「2000kmをも超える範囲で」 そな

12月6日

 消灯前にお父さんとお話しさせていただいて勇気をもらえました。

 数日前から、力を抜かずに出来ることを頑張って1日を過ごす事は、自分自身に大きな影響を与えるものだと気づきました。
 少しでもよそ見をして力を抜いて無駄なことを考えながら過ごすと、その姿勢は周囲に伝わるのはもちろんのこと、それだけでなく自分の自信を削いでしまうもので、自分のやる気が足らず100%の気持ちで活動せずにいる自分の責任なのに、そのせいで気分が落ちてしまう(自分は意志が弱く自分に甘いできない人間だと自分を責めてしまう)。

 できる限り一生懸命に人の話を聞き集中して活動をすると自分を鼓舞することができ、寒いから暖まりたいなとかお腹すいたから何か食べたいな、といったような私欲的なものを感じる間もなく時間が過ぎていく。そして時にその姿勢を誰かが褒めてくれる。(先日まなかちゃんが私の事を“希望”だと言ってくださって内心飛び跳ねました。すにたちゃんやあゆちゃんにもちらっと声をほめてくださったこともとても嬉しかったです)

 誰かの希望になれる、そんな素敵なことがあっていいのか、というか自分の人生に希望なんて輝かしい言葉が生まれるなんて……。
 今は日常での自分に関する気づき、変化がたくさんあって自分のことばかり書いてしまっているけど、もっと周囲を見て自分のことだけじゃない色んな気づきを記録として残していきたいです。

 ずっと前向きな気持ちと高い志と強い芯をもって過ごしていたい。正直なところ今は時々心が折れてしまっていると感じます。そんな姿で人様を落ち込ませたりなんてしたくない。でもどうしたら前向きな状態をキープ出来るのかわからない。
 この先のことは分からないから、今はとりあえず目の前の事にうまい事取り組めたらそれでよしにしようと思います。
 それを積み重ねていくと、それが地になっていくと信じて、できることを100%で、それでいて堅苦しくなりすぎずに、あくまでなんでも楽しんでやろうという精神で、人生をもっともっと楽しみたいです。

 お客さんに伝えたい気持ちを一番伝えられる人間の立場に立たせてもらうことは、本当にありがたいことだし、役目を果たすためにも、今の自分の見栄えの悪さを少しでも無くして、改善していかなければいけないなと痛感します。
 また、この脚本で自分を変えていけるんだという希望を心の底から強く感じています。でもあくまでこれはお父さんが与えてくださった、良く生きていけるための道しるべであり本番までの自分の姿勢によってコンサートを通して得られるものは大きく変わってくるのかなと思います。できる限りたくさんの事を吸収して、学びたい。

 Be the best version of you. という言葉を大切に。
 明日は今日よりももっといい自分でいられたらいいなと思います。

 希望の光を与えてくださって本当にありがとうございます。
 ここで生活させていただいている事に対して感謝という言葉では足らないほどに本当に今、私は生きているということに喜び、希望、可能性を感じています。
 症状がなければなのはなファミリーに出会えることが出来なかった。そう思うと摂食障害でよかった。ありがとう! なんて思います。おかしな話だけど、でも今ここで変わっていけることが自分にとっての一番大きな幸せです。
 直径2000kmをも超える範囲で羽ばたけるような蝶になるように明日も頑張ります。