12月2日のなのはな
ホール入りまで、残り2週間。舞台背景や照明などの作業も進むなか、今週は、特に演劇の精度を高める週として時間をとっていきます。
音楽劇の主たる登場人物を演じる4人は、1日に2シーンずつを密に固めていくことを目標に、練習に取り組みました。
この日は特に後半の山場となる、登場人物たちの会話シーンについて、まずはその場面でそれぞれのキャラクターが何を感じているのか、セリフを追って話し合いました。
個々の人物の気持ちの動きだけではなく、ある1人が気付きを得て発した言葉によって、また別の人にとっての発見がある。そうした気持ちのつながりも、改めて深く意識するきっかけとなりました。
後半は特に、この音楽劇で伝えたいことが詰まっています。それぞれのシーンのハイライトを見つけて、音楽で例えるならすべてをフォルテで演じるのではなく、特に大切な部分を盛り上げるための流れや立ち位置などを、根拠を持って作っていけました。
午後からはお父さんに見てもらい、細かなセリフ、立ち位置、前回の通し練習のときにお父さんが考えていたことも含めて、修正して完成度を高めることができました
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まっしろで、まんまるな、大きなカブが採れました!
種をまいて、水やりをして、害虫対策の草しきをして、ネットをかけて、肥料をやって……。秋からずっと見守ってきた白カブが、今日、初収穫を迎えました。
ゆず畑につくと、大きくなって今にも畝から飛び出そうなカブが、私とふみちゃんを待っていました。
茶色の土から、まっ白な顔を出していて、その上にはふさふさと茂った葉がネットを突き破らんばかりに伸びていました。
今日はそのなかでも大きくて立派なものを選びながら、カブを収穫しました。
ネットを開けた瞬間、葉がきもちよさそうに背伸びをしているみたいに飛び出てきて、カブ独特の甘い香りが漂ってきました。
大きい物だと、手のひらをめいっぱい広げたくらいの大きさで、持ちあげると「ずしっ」とした重量感を感じました。
どのカブもまっ白でつるつるで、虫の被害などが無くて良かったなと思います。
たくさんのカブを持ち運んでいると汗ばんできて、12月とは思えないくらい暖かい日差しを感じました。野菜にとっては恵みの日差しなのかなと、思います。
古吉野に持ち帰ると、さっそく、まなかちゃんやあやちゃんが動画撮影をしていて、みんな大好きなカブを見てうれしそうな声をあげていました。
まずはじめにカブをたわしでこすって洗いました。今日は少し暑かったので、火照った身体に冷たい水が気持ちよく感じました。こすればこするほどカブが雪のように真っ白になっていくのが楽しかったです。ずっとまんまるで真っ白いカブを見ていると、だんだんそれがアヒルのおしりに見えてきて、隣にいたまなかちゃんは、「おもちみたい」と言っていました。そうか、もうすぐみんなでおもちつきをする時期でもあるんだな、と思いました。
夕方に、チームのメンバーと、プレゼント用にカブのラッピングをしました。
せいこちゃんと折り紙の裏にメッセージをかいて、それをまちちゃんがカエルの形に折ってくれました。それをカブの白いところにつけて、カブにリボンを結んで、完成です。
あゆちゃんに直接渡したときは、あゆちゃんのきらきらした笑顔で喜んでくれました。
夕食の席でお父さんお母さんの机に置かせてもらったときも、「きれいなカブだね」と喜んでくださっていて、すごく嬉しかったです。
みんなと、おいしいカブの初収穫を喜び合えたことが、嬉しかったです。
まだまだ畑には、これから大きくなるカブがたくさんあって、赤カブもあるので、霜対策など必要な手入れをしっかりして見守っていきたいです。
(ほのか)
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今年初めての、豆の選別をし、とっても楽しい時間でした!
体育館では劇の練習が進むなか、音楽練習を一区切りさせた私たちは、リビングに新聞紙を広げてトレーの上で白大豆の選別をしました。
選別は、調理用、種用、みそ用とくず豆に分けます! 最初は慣れるまで難しいのですが、慣れたらとっても楽しく嬉しかったです。
くず豆も、ごみではなく、ななほちゃん達が、納豆水防除のための納豆にして再利用してくれています。
種は、畑にまくらしいのですが、面白いことに綺麗な豆を植えたら綺麗な豆ができるらしいです。なので種は、大きくてきれいなものだけを選別しました。
味噌用として選別した豆を使って、来年にみんなで1年分の味噌を作るらしく、凄いなと思いました。
どの豆も無駄にしないで再利用するのが、なのはなの凄いところだなと思います。
豆は表が綺麗でも裏が紫で、調理用やクズの時があるので、ころころと転がし選別するのですが、それがまた音もよくて楽しかったです。
それに選別している時、皆で暖かい雰囲気で進められたことも、とっても楽しく幸せな時間でした。
まだまだ未選別の豆があるので、それをまた進められるのが楽しみです。
(かのん)