1月20日(月)「黒大豆の脱粒完了!&甘くて綺麗な桃を想って、桃のネット作り・剪定」

1月20日のなのはな

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 永禮さんとまちちゃんと、黒大豆の脱粒作業を行ないました。
 私は、脱粒の作業は初めてでした。昨日、脱粒の作業をグランドでやっているユスが見えて、やってみたいな、と思っていたので作業に入らせてもらってすごく楽しみになりました。

 グランドには、もう永禮さんがいらっしゃっていて、作業の時間まで永禮さんと一緒にお話をさせていただきました。面白い話を交えながら、脱粒機の使い方や、脱粒の流れを教えていただき、とても楽しい気持ちになりました。永禮さんがずっとまぶしい笑顔で話してくださるので、私も自然と笑顔になりました。

 脱粒の作業が始まり、私は黒大豆の株を脱粒機の入口まで運ぶ係をしました。
 入口まで運んだ黒大豆の株を永禮さんが脱粒棒を使って中に入れていきます。脱粒されて出たくずを、まちちゃんがひたすら集める、という流れで進めていきました。

 

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 私の運ぶスピードが遅いと永禮さんの手が止まってしまうので、なるべく早く、でも程よい量で入れやすい量を調節しながら運ぶことを意識し、作業しました。
 しかし、株と株の先端同士が絡まっていたり、自分の持ち方が悪いのか少量しか持てなくて、すごく難しく感じました。
 そんなことを意識しながら全力で動いていたら、ものすごく暑くなってきて汗をかきました。

 なのはなに来たばかりの時は、汗かくのは嫌だと思っていたけれど、今はすごく気持ちが良く、全力で動くのが楽しく感じました。
 1時間ほど動いて少し疲れたな、と集中力が切れ始めたところに、永禮さんが耳元で面白い話をしてくださって、私はすごく元気が出て、エネルギーチャージされたような気持ちになりました。それと同時に永禮さんの優しさをすごく感じて、温かい気持ちになりました。

 脱粒は本当にあっという間でした。全力で動いていたらいつの間にか終わっていて、山のようにあった黒大豆の株も、殻だけになり、終わった後のグランドを眺めると拍手したくなりました。3人で「おわったー!」と言って喜び合えた時間がすごく幸せでした。

 脱粒が終わった後は、野菜を撤去した畑から、支柱に使っていた竹を古吉野まで運んでくる作業を、引き続き3人で進めることになりました。永禮さんは道路を走る物は何でも運転できる、運転のプロ。永禮さんの運転でダンプトラックにのせてもらって、竹を運びに畑に向かいました。初めて乗る大きなトラックに心が躍りました。トラックの中には、なのはなで作った、桃花が飾られていたりなのはなファミリーの札があったりして、永禮さんの優しさや温かい気持ちが、伝わってきました。

 畑について竹をひたすらトラックに乗せていきました。自分のできる限りの力で竹を何本か持ち上げ、運んでいると「今日はよく眠れそうですね」と永禮さんがおっしゃいながら自分より多い量の竹を軽々持ち上げていて、力仕事も機械作業も何でもできる永禮さんがすごくかっこいいと思いました。

 

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 竹を運んだあとはグランドに竹をおろしていきました。竹の本数が多いのでどうやって下すのか、と思っていたら、ダンプトラックの背中が持ち上がって一気に竹が下りていきました。その光景は圧巻です。驚きのあまり、声も出ませんでした。

 今まで軽トラで竹を運ぶ作業をしたことは何回かあったのですが、1本1本おろすよりもはるかに早くて、ダンプトラックがすごく魅力的に感じました。そのあとはもっと長い横竹を運ぶため、ダンプトラックよりももっと大きい回送車に乗せてもらいました。座席はものすごく高く、乗るのも大変なほど大きいトラック。こんなに大きなトラックに乗ったのはもちろん初めてだし、なのはなに来ていなかったらこんな体験は絶対にしなかったと思いました。

 トラックの窓はびっくりするほど大きく、眺めが良くてアトラクションにでも乗っているかのような気分になりました。竹運びも、永禮さんと作業させていただくと本当にあっという間でした。

 今日半日だけでしたが、永禮さんと一緒に作業をさせていただけて本当にうれしくて楽しかったです。永禮さんの優しさや温かさをたくさん感じて、ものすごく元気をもらえたし、私も永禮さんのように優しさいっぱい、利他心いっぱいの生き方をしたいと心から感じました。今日がものすごく幸せな1日になりました。また明日も全力で頑張りたいと思います。

(ゆうな)

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 桃のネット作りが、本日スタートいたしました!
 なのはなファミリーの桃園では、収穫前の桃を虫や獣、鳥の被害から守るため、防虫ネットをつなぎ合わせた大きなネットで覆います。ネット作りは、ミシンを用いて防虫ネットをつなぐ作業です。

