「部屋の前を通れば」 ももか

1月6日

 なのはなでは今年、成人式を迎える子は5人。今日から成人する子たちの撮影が始まっていて、教室前を通れば、「かわいいー!」という歓声が聞こえてきました。
 その声に私は、何も見ずに通り過ぎること出来ず、気がつけばその中へ吸い込まれて行っていました。教室へ一歩踏み入れた瞬間、そこはとてつもなくあたたかくて、綺麗で、優しい空間に満ち満ちているのを肌で感じました。
 こぼれ落ちそうな位な笑顔でライトを持ってほのちゃんたちを照らす撮影班のみんな、動画を撮っているりなちゃんやすにちゃんに、そしてカメラを持ち撮影しているかにちゃん、そしてみんなの中心ににはピンク色のお花のドレス姿のほのかちゃんと、紫色のラメが星のように光るドレス姿のゆうなちゃんがいて。
 主役の2人だけでなくて、誰を切り取っても、誰もが輝いて見えて、本当にあったかくて、やさしい空気であふれていて………
 みんなの姿を見るだけで、胸がいっぱいで幸せな気持ちになりました。
 
 撮影しているゆうなちゃんたちの姿や表情を見ていると不思議と涙が出てきました。凄く尊くて、綺麗で、そして希望を感じました。摂食障害になって、生きることを投げ出したくなったことも沢山あったし、希望など一切持てなかった、大人になるなんてことも想像できなかった、私たちだけれど。こうしてなのはなファミリーに出会って、お父さん、お母さん、沢山の仲間と出会って、希望を持って前に進んでいける。そして、こうしてなのはなで成人という大切な節目を迎える仲間がいて、それをみんなで大切にお祝いできて。
 大人への大きな一歩である成人、きっと私が思っている以上に、大変なこともあると思うけれど、どんなことにも立ち向かって、乗り越えて、前に進んでいくような、強さを凄く2人から感じて。
 凄く伝わりにくい言葉になってしまったけれど、2人からいっぱいいっぱい希望を、そしてより一層こういう仲間がいることが本当に嬉しくて、誇りだなと感じました。
   

 今日の集合でお母さんのお話の中でも感じたことが沢山ありました。いつも教えて下さるように、常にプレイヤーであって、希望を与えられる人になること、そして、一日一日全力で力の出し惜しみせずやっていく。今日こうして、ゆうなちゃんとかのんちゃんから希望や勇気をもらったように、私も、もっと誰かの希望となれるような、「私も頑張ろう」そう力になれるような人であれるように、毎日、自分の役割に誠実に懸命に向かっていきたいです。

 今日で冬休みが終わり、明日から学校も3学期がスタートします。残り3か月もない中学校生活、まず一緒にいる子が嬉しい気持ちに一杯なれるような毎日を。そしてこれから先の仲間に繋がるように、勉強も学校での関係も、一歩ずつ積み重ねて行きたいです!

 この後は、紅白歌合戦の練習。行ってきます!
 読んで下さってありがとうございました。