「一番美味しくて」 ほし

1月26日

 消灯近くなってしまい、短くですが、今日は、みんなとお母さんに向けて、パンを作れたことが凄く楽しかったです。
 最初は、パン作りは本格的にやるのは初めてで、未知なところからで、でも、みんなとこうかな、と言いながら、作るのが、すごく楽しいな、と思いました。

 パンをこねているとき、あけみちゃんが、「酵母は耳があるから、お母さんへの気持ちを言いながらこねよう」と言ってくれて、横にいたももかちゃんと、「お母さん、大好きです」と言いながら、こねたのが、凄く嬉しかったです。
 朝早起きして、生地を作る、これがパン屋さんの朝か、と納得したし、なのはなのみんなと初めてパンを作るこの瞬間が嬉しいな、と思いました。

 また、そなちゃんが生地をこねるのも実演してくれて、その手つきが、本当のパン屋さんのようで、かっこいいな、と思いました。
 また、パン作りは、発酵とこねるのが凄く大事なんだな、と思いました。
 また、オーブンで焼く時間は12分ほどで、焼き時間は1時間くらいをイメージしていたのですが、驚きました。
 こたつで、生地を発酵させて、膨らむのを見て、みんなと「膨らんでる!」というのが、すごく嬉しい瞬間でした。
 みんなが次々に炬燵の中をのぞいて、その笑顔が浮かぶのが、嬉しかったです。
 パンが焼きあがったときが、その幸せのピークで、ふんわりと甘いいい匂いがして、みんなと「わあ」と言った瞬間が、本当に、本当に嬉しかったです。

 また、パンの紹介のポップもみんなと作って、あゆちゃんが可愛い素材も揃えてくれていて、それを使って、みんなと作る時間が、凄く満たされたな、と思います。
 私は、まみちゃんと、メロンパンとコッペパンのポップを作っていて、コーヒー店になりそうなシックな柄の紙を使って、この色だと生えるかな、と言い合っていたことが嬉しかったです。

 食堂で、みんなの出来上がったお皿に乗ったパンを見て、本当のパン屋さんだ、と思いました。
 花束のようになっていたり、お手製の木のお皿があったり、みんなのお母さんへの気持ちの工夫が、見ていて、私も満たされた気持ちになりました。

 作ったパンを頂いて、想像していたよりもはるかに美味しくて、人生で食べたパンの中で一番美味しくて、幸せを頂きました。

 今回は、実行委員もさせてもらって、飾りづくりや段取りなどを、あゆちゃんやなおちゃんやお仕事組さんとさせてもらって、学ばせてもらうこともありました。
 自分のことではなく、周りを見て、適宜動いている姿が、大人で、かっこいいな、と思ったし、そうありたいな、と思いました。
 お母さんクイズも、なるちゃんとなおちゃんが中心に考えてくれて、みんなとできたことが嬉しかったです。

 遅れましたが、お母さん、お誕生日おめでとうございます。
 今、こうしてみんなとするパン作りが楽しいと思えること、嬉しいと思えること、本当に、お母さんや、お父さん、みんなのお陰です。
 お母さんがふとした時に、「ほしちゃん、楽しいね」といったように笑顔と声をかけてくださること、一人の人間として人間らしい大事な気持ちを教えてもらること、私がちゃんとした大人になれるように向き合ってくださること、私を仲間の一人として見てくださっていること、こうして生きる意味を教えてくださること、本当にありがたくて幸せです。

 私も、お母さんのように、誰かを守れるように、未来につながるように、大人になっていきます。
 今日、パン作りをして、またみんなとしたい、と思ったのと、なのはなパン屋さんをしたい、と夢が膨らみました。