11月16日(土)「ウィンターコンサート、第1回目の通し練習」

11月16日のなのはな

 8回目の音楽合宿、2日目である今日は、ウィンターコンサートに向けて通し練習が始まりました。
 週のうち3日間をつかって集中的に練習をしている音楽合宿も、ホール入りまで、最多で残り4回と聞き、その数字に驚くと同時に、心と身体が、よりコンサート仕様に変わっていくことを感じました。

 

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 今年の物語のテーマは「昆虫」です。どんな昆虫が出てきて、どんな色を見せてくれるのか。今年のメンバーと、今年の集大成として、良いコンサートを作れるよう、これからも本気で向かっていきます。

 午前中に、コンサート全編の出はけの練習を行ない、午後からは1回目の通しということで、未知なところもある中でも自分の今の最大限、それ以上のパフォーマンスをできるようと、強気な気持ちで向かい、1曲目をスタートしました。

 さぁ、これから私たちの演奏と舞台がはじまりますよ、と気持ちを前へ前へと向けて、強気で演奏していくと、身体も動きやすく、表現しやすかったです。
 練習ではミスを心配したりしていましたが、今はすべて忘れて表現すること、前に気持ちを向け続けること、そう思うと、今までの中で一番ベストで踊れた、という感覚があり、それも自分の中の一つの発見で、とてもうれしかったです。

 

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 今年、私は新しく、全体での楽器演奏以外に、ギターアンサンブルや、小人数の楽器演奏に入らせてもらっています。
 音をメインにして、お客さんに届ける、伝えるということの表現の面白さや発見がたくさんあって、その中には難しさや課題もあるのですが、これを経験させてもらうことがとてもうれしいです。

 今日の通しの中で、太鼓の演奏を見させてもらった時、こんなにも太鼓だけで胸に刺さって泣けてくるものなんだな、と、これこそが、あるべきパフォーマンスとディティールなんだ。と思いました。
 そんなシーンを、これからもっともっと増やしていき、見てくださる方にああ、来てよかったなと思えるようなコンサートにしたいと改めて思いました。

 

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 さて、コンサートの音楽劇について、どんな物語なのか、触れたいこと、言いたいことはたくさんあるのですが、ネタばれになってしまうので、それは当日までの秘密……として、私はこの脚本を通して、最終的に自分たちは何を伝えたいのか、脚本を深く知れば知るほど、ああ、こうだったのか、という発見や、衝撃な事実、脚本を通して、自分自身の生き方について気づくことばかりで、それがとても嬉しいです。

 

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 また、演じながら一段と、仲間との深い共感であったり、信頼や、絆が深まっていくような感じがして、とてもうれしいです。

 私の中で、通しをしながらも、仲間を感じる部分がすごくたくさんありました。
 はじまりの曲では、私は、ももかちゃんの隣でポーズをしながらコーラスをしているのですが、曲が進むにつれ、どんどん声の音圧が高まっていき、お互いにお互いの音を聞き、一つの目的に向かっているような感じがします。言葉は交わさないけど、音で通じ合う気持ちが強く伝わってきて、そこから演奏を始まれたことが、とてもうれしかったです。

 

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 前半のラストの曲『I See Fire』でも、2人組で見せる振り付けがありますが、手を握ると気持ちが深まるような、言葉ではうまく説明できないのですが、確かに感じるものがあります。お互いに瞳をしっかり見て、最後の最後まで瞳の奥で見てから前を向く。この曲を踊っているときは、いつだって、どこにだって仲間がたくさんいて、一緒に話していなくとも、その空気感だけで感じられるものというのがあります。そう感じられる瞬間を、もっともっと作っていきたいです。

 今日通しをさせてもらって、いくつもの感じたことや学び、気づきがたくさんありました。通しをしてみて、シーンや流れを修正すべきところもわかりました。個人ベースでも、より確実にしたいところ、良くしたいところがあります。2回目の通しで、そのことがさらに深まっているように大切に覚えておきます。

 そして、いつでも気持ちを外に、前に出して、明日も一日、昨日より今日! と、できることを頑張ります。

(すにた)

 

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〈朝食前の収穫の時間には、ユズの本格的な収穫が始まりました。1年のうちに3回行なった追肥のおかげか、柑橘類にある表年、裏年の影響が少なく安定した量の実がついています〉

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〈崖崩れ下ハウスのなかで育てているセロリは、脇芽摘みを兼ねた収穫がはじまり、食卓にも上り始めています!〉

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