11月27日(水)「秋冬野菜、収穫の楽しみ」

11月27日のなのはな

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 毎年の成人式で新成人の着付けをしてくださっている、村上さんが来てくださり、振り袖の着付け教室がありました。10月から、毎週水曜日に教えていただいてきた教室も、年内は、この日で一区切りとなりました。村上さんがご指導くださり、着付けを習ってきた人は、この日、振り袖に腕を通す手前、長襦袢をすっかり着付ける行程までを1人で行なったことを話してくれました。
 今年度、なのはなファミリーでは、例年よりも新成人が多いです。成人式の当日は、村上さんをはじめ複数の方々が着付けをしてくださりますが、教えていただいたことを活かして、少しでも良い準備をみんなで行なっておけるように、頑張りたいです。

 

 コンサートへ向けては、朝や夜の時間もつかい、演劇や、コーラス、ダンス、バンドの練習、大道具と小道具の制作を行ないました。演劇は、お父さんに1つずつシーンを見てもらいながら、より細かな演出や動きが加わって、日に日に、場面が色鮮やかになり、また深まっていっています。

 

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 なのはなで育てている秋冬野菜も、あっという間に収穫の時期を迎えています。
 今年のサツマイモとサトイモは、私たちの顔よりもずっと大きな、特大サイズの芋がたくさん収穫できて、豊作でした。家族みんなで行なった芋掘りは、芋をほりあげるたびに歓声が上がり、賑やかで楽しい時間でした。

 そして、これからの季節の主力野菜となるのは、主にダイコン、セロリ、小松菜、水菜、カブ、白菜、ほうれん草、太ネギです。果樹では、この日、ユズが全収穫を終えました。

 

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 ダイコンは古吉野保育園前の広い畑に、7000株植わっています。第1弾のダイコンは、葉の丈が高く、今にも防虫ネットを突き破りそうな勢いです。

 収穫するときは、リーダーの子が、
「今日は1人何本抜いてください」
 と教えてくれて、みんなでおいしそうな、大きいダイコンを選んで引き抜きます。今回初めてダイコンの収穫をするメンバーもたくさんいて、みんな大喜びで畑に駆けていきます。
「きゅぽっ」と地面からダイコンの真っ白な肌が見えるときの感動は、思わず、「綺麗!」と口に出してしまうほどです。
 食卓でもダイコンをいただいているのですが、ダイコンを食べると、味覚でも冬のおとずれを感じます。そのままでも甘くてみずみずしくて、とてもおいしいです。

 

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 そして、なのはなの冬といえば、セロリ。今年はビニールハウス4棟分の面積に定植しています。ハウスに入った瞬間、セロリの爽やかな香りが、すうっと感じられます。定植から約2か月が経過していて、今は長いもので草丈30センチほどまで成長しています。セロリの収穫方法は、株もとから出ている脇芽を収穫します。このときに、その茎の根元からまるごと収穫するのがポイントです。セロリのフレッシュな香りに包まれながら、株間に手を入れてセロリをひたすら採っていく作業は没入感があり、永遠に採っていられそうなくらい楽しいです。この日も、2畝見ただけでも大量に収穫できました。
 セロリは今の時期から来年の5月ごろまで採れるので、これからも手入れをしっかり行なっていきたいです。

 

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 小松菜、水菜は種まきをしてから収穫までがあっという間で、小松菜は収穫してはまた種まきをして、また収穫をして、と、何度もたくさん採れているのが嬉しいです。
 葉物は、霜が降りると凍結によるダメージを受けてしまうため、夜間は全面をビニールで覆って霜対策をしています。小松菜や水菜は、株ごと根元から包丁や剪定ばさみで収穫します。土の中に刃物をくぐらせて、この辺かな? というところで、「ざくっ」と切ります。失敗して根より上のほうで切ってしまうとバラバラになってしまうので、少し緊張します。その分、いいところで切れたときは達成感があります。
 虫の被害も少なく、綺麗なものが採れているのが嬉しいです。

 太ネギの畑は、古吉野校舎の上のほうにある見晴らしの良い場所に位置していて、私が一番好きな畑です。そこから見える景色が、ものすごく綺麗で、行くたびに心が癒されます。

 

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 太ネギは、少し変わった畝の形をしていて、通常のかまぼこ型の畝より、傾斜がついた、斜めの形をしています。肥大するとき、いかに綺麗に土寄せできるかで太ネギの太さが決まってくるそうです。今回土寄せしてくれた人が、畝間にひとかけらの土も落とさず綺麗にしてくれていて、そこにそびえ立つまっすぐな緑と白のコントラストが、なんともアートのようで、見る度に感動します。

 セロリの収穫の帰り道に、思いがけず、「台所用に5本、抜いてきてほしい」と頼まれて、収穫させてもらえることになりました。それがすごく嬉しくて、飛び跳ねるみたいに畑に駆けていきました。数ある太ネギの道を歩きながら、どの子が立派でおいしそうか探しながら採りました。太ネギ界のモデルさんを発掘しているような気分で、胸が高鳴りました。
 食卓に太ネギが出ているのがすごく嬉しいです。柔らかくて、トロトロで、フルーツのように甘いです。太ネギも、冬を感じる、大好きな野菜です。

 

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 野菜で季節を感じることができる、この環境がありがたくて、なのはなならではだなと思います。自分たちで育てているからこそ、おいしさも、野菜が好きな気持ちも、倍以上に感じます。
 これから収穫時期を迎える白菜やカブも今、順調に大きくなっていて、成長を見られることが嬉しくて、楽しいです。
 これからもしっかり手入れをがんばっていきます。

(ほのか)