「よりよくと願う気持ちで」 うたな

1月1日

 新年あけましておめでとうございます。すがすがしい気持ちで新年を迎えました。今年は、お屠蘇の時に抱負を言わせてもらったとおり、「今まであったことすべてに感謝して、守ってもらうのではなく人を守れる心身をつくる」ことを達成します。自分の過去を引きずるのはやめて、新しい自分になります。お父さんが話してくださったように、この世の中は間違っていることが多いし、生きづらいのだと思います。その中で、私たちから正しい価値観を広げていくなんて、スケールが大きくて本当にできるのか、と考えてしまいます。でも、自分が昨日より今日をよりよくと願う気持ちで毎日を過ごして、利他心をもって日々を生きていくことで、自分なんかでもいつかそのような世界をつくることに役立つかもしれません。そんな生き方ができるなら摂食障害になってよかったのだと思います。そんな使命がいただけて、それでしか生きられないのは、むしろぜいたくなことかもしれません。こんな気持ちで今いられることに感謝し、今年も精進していきます。

 今日もいつも通り大根とニラの畑へ行って、霧が濃い中でしたが作業ができました、朝食と昼食にはみんなで作って詰めたおせちが出て、おなかも心も満たされました。自分たちの出汁や数の子もおいしくできていたし、特に伊達巻は甘くてふわふわで絶品でした。みんなの気持ちがたくさん詰まった食事が最高でした。おもちも自分たちで育てたもち米、自分たちでついた餅だったので、手作りがうれしかったです。

 元朝参りは、まりかちゃんやあけみちゃんと話をしながら歩きました。あけみちゃんには畑や植物のことを教えてもらい、やっぱり知識をもっているってかっこいいなと感じました。お参りで、自分以外のことを願ったのは初めてのように思います。

 午後は相撲や獅子舞、イントロクイズと、思いっきり遊びました。相撲は負けてしまったけど、もっと足腰を強くして泥んこ相撲で勝てる身体にしたいです。チームのみんなを応援して夢中になれたのも楽しかったです。
 抱負をお父さんとお母さんの前で言ったとき、お父さんが、「完全に新しいうたなになりなさい。楽しみにしているよ」と言ってくださって、うれしかったです。こんな自分でも見切ることなく、期待をかけて、見守ってくれているのがありがたいです。成長が遅くて弱いところだらけの私だけど、今は前を向くことができていて、心の底から幸せです。なのはなにいて恥ずかしくない存在として、みんなの中に気持ちを埋没させて、成長します。
 今年もよろしくお願いします。