「表現し、伝える人として」 のりこ

12月21日

 今日は、たくさんの卒業生や、そのご家族、そしてなのはなファンの方々が来て下さって、とても温かい空気に包まれて本当に幸せでした。

 昨日のあゆちゃんのお話を聞いて、どんな気持ちで歌ったり踊ったりするのか、どんな気持ちで舞台袖に立つのか、はっきり心が定まりました。

 一人ぼっちで震えている誰か一人のために、その人を思って表現しようと思いました。その一人ぼっちの誰かは多分、自分であったし、なのはなのみんな一人ひとりだったと思います。そう思うとどうしてもその誰かが救われたらいいなぁと思うし、絶対に救えるはずだとも思います。それだけこの脚本と演じるみんなからは伝わってくるものがあります。こんなに凄いものを作り上げるなのはなが、本当に凄いなぁと思います。

 一人でも多くの人に見てほしいです。関係者だけで満足していないで、広く世の中に伝えなければならないと思います。脚本をロビーで売ったら良かったという話がありましたが、本当にその通りだと思います。本気でそうしてほしいと思ったのですが、それができなかったのがとても残念です。

 今日は無事にゲネプロができて良かったです。明日の本番通りに動くことで、明日の動きが分かって安心しました。明日、もし失敗しても堂々としていれば失敗にならない。失敗してもにっこり笑えば、それも演出の一つとしてチャーミングに見える、とお父さんが言って下さって、とても気持ちが楽になったし、心が温まりました。自分が失敗しても誰かが失敗しても、みんなでにっこり笑って、やり遂げたいです。

 そして自分を離して非日常に行き、表現する者、伝える者としてプレーヤーでいたいと思います。