2月1日(土)「味噌づくり始動! & しょうおう町民音楽祭へ向けて」

2月1日のなのはな

 とくに寒い朝、お椀からもくもくと上がる湯気を浴びながら頂く、あたたかいお味噌汁。その沁みわたる幸せといったら……。

 わたしたちの毎日の食事に欠かせない味噌を、今年もまた手作りしていきます。
 今日から、味噌作り第1弾が始まりました!

 

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 1日目の今日は、米研ぎや、部屋の準備をしました。
 米研ぎは、6人で18升分のお米を研ぎました。1升か2升ずつに分けて研いでいきます。
 わたしは初めての米研ぎで、この日のために、河上さんから米研ぎ講座で教えていただいていました。そのお米の量の多さと、これから糀に育てていくことを思うと、米研ぎをする責任を感じて、緊張もしました。

 

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 手の力加減や、お米を研ぐときの音など、少しでも慣れている人に揃えられるように、隣のシンクで研いでいるひろこちゃんや、ちさとちゃんの音に耳を澄ませていました。
 だんだんと自分が手馴れてくるのが分かりました。お米がこすれる「ザッザッ」という音が気持ちよく感じました。

 自分にとってやりやすい体勢が決まって、右の腰を入れて手に力を込めると、テンポよく研ぐことができました。何より、真っ白く濁っていた水がだんだんと透明になっていく、そのように結果がすぐにはっきり分かるので、面白くて、嬉しかったです。

 

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 しかし、「あまり水に浸している時間が長いと、お米が欠けやすくなってしまうんだ」と教えてもらい、味噌を作る糀菌の住み家になる一粒一粒を、守るように、みんなで最後までスピードを意識しながら進めました。

 米研ぎを終えてからは、糀の育苗機や種付け台などのセッティングをしました。
 なるちゃんやふみちゃんが、育苗機を作ってくれていました。いつものお決まりの場所、家庭科室の1番奥に、ビニールと毛布ですっぽりとくるまれた育苗機。

 

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 先輩のみなさんや、今まで経験してきた子たちがずっと残してきてくれた資料をもとに、今年も同じようにまた糀を迎えられる用意ができたのが、本当にありがたいことだと感じました。
 わたしは、ひろこちゃんやふみちゃんと、糀の手入れをするときに使う、種付け台を作りました。家庭科室の台2枚に、それぞれビニールをかぶせて、周りには木枠を取り付けて、糀のための仕様にしていきます。これから4日間ずっと、この台の上で糀を扱うのだな、と思うと、思わず「これが糀のステージだね」と言ってしまいました。

 

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 糀には耳がある、と言います。
 みんなと、あたたかい気持ちいっぱいで、ついに明日、糀のお誕生日を迎えられるのが楽しみです。
 味噌作り第1弾、頑張りたいです!

(みつき)

 

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 しょうおう町民音楽祭に向けて、新しいバンドが始動しました!
 練習の初めに、お父さんから、町民音楽祭に向かう気持ちや、心構えを教えていただきました。音楽がなのはなファミリーの回復の活動、三本柱の一つであり、音楽を通して表現し気持ちを作っていくこと。町民音楽祭をきっかけとして、みんなの持てるポテンシャルを出していくことなど、大切なお話を聞くことできて嬉しかったです。なのはなでする音楽は、ただ技術があって、上手なだけではなく、自分たちの生き方や考え方を表現していくので難しいなと感じるのですが、伝える演奏ができるように、と思って楽器に向かうことにとてもわくわくしました。

 

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 その後は各パートに分かれました。私は今回、フラダンスバンドのエレキギターを担当することになり、まえちゃんから楽譜をもらいました。今日からいよいよ練習が始まるんだ! と凄く嬉しい気持ちになりました。『トゥエ・ポポ』と『フラガール』の担当になり、どちらの曲もとても大好きな曲で、がんばろうと気合が入りました。

 まえちゃんに、エレキギターについて、扱い方についてなどたくさんのことを教えてもらう時間を貰いました。ケースを開けると、きらきら輝いている素敵なギターが出てきて、胸が高鳴りました。どのギターもデザインが凄くおしゃれで素敵で、かっこよくて、そんなギターを弾かせてもらえることがとてもありがたくて嬉しいなと思います。

 

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 まえちゃんがギターについて、たくさんのことを教えてくれたのが本当に嬉しかったです。ギター愛が凄く伝わってきて、私もギターのことをたくさん知って、好きになっていきたいなと思いました。まえちゃんが昔弾いていたギターも教えてもらえて嬉しかったです。

 アンプの使い方や楽譜の読み方など難しいことがたくさんで、頭がハテナマークでいっぱいになってしまいました。新しい楽器を始めるのは本当に難しいなと思いましたが、新しく知れることが凄く楽しかったです。

 私にとってはコード弾きも初めての挑戦で、ギターは本当に本当に難しいなと感じるのですが、粘り強くがんばって、町民音楽祭でみんなで伝わる素敵な演奏をすることを目標に、練習をがんばりたいです!

