「エネルギーがなくなってしまう怖さが無いこと」 るりこ

1月15日

○身体の変化

 今日は久しぶりのお休みでした。年末から忙しかったけれど、ちょっと一息つけて、みんなと畑に出られて嬉しかったです。

 午後には、まえちゃんと10人くらいのメンバーで、明日から始まる落ち葉集めに向けて、落ち葉堆肥の移動を行いました。
 みんなと力一杯、みつぐわを振ったり、重たい堆肥を持って移動していたら、この季節とは思えないくらいに身体が熱くなって、汗をかきました。

 いつの間にか、ゆうなちゃんやうたなちゃん、のりこちゃんたちが力持ちになっていて、畑中を走り回る体力がついていたことに驚きました。仲間の成長が感じられて嬉しかったです。
 1つのことに向かって、一人ひとりが全力を出して、その力が集まってこそ達成できる多人数作業は、やはり心も身体も満たされた気持ちになると感じました。

 また、そういうふうに、みんなが達成感を感じられるようなリード、空気を作れるまえちゃんがすごいと思いました。
 まえちゃんのように視野を広く持てて、かつ仲間のことを理解した上で、その場その人に合った適切なリード、声かけができる人に、わたしもなっていきたいです。

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 昨晩、ちょっぴり嬉しかったことがありました。
 帰ってきてから身体測定があったのですが、数か月ぶりに握力を測定したら、過去最高で、右も左も初めて40キロの数値が出たことです。
 これまでの平均からすると、2~3キロくらい上がったかと思います。
 この数値を見て、ふと、そういえば最近、自分の身体がとても使いやすくあると感じました。

 まず一番にそう感じたのは、先週、ウィンターコンサートぶりに金時太鼓の練習に行ったときです。この頃ずっと『那岐おろし』の練習ばかりしていたのですが、年始まりで気持ちも一転して、久しぶりに『風の舞』や『わかば』の練習もすることになりました。
 少し忘れかけていた部分はあったのですが、改めて竹内さんが区切って指導してくださり、一度思い出すと、身体が覚えていて、すぐに感覚を取り戻すことができました。
 演奏をしていて感じたことは、身体や体幹に力を込めやすいということです。
 また、『わかば』は太鼓を習い始めてすぐの頃に演奏していた曲ということもあって、過去からすると、今はぐんと叩きやすくなっていると感じました。
 周りからするとまだまだですが、太鼓を通して、自分なりに身体が強くなっていることを感じました。

 また、仕事は結構体力勝負な面が多いですが、お正月の連勤や土日の昼ピークで走り回っていても、エネルギーが切れる感覚がなく、夜まで集中力が持続します。
 少し疲れたとしても回復が早く、すぐに元気になれます。
 また、一晩だけ、これは熱があるなと感じた日があったのですが、(絶対に風邪を引くものか)と思って寝たら、翌朝には回復していました。これには自分の身体ながらに驚きましたが。
 さらに搬入作業などで重たい段ボールを持って往復することなどがありますが、何でも持ててしまうので、周りから、「○○持ってきて」と頼られることもあります。

 握力の数値と、ここ最近の身体の使いやすさから思ったことは、なのはなに来る前に感じていた、「自分のエネルギーがなくなってしまう怖さ」というものが、今はすっかりなくなっているということです。
 日々のなかで、必要なときに必要な力を出すことができて、忙しいときにはエネルギーがなくなる怖さとは無縁で、ただひたすらに目の前のことのために全力を出せて、夜には、(もうへとへとだ)と思いながらも、今日も1日、全力を出し切れたという充実感を感じながら眠り、夜は寝付きも目覚めも良く、ぐっすりと眠れて、翌朝にはエネルギーが再び満タンにチャージされた状態で、「今日も頑張ろう」という気持ちで、毎日を迎えられる。

 こうして毎日を、使いやすくて壊れる心配のない身体を思い切り使って、全力で動き、かつ前向きな気持ちで過ごせていることが、昔の自分には考えられなかったことだと思います。
 自分に取り柄はないけれど、怪我や風邪とは無縁の丈夫な身体だけは、誰にも負けない自信があって、体力もあると思います。

 それもこれも、なのはなで畑やダンス、フルマラソンを通して作ってきた身体、金時太鼓の練習を通して、さらに強くなった身体のおかげです。
 今の自分の身体が使いやすいと思えるのも、全部、なのはなで作ってきたからだと思います。
 だからこそ、この身体を使って、周りの人のために惜しみなく使える人になっていきたいです。

 気持ちと身体はリンクするというのは、本当だと思います。
 利他的な価値観をしっかり持って、自分がどうあるべきかを忘れずに、毎日を全力で生きていきたいです。