11月21日のなのはな
掘り起こした玉ネギたちが、今か今かと定植を待っている! 玉ネギの植え付け2日目は昨日に引き続きコムスリー畑と、吉畑下の畑も定植に入りました。私にとってはウィンターコンサート前の畑作業のなかで、サツマイモ・里芋掘りに続く大きなイベントに感じていて、気持ちが入ります。
午前中にコムスリー畑の残り1枚の畑を終わらせる、という目標で進みました。玉ネギマルチの真ん中に篠竹を刺して、土に穴を開け、そこに玉ネギの苗を植え付けます。ポイントは2つ。1つは、成長点を埋めないこと。2つ目は根を痛めず、かつ、しっかりと土の中に入れること。この2つを特に気をつけながら、定植を進めました。
マルチが土と密着してピンと張られている畝はそれだけでも気持ちが良いのですが、でも、ちょっと寂しい。マルチの黒と土の茶の中に玉ネギを植え付けて緑が入ると、畑が賑やかになって、植え付けている間に後ろを振り向くと、ずらりと並ぶ玉ネギの鮮やかな緑に力が湧いてきました。玉ネギの苗は25センチほどの丈があり、真っ直ぐに立っていて、苗だけ見ても勢いを感じます。これから玉ネギとなっていく球の部分も5~7ミリぐらいの大きさで、可愛らしかったです。
どうしても、午前中までに終わらせたい。午前の後半は1畝25分で終わらせる目標で、時間ギリギリでしたが、みんなで絶対に終わらせようという気持ちでいました。気持ちを尖らせて、集中力を高めて、いつもの日常の自分とは離れたところでいないと終わらせることができないように感じました。
終わったときは、昼食4分前。しかも、定植したい苗がぴったりコムスリーの畑に収まって、気持ちがよかったです。みんなの表情が、笑顔ですっきりとしています。
午後は吉畑下の畑に、玉ネギを植え付けます。畝立ての続きから始まって、マルチ張り、定植と、盛りだくさんな作業でしたが、コムスリーの畑で1回その作業をしたからか、畝立てからマルチ張りまでが、スピーディーに進みました。
ここは、畝立てをした後なので、土がフカフカで玉ネギの苗が定植しやすく、土の中に根が吸い込まれるように、すぽっと土の中に苗が入って、サクサク定植が進みました。コムスリーの畑、吉畑下では、植える品種を変えています。2つの品種の違いを見ながら育てることができるのが、今、玉ネギを育てる1つの楽しみだなと感じます。
定植はまだ途中なのですが、最後まで終わらせたいです。
(ゆきな)
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「パシャ」
ここは舞台背景の工房。脚本の中で、AIが進化して何でも答えてくれたり、テレポート機能がついている未来のiPhone、「iPhone27」の土台が完成しました。
まえちゃんが実物のスマートフォンの比率からデザインをしてくれて、須原さんが作ってくださいました。桟木の取り付け方によって立体に見えるようにするか、立体にしないようにするか。iPhoneが「27」になったらどうなっているのだろうと話しました。
レンズは、縁が少し出るように須原さんが作ってくださり、その中を黒く塗り、クリアファイルなどの透明なものを上からはめ込むとレンズのようになるのではないかと話してくださいました。
体育館で、背景の塔の下地塗りをしていると、同じ体育館のステージ側では、今回主人公を演じるみんなが演劇練習をしていました。一つのセリフについて、ここはどういう気持ちだろうかと話し合っている声が聞こえて、自分も同じように深く理解してコンサートに臨みたいと思いました。
明日からは音楽合宿で、コンサートまであと1か月になります。良いものになるように、真剣に向かいたいです。
(さくら)