11月12日(火)「サツマイモのツル、よいしょ隊 & 永禮さんとの脱粒作業!」

11月12日のなのはな

 この日のビッグイベント! サツマイモのツルの回収。
 多人数で早朝から1日、サツマイモのツルの回収作業にはいりました。

 畑につくと、サツマイモのツルや葉がぴんぴんと元気そうに畑一面に広がっていて、その光景を見て、ああ、芋掘りの時期がきたんだ、とワクワクした気持ちになりました。

 

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 リーダーのやよいちゃんが前日から、作業のやり方やシステムを考えてくれていて、作業をしながらも、どうやったらもっと効率よく進められるか、考えながらやっていきます、と言ってくれて、とても心強くてうれしかったし、私もリーダーさんにそって、よい作業をつくっていこうと思うと、なお気合もわきました。

 やり方は、2人1組で、1人が鎌でどんどん畝間のツルと、株の根元を刈っていく。
 もう1人が、刈ってくれたツルを観音開きに左右によけていく。――という方法です。

 観音開きにツルをよけていくことで、後々ツルを運ぶときに、2畝分のサツマイモのツルが1本の畝間にまとめられているので、運びやすくなるということも教えてもらいました。

 

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 私はきくちゃんとペアになって鎌でどんどん刈っていき、きくちゃんがツルをよけてくれました。
 刈ってしばらしくして前を見ると、きくちゃんがとても綺麗にツルをよけてくれて、そこだけ道が広がっているようで、見るたびにその光景が広がっていって、とても綺麗でうれしい気持ちになりました。

 刈り終え、畝間に寄せ……。最後に運搬です!
 このツルはすべて桃の肥料になるので、桃の周りに敷くということで、ツルをみんなで軽トラに乗せやすいように畑の手前まで運んでいくという工程です。

 やよいちゃんが、どの方法が効率が良いか、いろんなやり方を試して、一案として、少人数の3,4人でグループになりツルを運んでいくという方法でやりました。
 私はほのかちゃんと、ゆうなちゃんとやらせてもらったのですが、どうしたら運びやすいのか考えてみて、ツルが垂れてしまうと運びづらいのでロールのようにして、ツルを丸めて運ぼう! と話し、やってみました。

 

 ツルをロール状に巻いていくと、あんなにもたくさんあったツルがコンパクトに収まって、運びやすくなりました。
 ほのかちゃんとゆうなちゃんはサツマイモのツル返しの作業が初めてだったのですが、3人とも一緒になって考えてくれてどうしたらいいかなと言い合えた時間も楽しくて、2人が重いツルも全力で一緒に運んでくれたことがうれしかったです。
 
 ツル運びも大変な分、その分おいしくて良いサツマイモがとれるはずだ! とみんなでその活気な空気をつくって、わっせ、わっせと運びました。
横のチームをちらっとみるとまなかちゃん、ゆきなちゃん、そなちゃん、まみちゃんの4人チームが横に並んで「せっーの! よいしょっ、よいしょっ、!」と声を合わせて運んでいる様子があって、その姿が大きなものをわっせわっせと運んでる小人たちのようであまりにもかわいくて、「よいしょ隊」と名付けてみて、写真に納めました。

 

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 その4人のチームプレーがすごくよくて、ゆきなちゃんが先頭となって、力強い足腰でリードしていき、その中に、そなちゃんも一緒になって全力で動いている姿が見えて、このツル運びでみんなのようでした。

 ツル運びの後半ではやよいちゃんが言ってくれて、全員で一列になって等間隔に入り1一畝間のツルを一気にもっていこう!といってくれました。

 その時にやよいちゃんが、UFOキキャッチャーみたいにしっかりもって、いきましょうと言ってくれて、そのたとえがすごくわかりやすくて、自分がUFOキャッチャーになったつもりでしっかり両サイドからはさむと、もつと安定感があって運びやすくなりました。

「みんな準備はいいですか?  せっーの!」という合図とともにさっきの何倍の人数のみんなと大きな声で「よいしょっ、よいしょっ」と運んできました。
 みんなでやると一人の持が重さの負担も減り、もっともっと活気のある空気で運んでいけて、それがすごく楽しかったです。

 

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 そこからはあっという間に運び終わり、最後にマルチとペグを回収していき、畝間に残ったツルを熊手で集めて運んでいきます。
 4工程くらいに人数をわりふってくれて、きづけば、あんなにもツルで一面だった畑ももう、まっさらに畝だけの状態へと綺麗になっていきました。
 これでもう、芋掘りの準備はオッケー!!

