12月6日(金)「『You Take My Breath Away』コーラスと演劇のブラッシュアップ」

12月6日のなのはな

 午前中に、あゆちゃんが『You Take My Breath Away』の練習を見てくれました。この曲は、今回コーラスパートのリーダーである、まなかちゃんも一番力を入れていて、これまで何度も練習をしてきました。特に、イントロの部分はお客さんを引き付けるという意味でも重要だと思います。

 

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 食事の初めにも毎回、練習していますが、やっぱりみんなの気持ちが入って一つにならないと、心に届かないんだなぁと思います。私たちがそれぞれ持っている思いを、この歌に強く出さなければいけないと教えていただきました。日常から離れた声で歌うということも、思いの表れなのだと思いました。

 あゆちゃんの話を聞いていると、人として一番大切なことは何か、誠実さや正しさや優しさの尊さ、これからどう生きていくべきか、このコーラスで何を伝えたいのか……いろいろと考えさせられて、とにかくベストを尽くして表現しよう、という気持ちにさせられます。

 

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 午後は劇の通しをしました。今回は曲の演奏は数曲のみにして、コーラスやダンスは出はけだけだったので、じっくりと劇を見ることができて嬉しかったです。

 役者さんが初めてピンマイクをつけての通しでした。どのセリフも全てお客さんに聞いてほしいし伝えたいことで、今日は特に、どのセリフも聞き取りやすくて嬉しかったです。

 劇は、通しをする度に、とても分かりやすくて面白くなっていきます。通しの度に、演技に気持ちが入ってきているのが分かります。

 普段から役者さんの練習の様子を見ていると、どれだけこの劇に力を入れているのかが伝わってきて、こちらまで気持ちが上がってきます。同じセリフを何度も何度も繰り返し練習している姿を見て、本当にベストを尽くして最高のものを見せたい! という思いがあるんだなぁと思います。私は役者としては演じませんが、伝えたい、という思いは役者さんと同じくらいあると思っています。

 

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 コーラスもダンサーも楽器の人も、照明や舞台背景の人も、みんなが役者さんと気持ちを重ねることが大切だ、ということがとてもよく分かります。なのはなのみんなは、深いところで理解しあっていて、目指す方向も同じだと思うので、それができると思います。そう思うと胸がいっぱいになってきます。プロの劇でもない、素人の劇でもなくて、なのはなだけの劇があるんだと、教えていただき、自分がその劇に加われることがとても有難くて、また胸がいっぱいになってきます。

 

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 劇を通して自分を見つめなおし、これからどう生きるべきか深く考えさせられます。人生をかけてこの劇を演じるんだ、というのは本当にその通りだと思います。コンサートまで残り少なくなってきました。毎日毎日、一瞬一瞬が本当に貴重なもので、こんな貴重な経験は今しかできないと思います。本番まで今自分にできることを全て出し切れるよう、頑張りたいと思います。

(きく)