(あや)

 

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〈ドラムや、ベース・ギター、キーボード、ブラス、シンセサイザーなどそれぞれの担当の練習を進めています〉

 

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 午後、しょうおう町民音楽祭に向けた楽器練習をしました。なのはなファミリーで、新しい三味線部が結成されて、まだ1か月も経ちませんが、早速、発表の場があることが、とても有難いです。意欲もムクムク湧き起こってきます。楽器練習の始まりに、まずお父さんが、町民音楽祭に出る意味や、新しくいくつかバンドを結成した理由を話して下さいました。これから、いろいろなジャンルで、小さくも大きくもステージを担うチームを増やせることは、とても嬉しいことです。多くの人の前で表現できる機会があるのは、とても有難いです。町民音楽祭が終わってからも、三味線部は続いていくし、他のバンドも続いていきます。なのはなの生活は毎日が楽しいのですが、三味線が加わったことで更に楽しみが増えてワクワクします。

 今日の練習は、ベテランメンバーは誰もおらず、さくらちゃんと私の2人でした。私1人では調弦も自信がないし、切れた弦を張り替えることもできませんでしたが、さくらちゃんがいてくれて本当に助かりました。まず、弦を張り替える所から始まったのですが、私は説明文を読んでも、よく理解できず、張り替えてみても正しい位置にピンと張れませんでしたが、さくらちゃんが器用にササッと張り替えてくれました。三味線は同じ初心者なのに凄いなぁと思いました。調弦も一応自分でしてみたものの、自信がなくてさくらちゃんに確認してもらい、ようやく練習に入ることができました。

 練習の仕方も、あらかじめ、さくらちゃんがまりのちゃんから聞いてくれていたようで、時間を無駄にすることなく、めいっぱい練習ができて嬉しかったです。まりのちゃんが新しく買ってくれた三味線のテキストをもとに、まず構え方や撥の持ち方を確認しました。この構え方がとても難しく、初めは正しく構えても、弾いているうちに左手が下がってきます。また、上から見て三本の弦が一本に見えるように構えるのですが、これも弾いているうちに段々斜めに傾いてきて弦が三本見えている状態になってしまいます。撥の持ち方も私はとても苦労します。最初は正しく持てるのですが、段々形が崩れて撥を落としそうになります。これは練習を重ねて身体で覚えていくしかないのかなぁと思います。

 

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 今日は基礎練習をメインに行いました。左手は何も押さえず、開放弦だけを弾く練習です。それだけなのですが、正しく弾くのはとても難しいです。正面を向いたまま1弦と2弦と3弦を間違えずに弾くことも難しいですし、1弦だけ弾こうと思っていたのに、2弦も一緒に弾いてしまったりして、短い基礎練習でも、間違いなく弾けた、という回数は殆どありませんでした。それでも、さくらちゃんと一緒に何度も繰り返し練習をしていると、少しずつ感覚が分かってくるような気がしました。

 最後に3本同時にジャンと弾いて終わると何だか1曲弾いたような錯覚を起こして、パーッと嬉しい気持ちになりました。新しいことを覚えるのはとても楽しいことだなぁと思います。こういうワクワクした気持ちは長年、忘れてしまっていたことです。今、こうして新しいことをできることが、とても嬉しくて有難いことだと思います。

 基礎練習が終わって、最後に少しだけ今回の町民音楽祭で発表する『貝殻節』の練習をしました。三味線の楽譜は文化譜という楽譜が使われており、三味線独自の記号も出てきます。分からない記号が出てくると、さくらちゃんと一緒にテキストで確認して、何とか最初の2小節だけ練習することができました。

 私は普通の5線譜の楽譜も読めず、リズムも全く掴めません。さくらちゃんが全て教えてくれて、私は耳で聞いて覚えるしかできません。さくらちゃんがいなかったら、何も練習が進まなかったと思います。本当に有難いなぁと思います。

 今回の町民音楽祭では、三味線部は3曲を弾く予定です。私は、3曲全ては到底無理ですが、せめて1曲は出演できるように本番までの1か月少し、頑張って練習したいと思います。みんなと一緒に弾いている姿を想像すると、とても楽しみになってきて、絶対に成功させたい! という気持ちになります。

(のりこ)