
12月1日のなのはな
月が変わって12月。(12月になってしまった……)という焦る気持ちもあるのですが、コンサートの日まで毎日進化できるように、前向きにかつ自分が持つ責任も楽しみながら、変わっていきたいと思います。
音楽合宿3日目。ウィンターコンサートの後半を、午前中は修正の必要なところで止めながら、午後は止めずに通しました。演劇では、前回の通し以来、シーンごとに演出や動きなどが変わっている部分があり、通しをする度に、このキャラクターが好きだな、このシーンがもっと自分の中で大切なものになった、と感じる部分があります。そういう部分と、午前中は集中が途中で切れてしまった、バタバタしてしまった、という悔しい部分もあります。
午前の通しが終わった後、あゆちゃんが話してくれました。みんなで舞台に気持ちを向けて、一緒に景色を見ること。そうすることで、役者の人たちも話しやすい空気を作ることができる。役者たちが話している言葉は自分たちの言葉でもあること。そして、脚本はみんなのなかに落ちて本物になるんだよ。
あゆちゃんの言葉が嬉しかったし、気持ちが更に引き締まりました。舞台袖でのディティールが粗かったことが悔しかったし、一緒に表現して伝える仲間を1人にしないで、仲間のことを思いたい、と思いました。
午後の通しまでの間、1時間ほど時間がありました。そこで個人で足りない部分を練習したり、リビングや体育館では午前の通しを踏まえて新しい制作物を作ったり、劇に新しい動きを付けたりと、みんながもっとよりよいものを求めて、向かっていました。一緒に同じものに向かっている澄んだ空気がありました。
午後の通し。アンサンブル演奏が入る曲で、役者たちが新しくダンスをしたり、ハキリアリの役の子がこっそり役者たちの後ろを通っていたり、そのシーンが更に親しみを持ちやすくなって、1つが変わったら流れ全体が変わってく力が見ていて凄いと思いました。
舞台に気持ちを向けること。役者の人たちが話す気持ちは、私たちそのもの。その人たちの生きにくさを聞くたびに、私にも同じ苦しさがあった、と感じます。その子たちが、希望を見つける姿に、自分にも同じように光を感じます。
2週間後がホール入り。お父さんが、ある卒業生が最近、送ってくれたメールについて話してくれました。大学で学んだり、新しい局面を経験したりするなかで、このコンサートの脚本を読んで、改めて、自分の目指すもの、根底に持つ気持ちを持ち直すことができた、と、連絡をくれたそうです。求めている人にこの脚本が伝わるように、この脚本を自分たちの物語にできるように、日々、少しでも良い方向へ変わっていきます。
(ゆきな)
【のんちゃんに、税理士試験の合格証書が届きました!】
税理士試験へ向けて勉強を積み重ねて、この夏、さいごの科目試験を受けた、のんちゃんに、税理士試験の合格証書が届きました。日頃から、みんなと一緒に活動をして、イベントやコンサートの折にはダンサーとして活躍したり、収穫できた野菜でおいしいぬか漬けを作ってくれたり、いつも明るい笑顔で、背筋を伸ばして勉強してきたのんちゃんの合格を、みんなで喜びました。