いつも、なのはなファミリーを応援してくださり、なのはなの様々な活動を助けてくださる永禮さん。そんな永禮さんのご地元、東一宮で開催される、鵜の羽フェスティバルに出演しました。
十月二十日、日曜日。会場に着いて挨拶をすると、「今日、楽しみにしています」「来てくれてありがとうございます」と会場に着いたときから、地域の方がとても好意的に迎えてくださいました。とても温かい気持ちで、準備に入ることができました。
前日は、午前から雨予報だったため、朝ご飯を食べる前の時間に、現地に場ミリに行きました。途中からは、雨も降ってきたのですが、朝に場ミリに行くのははじめての体験でした。でも、そんな崩れた天気だったことも忘れてしまうほど、当日はとても気持ちよく晴れて、真っ青な空の下が私たちのステージになりました。
『ビューティフル・ピープル』から、演目は始まりました。
前日にも、あゆちゃんが前から見てくれて、何度も練習した出はけで意識した気持ちをイメージし、みんなと列になって、テントの袖からお客さんが待っているグラウンドのステージに、いざ足を動かします。
私は、ビューティフルな人になる必要はない、ありのままの、本来の若々しい、人間味ある姿で生きていく、そんなふうに生きていく姿こそキラキラと輝くものがあるのだ、という気持ち。出るときこそ、会場に華やかで若々しい、なのはならしい空気をぱっと広げられるように。
ステージに出ると、一番目に飛び込んできたのは、なのはなの応援組のみんなでした。なのはなファミリーの最年少メンバーであるまりかちゃんが、「わあーー!!」と、とびきりの笑顔で手を強く叩いて拍手をする様子が目に入りました。真ん中の席には、すにたちゃんとかのんちゃんが見えました。
ステージに出るとき、どんなにイベント出演したとしても、音楽はステージに立つ人と、お客さんとの間に生まれるものだから、いつだって緊張はともないます。
しかし、お客さんの中に、なのはなの応援組のみんなが、散らばっていてくれて、演奏が始まるときも、終わるときも、いつも一番のファンのように、拍手やかけ声をしてくれて、とても心強い空気感がありました。
■仲間の存在
会場をダンサーやバンドメンバーだけでなく、応援組のみんなとも一体となって、本当に仲間のみんなで会場を作っているんだ、と思いました。仲間の存在って本当に凄いんだなと、仲間がいることのすごさを感じたし、それが幸せだなと思いました。
はじめから、とてもダンスが踊りやすかったです。
ステージに出ていくと、お客さんがとても真剣に私たちの演奏に聞き入ってくださっていることを感じました。スマホで、ずっと撮影してくださる方もいました。
そんなふうに、真剣に見てくださったり、受け取ってもらえているということがとても嬉しかったです。それは、自分の出番がなく、テントの中にいるときにも感じました。
『オ・ヴァイ』や、『ウラテテ』といった特徴的なフラダンス曲では、その曲の世界観や、ダンサーやバンドのみんなが表現するものが会場に広がって、別世界に包まれているような感覚を感じました。
最後は、なのはなで演奏する曲の中で、永禮さんの一番好きな曲である、『フラガール』を演奏しました。アンコールもあり、温かい拍手の中、演奏を終えることができてうれしかったです。
演目が終わってからは、地域の方とも一緒に、輪になって、『一宮小唄』を踊らせてもらいました。昔ながらの踊りである『一宮小唄』を、地域の方の一員になれたように、一緒に踊れたことが、とても温かい気持ちになって嬉しかったです。