12月8日
最近、ブレスアウェイが日に日によくなっているのを感じて、とても嬉しいです。食事前のコーラスの時に、前より音圧が上がっていたり、響いているのを感じて、毎日の練習がすごく大事で、積み重なってきているんだなと思いました。まだまだ、曲の中の山を作る事や、出だしをはっきりさせることなど、もっともっとよくできることはあるのですが、着実に良くなっていっているのが嬉しいです。これからも理想のハーモニーを持って、より良いコーラスにできるように一回一回を大切にがんばりたいです。
今日で、コンサートまで残り2週間になりました。こないだカウントダウンを見た時は残り45日だったのに、もう14日になっているのが信じられません。本当に時間が過ぎるのはあっという間だなと思います。
昨日、今日で通しをさせてもらえたのがありがたくて嬉しかったです。昨日の午前中はあゆちゃんに今回のメイン曲を見てもらいました。Who wantsで、私たちはこんなふうに生きていきますよ、これから始まるコンサートで答えを見せますよという気持ちを見せること、前を向いた時に気持ちをしっかりと前に出すこと、振り返るときに笑顔を見せることなどを教えてもらいました。「振り返る時に笑顔を出すこと」が私の中で特に胸に残っていて、凄く嬉しかったなと思います。答えを求めている、真剣な表情で最初から最後まで踊るべきかなと思っていたので、私たちはこういう生き方なら。こういう世界なら生きていきます、という気持ちがより込められる、希望を見ている姿を表現できる瞬間がとても嬉しいです。
Who wantsは個人的にダンスがハードで、今まで踊る事が精一杯で、気持ちを入れる、伝える余裕がなかったのですが、最近は気持ちを入れられるようになってきたことが嬉しいです。また、ハードなため、Who wantsを踊るのが少し億劫だなという気持ちが前まであったのですが、今はWho wants を踊れる瞬間がとても大事で、大切で、本当に好きな時間だなと思うようになりました。こういう瞬間が歌詞のような永遠になるのだろうなと思います。
I see fire では、人は一人で生きて、一人で死ぬ、けれどその人生の中で出会うべくして出会った仲間、大切な出会いを表現することを教えてもらいました。振りの中ですれ違う振りがあります。その時が、人生の中で同じ目標を見て共に戦う仲間と出会った、ということを強く感じて、凄く胸が温かくなります。私は一番最初にきくちゃんとすれ違うのですが、そのことがとても嬉しいです。みんなとすれ違うたびに○○ちゃんと出会えてよかった、出会えたことが嬉しいと、とても思います。通しでする度に泣きそうになって、涙を我慢するのが大変です。アンダープレッシャーの時も、Who wants の時も涙を我慢するのが大変だなと思います。
今日は通しを午前午後と2回もさせてもらえたことが本当にありがたかったです。午前中の止めて改善しながらの通しで、劇が進化していくのをその場で感じることができたことが本当にありがたかったなと思いました。みんなの姿、空気感が本当に尊かったです。
縄の張り方一つでも、あんなに劇が面白く、よくなるのだと知って、驚きました。本当にディテールが大事なんだなと強く感じて、細かいところまで、しっかりと見てくださっているお父さんが本当にかっこいいなと思いました。あのシーンがますます面白くて、好きになりました。
あゆちゃんと話をさせてもらった時に、こんな世界で、生きたいとも思えず、死にたいと思っていた自分が、なのはなで何を見て、感じて、もう一度賭けてもいいと思えるようになったのか、こんなことのために、こんな苦しい世界のために生まれてきたわけじゃない、何のために生きるのかをお客さんに言葉で言えるくらいにすること、それをお客さんに伝えることを話してもらいました。あゆちゃんのお話が言葉にできないほど、強く胸に残って、ありがたかったです。なのはなで生活して、私はこんな世界だったら生きてもいい、そんな世界を作るために生きるんだということをコンサートでみんなと一緒に表現できるのだと思うと、とても嬉しいです。
あゆちゃんのお話の中で、半径5メートルの範囲で生きるなら、生きる意味ないだろう、それなら人間でなくイモムシでいい、という言葉がありました。私は今までずっと半径5メートルの範囲で必死に幸せになろうとがんばってきて、それでも症状から解放されることも、幸せになれることもなくて、この人生に治してまで生きる価値はない、もう全部どうでもいいからとにかく死にたい、死なせてほしいと毎日思っていて、苦しかったです。自分がそう苦しく思ってきたのは、そもそも半径5メートルの範囲での生き方には生きる意味がなかったからだったのか、と、とても心にストンと落ちました。
半径5メートルの範囲では生きる意味がないのに、半径5メートルの範囲しか分からず、それよりスケールの大きい範囲を教えてくれる人もおらず、必死に半径5メートルの範囲で、みんなが普通に幸せに生きれているように、がんばって生きようとしていたのだな、と思いました。
なのはなで、蝶のスケールを教えてもらって、広い範囲の考え方で生きていきたいと思うと、未来に対しても凄くわくわくした気持ちになります。
来たばかりで、こんな人生、治してまで生きる価値はないと思って時に、まえちゃんに、「自分の人生に治してまで生きていく価値があったと思いますか?」と聞いたことがありました。まえちゃんは「治して生きる価値はあったよ」と教えてくれて、当時の私はそれがうまく飲み込めず、そういうものなのかなと思っていたのですが、最近、あぁ、まえちゃんのいうことは本当だったんだなと思うようになったのを感じています。
まだまだ発展途上ですが、これから今よりももっともっと分かってくるのだろうなと思います。
自分が感じたことをうまく書けていたらいいなと思うのですが、伝わるように書けているか、自信がありません。ですが、伝わっていたら嬉しいなと思います。
残り期間を大切に、明日からのウィークデイもがんばります!