11月17日のなのはな
ウィンターコンサート、2回目の合わせ。
前日の通し練習を踏まえ、お父さんとお母さんが書き換えてくれた新しい脚本で合わせです。
午前のうちに、変更点を確認したり、変更したところの出はけの確認をしたり、午後の合わせに向けて、みんなで準備をしました。
その緊張した空気に、「昨日よりも良いものにしたい」そうみんなが思っているのを感じ、気持ちが引き締まりました。
出はけの確認で、「空気を創るのは自分たち」ということを、あゆちゃんが何度も伝えてくれました。
お父さんとお母さんが書いてくれた脚本で、私たちの伝えたいことを伝えるために、一人ひとりが自分のこととして空気を創らなければいけないということを、改めて感じました。
周りについていく人ではなく、意志を持って自分の役割を果たそうと思いました。
脚本が新しくなり、自分の動きも前日とは違うので、少し緊張しましたが、この合わせも本番だと思って、今の自分のできる全力でやろうと思いました。ストーリーは次々と進み、あっという間に前半が終わっていたし、気が付いたら最後の曲になっていたという感覚でした。
最後の曲ではみんなを近くに感じ、今ここにいるメンバーで、今年もコンサートを創っていける、そう思うと、みんなを大好きな気持ちが大きくなり、胸が熱くなるのを感じました。
個人的には、前日よりも気持ちを前に出せていたと思いますが、まだまだ不十分なところがたくさんあります。
でもそれを踏まえ、昨日よりも今日、今日よりも明日……と自分を進歩させて、今年のコンサートも、みんなと創って成功させたい。と、改めて感じました。
夜には、演劇の各シーンを演じる仲間や、バンドなどのグループごとに集まり、改めて脚本を読み込み、その場面に登場する虫や生物についての知識を深める時間をとりました。
私たちの生活のなかで、小さく、ともすれば見落としてしまう虫たちや、私達自身を構成している細胞たちの、その働き、歴史、生きていくために選び取ったあり方、他の種との共存関係などには、私たちが回復するために不可欠な、そして私たちがよく生きるために不可欠な考え方があります。
そうした本質的な要素を取り込みながら、私たちの回復のために、お父さんが書いてくれた脚本を、私達自身が深く深く理解してはじめて、この物語を、観に来てくださるたくさんの人のものとして、コンサートをすることができます。
これからの練習を通して、コンサートを創っていく過程、みんなとの時間を大切に積み上げていきたいし、その中で必ず成長していけるものにしたいです。
(よしえ)