「パン作り大会」 ななほ

1月26日

 お母さんのお誕生日記念、なのはなパン作り大会が、とても夢があり、幸せな時間でした。
 私はパンを作るのは初めてだったのですが、パン作りに慣れている、そなちゃんにアドバイスを求めたり、そなちゃんのこねる様子を見させていただいたりし、全8チームとも、失敗なく、ものすごく上出来なパンが仕上がりました。

 出来たてのパンは、今まで食べたことのあるパンの中で迷いなく、一番おいしかったです。すごく香りが高くて、柔らかくて、一口食べたら胸がいっぱいになりました。

 私は今回、りゅうさんチームでパン作りをしました。
 私たちのチームは、「春の古畑」をテーマに、メロンパンを菜の花の形にしたり、コッペパンをミツバチの形にしました。そして、私たち用のメロンパンは、カメの形をしたカメロンパンにしました。

 また、メロンパンはお母さんの「好き」に包みました。
 つまり、お母さんの大好きなクッキー生地を表面だけではなく、360℃全方位包んだのです。

 そのため、食べたら表面がサクサクして甘くって、でも中はフワフワでした。
 私はなのはなに来るまで、ほとんど、メロンパンを食べてこなかったのですが、このメロンパンを食べてしまったらすぐに、メロンパンの虜になってしまいました。
 もし、一生で1つの食べ物しか食べられないとしたら、今日の私は即答で、「メロンパン」と答えることと思います。
 そのくらい、手作りでみんなとこねたメロンパンは、私のこれまでの価値観を変える美味しさでした。

 チームのみんなと作る過程の中で、どんな名前にしようか、どうしたらお母さんが喜んでくれるだろうかと考える時間がとても嬉しく、楽しかったです。
 そして、最後の最後までコッペパンに使うジャムを、桃にするか、スモモにするか、ユズにするか迷いました。

 なのはなファミリーでは、桃をはじめ、スモモ、ユズ、ブルーベリー、イチジクと自給自足でジャムも作っているため、ただパンを作るにも、ジャムも自家製なのが贅沢だなと思います。

 私たちのチームは結果的に、スモモのジャムを選んだのですが、チョコレートのホイップクリームとスモモの甘さとほのかな酸味がとてもマッチしていて、ものすごく美味しかったです。

 完成したパンは本当に本当に美味しかったです。
 コッペパンにかじりついた時は、鼻にまでホイップがたくさんくっついてしまったのですが、そんなことも気にならないくらい、美味しかったです。

 どのチームもバースデープレートの盛り付け方も素敵だったし、パン自体のレベルも高くて、お父さんとお母さんからも高評価をいただいて、ものすごく嬉しい時間でした。

 本当にいつでも、なのはなベーカリーを開店できそうだなと思ったし、1時間早起きしたら、毎日余裕をもって、自分たちで手作りのパンを昼食にはいただけるなと思い、また定期的に「パンの日」があったらいいなと思いました。

 そして、いつか、なのはなソーシャル・フィールドができたらパン屋さんもすぐにできそうだし、子どもたちもパン作りを体験できる機会を作ることができそうで、なのはなでの1つの行事がその先の未来にたくさん、繋がっていることを思うと夢が広がりました。

 パン作りでは、1次発酵、2次発酵と発酵が進むたびに、パンが膨らんで、フワフワになるのが本当に見ていても面白かったし、酵母の香りが本当に幸せでした。

 私たちのチームでは一度、クッキー生地をこねようとしたら記事が全部、鉄板と私たちの手にくっついて、塊が消えるというハプニングもあったのですが、それから薄力粉を足してもう一度、生地を整形し直し、無事、そのハプニングを乗り切るのも、すごく面白かったです。

 お母さんのことを思って、チームのみんなとパンを作るのが本当に楽しかったです。
 また、実行委員さんのあゆちゃんやほしちゃんたちが素敵ななのはなベーカリーの看板を作ってくれたり、ほしちゃんの描いたパンの絵もものすごくリアルで、なのはなのイベントは本当に、1つひとつがレベルが高くて、本格的で、だからこそ面白さも楽しさも何倍にもあるなと感じます。

 こんな風に、大人が本気で遊んで、本気でパン作り大会をして、素敵なデザインや盛り付けを考えて、その中で得るものがたくさんあるし、みんなの作る作品からも自分の視野や世界を広げてもらえるのが幸せだなと思います。