12月3日(火)「昆虫チーム、演劇練習 & キャベツとニンニクの手入れ」

12月3日のなのはな

 コンサートまで残り、20日をきりました。
 古吉野では、今週は日中の作業時間でも、演劇練習が入り劇を細かくつめています。
 今日は1日、昆虫のシーンを主人公4人とみっちり、詰める時間をもらえて、とてもうれしかったです。
 そのシーンを、前から客観的に見る人をつくり、ここは見ている人にも強く言いたいところだからもっと細かく気持ちや表情、動きをそろえたい。ここは、もっとテンポよく、セリフを言いたい。客観的に見ることで、理想の形へと照らしてみたとき、どこをもう少し改善したらよいか、明確に見えてきて、それをみんなで共通認識をしてそろえられたことが、とてもうれしかったです。

 

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 ある程度、形が見えてきて、揃ってきたところで、さあ、ここからが本題。ここから、自分たちがより、質高く、もっともっと良くしていこうと、そのワンシーン、ワンシーンをいかにつめていくか。これがコンサートの一番楽しいところです。

 この過程を楽しみながら、みんなとともに、心も一体となって深めていき、より良いものを。誰一人と落ちることなく、みんなで一つとなって、上がっていく。その気持ちがまたよみがえってきたような、そんな感覚がします。

 今年は新しいメンバーもいろんなところで役者やダンス、舞台背景、いろいろな分野に、みんなが一生懸命取り組んでいる姿があって、その姿をみるたびに、とても心が温かい気持ちになります。

 

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〈平日ですが、この日お休みだったお仕事組さんと演じるシーンも、一緒に練習することができました〉

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 昆虫のシーンでは、初めてのコンサートでステージに立つ人たちと一緒に、このシーンをつくっていけることがとてもうれしいです。
 みんなが自分なりに、どうしたらもっと良くなるか、考えて行動している姿がとてもきれいだし、自分ももっと良くしたいという気持ちが高まります。

 そして、昆虫はこの時はどういう気持ちで、主人公の4人のセリフを聞いているのか、だとか、この時は足を踏み出したほうが良いのかだとか、改めて脚本を読んで細かく考え、気持ちを深めていきました。
 そうすることで、よりみんなの気持ちが一つになっていくのを感じたし、それと同時にステージの空気感、オーラがより深く印象深いものになっていくのも感じて、とてもうれしかったです。
 気持ちが一つに揃うと、自然と、みんなの動きも、(ここだよね)という、その瞬間が分かってくるようになり、動きもそろってくると、やっていてもとても気持ちがよかったです。

 

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 最後にはお父さんにも見てもらい、アドバイスをもらえたり、テンポがよくなって見やすくなったと、言ってもらいました。
 昆虫のメンバーのまちちゃんがいつも、みんなが集まれるように毎日声をかけてくれたり、ちさとちゃんが、昆虫のメンバーとつねに、舞台の上に立たなくても日常生活からお互いを感じ、支えあって、助け合って、もし、セリフが誰か飛んでしまったとしても、ほかのだれかが、相手のセリフも覚えて言ってあげられるくらい、全員で一つのものにしよう、と言ってくれて。
 みんなの一つひとつの、良くしていきたいという思いや気持ちがとても伝わってきて、それが本当にうれしくて、ああ、このメンバーでやれることがとてもうれしいなと、つくづく感じ、自分の勇気にもなります。

 時間はもう残り短いのですが、1日1日をもっと大切にして、今日よりも明日、今よりももっと、良くしていこうという気持ちで、明日もできることを頑張ります。

(すにた)

 

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 ハウスで育てているキャベツが大きく育ってきました。
 午後の時間、りなちゃんやあけみちゃんたちとキャベツの追肥をしました。
 追肥をする前には、葉に異常がないかチェックします。
「これは私の担当野菜なんだよ!」
 と言いながら、まりかちゃんが一枚一枚、丁寧に見ているのが可愛くて、キャベツも嬉しそうに見えました。

 

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 りなちゃんが、その都度メンバーの役割分担をしてくれて、作業はスピーディーに進んでいきました。
 追肥をしてから、中耕する時に株もとにぎゅっと土寄せします。土の中には落ち葉堆肥が混ぜ込まれていて、ふかふかした土が気持ちよさそうでした。
 柔らかなキャベツになりそうな予感! 成長するのが楽しみです。

 午後4時ごろにユーノスハウスで作業していると、ハウスの横でゆきなちゃんが園芸作業をしていました。
 「なにしてるのー?」と聞くと、「あけみちゃんの好きな花を植えてるよ」と矢車草を植えていることを教えてくれました。
 ハウス越しに見えるゆきなちゃんが、夕日に照らされながらお花の苗をもっているのがとても綺麗で、その光景が心に残りました。

 

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 キャベツの作業を終わらせて、梅林奥にニンニクの芽かきをしに行きました。
 わき芽をつんで1本にして育てるのですが、ずぼっと抜けるのが気持ちいい! 抜いた芽はニンニクのいい香りがして、りゅうさんが作ってくださるスタミナ満点の料理を思い出しました。
 近々追肥をする予定になっています。足が長いニンニクもしっかりと見て育てていきたいなと思います。

(まなか)

 

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