を持って待っていました。

 リハーサル通り、私達鬼の3人は、ホールを8の字に歩き、こども達を追いかけます。
 こども達の表情や反応は、十人十色でした。
 泣きながら鬼が島に逃げたり、「出て行け~!」と言いながら、笑顔で豆を思い切り投げて来る子もいました。
 鬼の姿に気付かず、立ち止まっていた子がいたので、私は「ウオォ~」と低く唸って顔を近づけると、鬼の私に気付き、驚いて、逃げていきました。

 私は、怖がったり、逃げて行くこども達を前に(皆を驚かせたい。もっと楽しませたい)という気持ちがどんどん増しました。笑顔の子がいると(どうしたら、怖がってくれるかな?)と思ったり、その子に接近して唸り声を出しました。

 鬼がホールに侵入し、こども達を追いかけ回した時間は、ほんの数分間だったのですが、鬼になりきり、鬼役の私を見て、反応してくれるこども達と触れ合えた時間が、遣り甲斐があって、楽しかったです。

 

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「鬼さんに豆を投げるよ! 鬼は~外!」
 と、鬼が島に隠れる先生方とこども達から、豆を投げられ、赤・青・緑鬼は、よろけながら退散しました。

 鬼たちが退散した後、黄色や、オレンジ、白色の混じった和服姿で福の神に扮する、まなかちゃんが保育園にやってきます。
 福の神は「みんな、よく鬼達を退治しましたね」と言い、こども達にお菓子を配ってくれました。

 

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 こども達の声が静まった頃、鬼たちは、なのはなファミリーのお家に歩いて戻っていきました。
 古吉野保育園を出て、坂道を歩いていた時、保育園の裏窓から、こども達が出てきて「赤鬼さん、またね~!」と手を振ってくれました。

 私は、(こども達がもう泣き止んで、鬼の私に手を振ってくれている!)と、驚きと嬉しい気持ちが湧きました。
 私は棍棒を両手で持ち、頭の上に掲げ、思い切り左右に棍棒を振って、挨拶を返しました。

 私達鬼が、走り回って、怖がらせてしまったけれど、こども達が手を振ってくれて嬉しかったです。

(さとえ)

 

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 ゆりかちゃんに教えてもらい、しょうおう町民音楽祭で踊る『WAKA WAKA』というフラダンスの振り入れをしました。
 この『WAKA WAKA』というフラダンスは“明るく輝く”という意味で、この曲は、南アフリカのワールドカップにある曲で、私自身も、はじめて聞いただけでも、すごく耳に残ってついつい口ずさんでしまう、そんな、聞くと気持ちが元気になる曲です。

 歌詞の内容には、“あなたは素晴らしい戦士”、”さあ、立ち上がるんだ“、”もう一度戦おう“、“今日はあなたの日”という意味がこめられてる曲です。

 そして今回は、9人のメンバーと、あけみちゃんとふみちゃんが戦士として踊ってくれ、曲の途中には戦士の2人のソロがありました。前から見させてもらった時に、目がその2人から離せないくらい戦士そのもので、かっこいい姿がありました。

 

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 振り入れをする前に、ゆりかちゃんから、基本的な基礎の腰の動きをいくつか、教えてもらいました。
 フラダンスの基本“カホロ”から改めて練習しました。しやすい間違いは、頭の高さが上下にゆれてしまうことですが、ここが大切なポイントで、頭の高さを変えないこと。実際にやってみると、少し頭がペコペコ動いてしまったり、思ったよりも腰を大きく動かそうと思うと、きつかったり。今までの日常では、使わない腰や、筋肉をたくさん使ってみると、最初は慣れなかったり、動きがかたかったのですが、やっていくうちに、少しずつですがコツがつかめてきて、すると腰を動かすのが楽しくなってきました。

 曲にのせてフラダンスの腰の動きをしていると、なんだかどんどん心がいやされていくのを感じて、フラダンスには、見ている人もやっている人も、両方の心が広く優しく包まれていく、そんな魅力があるなと感じて、(やっぱりフラダンスは好きだな)と思った瞬間でした。

 基礎練習の最後には『WAKA WAKA』の振りで出てくる“ファーラップ”という、腰を高速で回す動きをしました。
 最初にゆりかちゃんがお手本を見せてくれました。ゆりかちゃんの腰の動きを見て、イメージを膨らませてコツをつかもうとしたのですが、その回転の速さといい、確かに確実に腰を左右に揺らしているだけではなく、縦も、横も、通って回しているのが見えて、それをこんなにも間近で見たのが初めてだったので、そのすごさに、自分の顔がぽかーんとしてしまいました。

 ですが、そんないろんな腰の動きをやってみせてもらい、なめらかな綺麗さは、やっぱり本当に魅力だなと思って、すごく興味がわいてきたし、見せてもらえたことが、とてもうれしかったです。

 そして、基礎練習の後は、いよいよ振り入れです。
 最初の決めのポーズと言い、今までとは少し違った最初に話した“戦士”のようなかっこよさが入っていて、今までにない動きがたくさんあって、そのポーズ、ポーズを決めていくのがとてもやっていて、気持ちがよかったです。

 

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 そして、サビには“ナマステ”のように手を合わせる振りが何度か出てくるのです、個人的にはすごくそこが好きで。そんな風にやっていると、どんどん、ここ好き! というところが増えてきて、やればやるほど、楽しさや好きな気持ちが増してくる感じがしました。

 覚えるのに、必死になってしまうのですが、いざ曲に合わせて踊ってみると、ここが好きなところ! だとか、前で踊ってくれるあけみちゃんやふみちゃんのように可動域を広くして……、などと思うと自然と笑顔が出てきて、楽しかったです。

 今日は、練習1日目で、これから約1か月たくさん練習して、見ている人の心をつかめるようなフラダンスにしていきます。

(すにた)

 

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 開墾26a畑の桃の摘蕾を進めました。
 私は、今期初めての摘蕾作業だったのですが、今回、自分がやりやすいなと思ったのが、2人で1本の枝を担当するというやり方です。それは枝の上から下へ進む人と、下から上へ進む人とで、行き会ったら次の枝に進むので、枝の見落としがなく、どこまで進んだか分かりやすいです。1本の木につき、2ペアずつ入って、その方法で仕上げていきます。

 

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 この今日は風がなくて、畑作業はしやすい日でした。最近、天候が悪いことが多いのと、明日からまた気温も下がると聞き、外作業がやりやすいときにできるだけ進めたくて、りなちゃん中心に、この木までは終えようと、目標を定めながらみんなで取りかかりました。

 1巡目の摘蕾は、枝の上側の蕾を落とすことと、15センチ以上の長い枝は先端を落とします。そのときに気を付けなければいけないのが、葉芽を絶対に落とさないことや、枝のどこが下向きになるのかを正しく見分けることです。もし枝の向きを見間違えたら、枝の上やつきにくい位置の実は変形してしまうこともあります。残して置いたら収穫できるはずの実ができなくなってしまいます。1つひとつ、自分がやっている枝に、ちゃんとよい実が付くよう責任を感じています。そういった緊張感もありながら、桃の木に向かっている時間は心地よくて、時間があっという間です。

 

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 今日で開墾26aの清水白桃はほぼ終わりましたが、開墾26aには、白皇や浅間白桃もあって木も清水白桃より大きいです。桃の木が全部の畑で約130本というのを思うと、まだまだ沢山あります。自分自身、もっと摘蕾を極めて、より早く進められるようにしたいです。

(まりの)

 

米糀づくりも進んでいます。今回は糀の繁殖が急速ですが、チームメンバーで対応しながら手入れをしていきました!