 

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 そして、午後。
 サツマイモのツルを桃の木の枝に敷いていくという工程をします。
 桃畑に軽トラで運んでいく部隊が3台体制で運んでくれます。

 軽トラ部隊以外のみんなで最初に軽トラにツルを乗せやすい形に、ツルを小ぶりの山に分けていきました。

 とはいっても、この工程が一番気合がいるもので、ツルの山から、ツルをとろうとしてもなかなか引張り出せない!

 私はうたなちゃんとまちちゃんと一緒に引っ張り出すのですが、まちちゃんが、1人が補助で鎌をもって、ツルをかって引っ張りやすくしよう、と言ってくれて、その方法でまちちゃんが鎌でどんどん私たちが引っ張るそばからツルを刈っていってくれました。
 そうすると、最初の何倍も負担が減って、少しずつ希望が見えてきました。

 うたなちゃんと一緒に、これは綱引きだね。と言いながら綱をひくように、わっせわっせと引っ張り出していきます。
 これは結構な力がいって、途中でつまずくこともあったのですが、つまずいてもすぐに立ち上がって、また引っ張り出して。みんなで何かに立ち向かっているようで言葉や強さがうれしかったし、みんなが最後の最後まで、何度も立ち上がって最後まで、やり通す姿がとてもきれいでした。
 私もその中で作業をしたことが、すごくうれしかったです。

 

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 そのあとは、みんなで桃畑をまわっていき、ツルを敷いていきます。
 みんなでやると、ツル敷きはあっという間におわって、つぎからつぎへと畑を移動していきました。

 ひろこちゃんがサツマイモのツルは栄養価が高いことだとか、このツルは溶けて(分解されて)いくんだよ、といろんな知識を教えてくれて、溶けるんだ! と聞いてびっくりしたのですが、知らなかった知識をたくさん聞けて、とても面白かったです。

 

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 途中で桃畑で、みんなでお茶休憩をしました。
 しながらも、冬はね、桃の摘蕾というのをするんだよ、とななほちゃんが教えてくれたり、みんなで桃についてたくさん話した時間も楽しくて、桃が待ち遠しくなりました。
 サツマイモのツルが桃にもよくきいてくれるよう、気持ちをいっぱい込めて敷けた時間も楽しかったです。

 

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 これで、今日の作業は一区切りで、また明日はサツマイモ掘りがあるということで、とってもワクワクしています。
 また明日のサツマイモ掘りが楽しみです。

(すにた)

 

 

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〈マルチシートをはがした畝から、立派なサツマイモがのぞいていました!〉

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***

 

 グラウンドでは、白大豆の脱粒作業をしました。

 豆を脱粒機にかける時期になると、毎年、永禮さんが作業に来てくださっています。いつも、永禮さんに脱粒作業を助けていただけることが、とてもありがたいです。

 

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 脱粒の作業自体は午後からのスタートだったのですが、できるだけスムーズに作業を始められるように、午前の時間に脱粒機をグラウンドにセットしたり、必要な道具を運んだりしておけたことで、午後の作業開始時間の14時ピッタリに脱粒をスタートすることができました。

 永禮さんが、白大豆の株をどんどん脱粒機にかけていってくださりました。この日の脱粒メンバーは、永禮さん、ふみちゃん、私の3人です。私は、白大豆の株をてみにのせて永禮さんに渡すという役割でした。

 

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 グラウンドに島立てして干してあった白大豆の株はパリパリと乾いていて、脱粒に持って来いの乾き具合でした。永禮さんの脱粒するスピードが本当に速くて、今回はふみちゃんと私の2人だったこともあって、永禮さんの手が止まらないように全力で株運びや脱粒した豆の選別などをしました。写真を撮る余裕もないくらい永禮さんの脱粒が速くて、必死になって動いていた時間が大変ではあったけれど、その分以上に楽しかったなあと思います。

 豆運びが間に合わない!! と思っていたときに、あゆみちゃんやたけちゃん、たいちゃんが来て豆運びを手伝ってくれたときは本当に助かりました。あゆみちゃんたちがスーパーマンのように感じて、とても嬉しかったです。

 

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 脱粒機も、エンジンをかけてから一度も止まること無く、ノンストップでグラウンドにあった白大豆の株を全て脱粒することができました。終わったときはものすごく気持ちが良かったです。
 白大豆は私たちが毎日いただいているお味噌汁の味噌になるので、1粒1粒が本当に貴重です。今年穫れた白大豆をまたみんなで選別して、お味噌にしたり、みんなでいただいたりできるのがとても楽しみだなあと思います。

 永禮さんが来てくださって白大豆の脱粒作業を終わらせることができて嬉しかったです。永禮さん、ありがとうございました!

(よしみ)