 ざっくりと作業内容を説明すると、ネットをまず、4つ角を揃えてぴんと張り、二重で床に広げて、適切な長さ(縦20メートル)でカットします。
 カットしたら、ズレないように洗濯ばさみなどで一方の長辺を固定し、さらし布で継ぎ目をサンドイッチして、ミシンで縫い合わせていきます。その工程を繰り返し行っていきます。

 作業に携わっているさくらちゃん、ゆきなちゃん、自分の3人の連携プレイが重要で、カットするときは、ネットのロールからコロコロとトイレットペーパーを引き出すみたいに出す人(2人)、引き出されたネットを引っ張って広げる人(1人)に分かれます。ネットを引っ張っていった1人と、ロールの側にいた2人が4つ角を合わせられたら、2人組がネットを適切な長さでカットします。

 

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 縫うまでの準備では、さらし布を床にのばす人(1人)、ネットの端を洗濯ばさみなどで固定する人(2人)になります。
 縫い合わせるときは、ミシンで縫っていく人、縫われた布を引っ張る補助役の人、縫う人の後ろで洗濯ばさみを取っていく人に分かれます。本当に大きなネットを作っていくので、自分たちが小人にでもなった気分を味わえます。
 そこが、私にとって「ネット作りの作業がすごく楽しい!」と感じるポイントの1つになっています。

 今年のネット作りは、昨年の反省を生かして、
「さらし布は洗濯ばさみで固定しない。(ぬい終わりにネットがズレていて、でこぼこな仕上がりになったため)」
「さくらちゃんがお父さんから教えて頂いた改善策として、ネット2列目以降の縫い合わせでは、ネット中央をローラー付きテーブルに固定する。(ネットが巨大化してくると重くなってきて引っ張る人が大変なため)」
 等々、取り入れて行いました。

 そうすることで、1回の縫い合わせにかかる時間を、最長11分、最短8分ほどに短縮できました。 去年の反省を元に、効率よくスピード感を持ちながら、毎回グレードアップしていく作業なんだなと思い、私もより良い作業を作っていく一人だということを思いました。 

 

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 今日は、午後のうちに1枚のネットを完成させることが出来ました!
「少しもたついたところは、もっと作業効率を上げる方法がありそう」
「それぞれ役割や立ち位置を固定化したらいいだろう」
 という話もできて、
「朝や夜の隙間時間にも、作業に入っている3人で集まってミニ・ネット作り合宿の期間にしていきたいね」
 など話し合うことができました。これからのネット作りがより楽しみになりました!

 

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 補足して、私のネット作りの楽しいポイント2つ目は、最後の、巨大ネットを一箇所に寄せ集めてできた大きな綿飴か雲の上みたいなところへダイブすることです! 明日もネット作りに誠心誠意で、励んでいきたいです。

(つばめ)

 

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 桃の剪定を引き続き進めています。
 ここ数日は日中の気温も高めで、暖かくてお日様の光が気持ちいい中で剪定の作業をできることが、とてもありがたいです。

 剪定は昨日から池上桃畑を進めていて、池上桃畑には清水白桃、おかやま夢白桃、紅清水、なつおとめなどの品種の樹があります。樹の品種が変わるときには、あけみちゃんやりなちゃんがその樹の特徴や、どういう枝に良い実がつくのかなどを教えてくれるので、その樹に合った剪定をしていけて嬉しいなあと思いました。

 

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 私はつきちゃんと一緒に「なつおとめ」の樹の剪定をしたのですが、自分たちが取り付いた樹は全体的に勢いの強い枝が多く、結構な量の枝を剪定しないといけませんでした。一気に剪定しすぎると樹にダメージが大きくかかってしまうため、どのぐらいのバランスで剪定していくか、すごく頭を使ったなあと思います。

 分からなくなったときは、ペアのつきちゃんに見てもらって、「私だったらこう切るよ!」とつきちゃんが詳しく教えてくれて、とてもありがたかったです。

 私は、まだ剪定の知識が浅く、分からないことや悩む時間もみんなより多いのですが、その分、毎日の剪定の作業が新しい発見や気づきでいっぱいで、毎日の作業の時間がとっても濃い時間です。

 

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 昨日は、お父さんが、枝の先端の剪定の仕方について解説された動画を見たらいいよと教えてくださりました。
 その動画を見させていただいてからは、それまでよりもかなり剪定しやすくなったことを感じて、理解が深まると効率も上がるのを実際に体験した1日でした。

 今日で池上桃畑の剪定が終わって、明日からは新桃畑の剪定を始められそうです。

 毎日作業に入っているけれど、現状のままでとどまらずに、日々進化していけるように、明日からも引き続き剪定を頑張っていきます。

 

(よしみ)

 

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〈フルメニューでは、「梅の樹コース」のランニングをしました!〉