「いつも頭と心を使う」 みつき

1月4日

●いつも頭と心を使う

 今朝、ものすごくぐっすり眠れたのですが、こんな夢を見ました。
 それは、なのはなのみんなでとても大きなお風呂に入っている夢なのですが、これは、昨日のハイライトです。
 昨晩、ちょうどお風呂の時間がラッシュで混んでいたのですが、みんなでいつもよりくっついて、なのはなの湯の湯船に入ると、16人も入ることができて、「きっと、新記録更新だよね」と大盛り上がりしていました。
 本当に幸せだなあと心も身体もぽかぽかとしていたので、夢の中にも出てきてくれたのだと思います。

 お正月の3が日が終わりました。
 みんなと一緒に居られた時間が、とても、とても嬉しかったです。
 遊びをしているときでも、そうでない食卓やお風呂、リビングで過ごすときでも、家族が居てくれる些細な一場面に、気持ちが安心したり、あたたかくなったりしました。

 3が日で、撮影もさせていただきました。
 そのなかで、みんなの楽しそうな笑顔も、真っすぐに見つめる真剣な顔も、綺麗でいきいきとしていて、嬉しくなりました。カメラを通して、みんなの姿をすぐそばで見させてもらったり、感じさせてもらって、なんて贅沢なことなんだろうと感じました。
 改めて、みんなが大好きだなあと感じたし、本当に幸せな時間だったなあと感じます。

 遊ぶことであっても、考える頭や思いやる心をすごく使う、必要とされるということを強く感じました。
 特にそれを感じたのが、コマ回しです。恥ずかしい話だけれど、いつも「投げゴマを回せるようになろう!」と実行委員さんが考えてくれているけれど、わたしは練習時間でたまたま一度回せたか、それでも回せないか、くらいのレベルでとどまっていました。
 もちろん試合で回せたことはなくて、そんな自分が、今年はついにコマ回しをできるようになるとは、思っていませんでした。

 今年、実行委員さんがたっぷりと時間をとってくれて、教えてくれるコマ名人の子が何人も居てくれて、何度も練習することができました。自分が投げるたびに、ひろこちゃんが、
「今のは引くのが早かったかな」
「もっと平行に、置くように投げるんだよ」
 と、一言伝えてくれました。
 さくらちゃんも、
「もしかしたら、持ち方をこのようにしたほうが投げやすいかも」
「手首のスナップを使う感じです」
 と、教えてくれて、すぐにもう一度やってみると、コマが回りました。ひろこちゃんやさくらちゃんも自分と同じくらい喜んでくれて、回せるたびに、喜びが倍増しました。わたしの姿を見て、何ができていないのか、どうすればいいのかを分析して、理解して、伝えてくれる仲間が居てくれることも、その気持ちも、とてもありがたくて嬉しかったです。
 来年のお正月には、今度は自分が教える側になりたい、もっともっと上手になりたい、と感じました。

 今年、羽根つきの実行委員をさせていただいて、そのときにも感じたことがあります。
「ああ、自分が実行委員になったことには意味があったんだな」と、プラスの気持ち、使命感を感じました。
 わたしは、今まで、20~30回くらいしかラリーを続けることができなくて、羽根つきがとても苦手でした。
 実行委員になったけれど、自分でいいのだろうか、その遊びに詳しい人やうまくできる人でないといけない、はじめは、そんな勝手なイメージが、心のどこかでありました。
 みんなが上手に見えるなか、羽根を落としてしまう悔しい気持ち、墨入れされる側じゃなくて、自分が墨入れしてみたい、という憧れとか……。
 遊びについて話し合っているとき、なおちゃんをはじめ、実行委員のチームのみんなが、「うんうん、わたしもそう感じていたよ」と、大きく頷いてくれました。
「自分も同じだから、その気持ちが分かる」
「それなら、どうしたらみんなが楽しく羽根つきができるか」
 自分の未熟な部分が恥ずかしいことではなくて、誰かにとって役に立つ、誰かを助けること、プラスになることなんだなあと感じました。

 そして今年は、練習時間を長くとったり、新しく「団体戦」として、チームのみんなの協力で羽根つきをする試合も作りました。
 団体戦は、ノック練習のように同じ人が羽根を出し続けて、それを他の全員が打っていくものですが、「これ、楽しいね!」と実行委員で盛り上がったため、取り入れた遊び方です。

 羽根つきが終わってから、「どれもとても楽しかった!」「団体戦、すごく面白かった! もっとやりたい」と何人かの子が声をかけてくれました。それがとても嬉しくて、ああ、良かった、と感じました。羽根つきが苦手だったり、楽しさを見つけにくかったり、そういう自分もふくめて、この実行委員のメンバーだったからこそ、作り上げられた羽根つき大会だったんだなあ、と感じました。

 のんちゃんが当日のタイムスケジュールを残してくれてあったり、
 なおちゃんが、
「『こういう状況だったから、どうした』というように、反省や改善点だけを書くのではなくて、説得や理由も書いておきたいね」
 と話してくれたりして、次に実行委員をする誰かにとって役に立つような、まとめを作ることができました。

 

 毎日、実行委員をしているような、もっと良くしたい、もっと誰かに伝えたい、表現する側でいたいです。もっと頭と心を使いたいです。
 そう思えて、お正月遊びを通して、またこれからの自分に求められるものを見つけることができました。

 あとは、これから新春紅白歌合戦が残っています。みんなと思い切り楽しみたいです。