「温かい世界を知って」 のりこ

12月19日

 今日は何人かのお仕事組さんも休んでくれて、一緒に通しができて嬉しかったです。照明の当て方を細かく決めていく様子を見て、何を見せたいかがはっきりし、より劇にメリハリがついたと思いました。卒業生の人たちが何人か帰ってきてくれたり、さきちゃんが照明を担当してくれたり、大竹さんや須原さんが小道具や大道具を作ってくれたり、白井さん、永禮さん、相川さんなどみんなが応援してくれていて、そんな温かい空気の中でコンサートを作り上げていくことが本当に嬉しく思います。

 河上さんやまちこちゃんがいつも温かい料理を作ってくれることも、とても有難いです。温かいみそ汁を飲むと身体も心も温まるなぁと思います。本当にたくさんの人が応援してくれていて、こんな温かい世界はないと思うけれど、こんな世界がどこにでもあればもっとみんな生きやすくなるのになぁと思います。

 夕食後はロビーの飾り付けができたことが嬉しかったです。昨日お母さんが、今までのコンサートのロビーの飾り付けを見せて下さいました。舞台だけでなく、ロビーもみんなで作り上げていくんだなぁと思ったら、また気持ちが高揚してきました。来てくれたお客さんが少しでも心地よく、そして興味を持ってくれるように準備ばんたん整えたいと思います。

 そなちゃんやうたなちゃんやかのんちゃんなど、割と新しい子たちと一緒に準備をしていると、みんながとても生き生きしていて、それがとても嬉しいです。なのはなに来るとみんな生き返って本来の姿を取り戻すんだなぁと思います。なのはなのような温かい世界を知って、未来に希望を持つことができて、そういう喜びを新しい子たちと共有できる時間もとても幸せだなぁと感じます。

 昨日はお風呂のお湯が入っていなくて、ガーンとなりましたが、明日になればこれも笑い話だよなぁと思ったら、寒いお風呂も楽しく思えました。以前の私だったら寒くて耐えられなくて、悲しくなっていたと思います。そして不満を抱いたと思います。でも今はみんなと一緒なら、多少のハプニングなら楽しめるなぁと思います。そんな風に変われたことが嬉しいです。みんなでシャワーを譲り合いながら入ったお風呂が楽しかったです。

 明日は通しが2回あるとのことで、今日確認したことは絶対に間違わないようにしたいと思います。また、あゆちゃんが言ってくれたように舞台袖にいても気持ちを切らさず、役者と同じ気持ちで見ていたいと思います。もえぎやちぐさの独白の場面のセリフは、本当に自分のセリフでもあるので、自分が舞台で言っていると思いながら見ていたいと思います。