12月6日
〇あゆちゃんが見てくださったコーラス練習
今日の午前中にあゆちゃんがブレスアウェイの最初のメロディーを見てくれました。
音がずっと緻密に重なっていくのを感じて、声を出すみんなのイメージが揃っていきました。
ずっとよくなったけれど、1回でしっかり決められる心を作りたいと思います。
ブレスアウェイの中でも、もっともっと詰めたい所がたくさんあります。朝の15分間、食事の前の練習……本当に短い時間の中で揃えたところや、揃えた気持ち、出来たことを積み重ねて、本当にいい演奏にしたいです。
その時にあゆちゃんが話しくれた気持ちを聞いて、どうしようもないほど気持ちが揺さぶられましました。
確かにあゆちゃんが言うように、私たちは死にたいと毎日思うほど、心が欠けて痛んでいたのだと思います。この世の中の歪みの中で、利己心の心でしか生きられないことに耐えられずに症状を出して、死にそうになっていたのだと思います。
でも、私たちの気持ちを、分かってくれている、私たち以上に深く深く理解して心に寄り添って手を差し伸べてくれるあゆちゃんの優しい気持ちは、今の世の中で、きっと私たちと同じように痛んできたのだろうと思いました。
いろんな事実を知る度に、ニュースを見るたびに、心無い人に出会うたびに。誰かのためにと思う気持ちが小さなころからずっと心にあるからこそ、大変だったことや、乗り越えなければいけない気持ちはきっと沢山たくさんあったのだろうと思います。
そんなことがふと頭に浮かぶと、自分がこんなんじゃいけない。もっともっとしっかり伝えなきゃいけない。ちゃんと変わらなきゃ。これから生きていく、まだ見ぬ誰かが、こんなふうに悲しむ世の中を作っていてはいいけない。そう思う気持ちで身体がいっぱいになりました。
摂食障害だからとか、病気じゃないとか、本当に関係なくて、誰にもただ、よりよく生きていく使命があるのだなと思いました。そのうえで私は摂食障害だからこそ出来る役割があるのだと思いました。
なのはなに出会うことが出来て、あゆちゃんと仲間になれて、本当に幸せだなと思います。
〇コーラス係になって
今年コーラス係になって、自分の課題が目の前にあるなと感じます。
これまで生きてきた中で、こうだろう、こうするべきじゃないか思う理想を、誰かにこんなに強く伝えたことがなかったです。自分が音楽をやっていた時でさえ、伝えても出来なそうなことは諦めるか、自分一人でやろうと思っていました。
「こうしよう」「これが出来てないから、こうしてほしい」「こうした方がいいんじゃないかな」「ここで絶対にピッタリ揃えて!」そう伝えるのは、本当に優しい強さがなければ言えないことだったのだなと痛感しています。
自分が一番先に動き始めて変え始める人でなければいけない。その曲を深く考えている人でなければ言えないことがあるのだなと思います。
マイクコーラスやバンドの合わせでも、自分の出来ないところが多すぎる中で、「こうしたいんだけどどうかな」「こんな風に揃えてみたい」と自分の理想やイメージを共有するのが怖くて、ものすごく緊張します。気持ちが弱くなると「ちょっと違うけど今日はこれでいいか」と思いたくなってしまいます。
でも、なのはなのコンサートのためにも、仲間のためにも、自分がちゃんと摂食障害から回復して生きていくためにも、この苦手にちゃんと向き合って、乗り越えていかなければいけないのだなと思って気持ちを奮い立たせています。
たくさん話して、たくさん感じて、たくさん吸収して、理想を具体的にしていきたいです。
仲間を信じて、自分を溶かして、前に進んでいきたいです。
神様は、本当に「こうなりたい」と願うと、必ずそのチャンスをくれるのだといつも思います。
自分が立てている目標をしっかりと見て、なりたい自分に変わっていきます。
〇自分自分になっていたこと
今日あゆちゃんと練習をしていて思ったことがあります。
私は最近の練習で、みんなのコーラスを聞いていて、「もっとこうしたい」と思う気持ちから、で心から「すごい!」「よくなってるね!」「いいね!」と声をかけられていないかもしれないなということです。
「ここがちょっとおしいな」とか「ここで膨らませたい」とか「今度はここをこうしよう」と出来たところよりも、マイナスなところに反応してしまっていたかもしれないです。
ちゃんとしたいと思うと、皆の演奏も自分の演奏も、肯定せずになおしたいところを探してしまっているのかもと思いました。
みんなにすごく、すごく失礼だったなと思います。
みんなの気持ちを上げて、いい演奏にしていくことも欠かせない大切な役割の一つでした。
あゆちゃんが「いいね」「すごい!」とみんなの気持ちを受け取ってくれたときの、私たちの喜びは、いつ演奏してもなくならない強みになっていると思います。
そんな瞬間が積み重ねられなかったら、どれだけ理想に向かって練習していても迷子になって、ただの練習のための練習になってしまうなと気が付きました。
焦る気持ちや、自分が細かく見なきゃ揃えられない、変わらなきゃという気持ちで、頭がいっぱいになっていたかもしれないと思います。
コーラス練習をする時間、今まで一番先にあった「みんなのことが大好き」「みんなの生きていく姿勢を尊いと思う」「仲間になれて本当によかった」そう思う気持ちよりも、自分の先走る気持ちが勝っていました。
仲間を思う気持ちがあったうえでの演奏をしなければ、本当にみんなと心を揃えて歌うことは出来ないなと思います。
いい演奏にするためにも、みんなの成長できる日々にするためにも、今一度自分の気持ちの持ち方から改めて、皆と一緒にひとつずつ積み上げていきたいです。
自分の強みは、いつも「みんなが好きだ」と心から思えることです。自分の出来ること、自分のやるべきことをいつもみんなにほうに向けて気持ちを使いたいです。
〇ウラテテのバンド練習
『ウラテテ』をバンド練習をしていて、まえちゃんに「体当たりするみたいな、ハリが足りない」と教えてもらいました。
ウラテテは個人的にものすごく難しくて、上手く音が当てられないと思いながら歌っていました。
「その気持ちが出ちゃってるよ」そう言われて、ああ本当にその通りだったかもなと思いました。
そのあとの練習から、えいや! と気持ちを振り切ってくっきり入ることを毎回意識し始めると、凄く歌いやすくなって驚きました。
くっきり入るのはとても勇気がいるのですが、ほかのどうやって入るよりも音が響きやすくて、一曲を通して「上手くいった」と思える箇所が多くなるのが発見でした。
一回一回を本番だと思って100%でやり切ろうと思う気持ち。「音を揺らさない、外さない、くっきり」と思って歌うのが本当は普通なのだなと思うのですが、いまやっとその重さが分かってきたような気がします。
苦手な部分や出しにくい音はたくさんあるのですが、怖がらずに今の精一杯で表現して練習を重ねていきたいです。
長くなってすみません。今日は朝から思うことがたくさんたくさんあって、どうしても文章にしたかったです。
まだOMTで感じたことや、声に出して改めて思ったこと、浄化されていく気持ちがあって、それもまた文章にしたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
すこしでも成長できるように、仲間を守れるように成長したいです。