11月11日
●気持ちをなぞって
月曜日、お仕事組さんは居ないなかでも音楽合宿をすることができて、毎日コンサートの気持ちで居続けられることが嬉しいです。
今日は『アイ・シー・ファイヤー』の振り入れをしました。
あゆちゃんが教えてくれる振り付けが、自分たちの中でも共感できる、すごく素敵な振り付けでした。
昨日この曲のコーラスを教えてもらったばかりなのですが、みんなで原曲を聴いていたときに、涙が出てきました。
英語の歌詞で和訳も知らないけれど、この音、歌声に引き込まれて、感情が動かされているのが分かりました。はじめは歌っているエド・シーランの声だけが聴こえたり、すごくしんとしていて静けさを感じます。それは、まるで明け方の冬の空にぽつんとひとりで立っている、歩いているような世界をイメージさせられました。
あゆちゃんが教えてくれた振り付けも、はじめは、みんながひとりずつ、肩を抱きながら俯いて歩いて出てきます。途中で空を見上げて、雪か何かが降っているのを感じて両手を上げると、また俯いて、歩きだしていきます。歌っているエド・シーランと同じような気持ち、その気持ちをなぞるように動くことができるのが、とても嬉しかったです。
最後のサビでは、みんなで並んで山脈のような列を作って、手を伸ばして動きます。あちこちに手を思い切り伸ばして、それが細胞のようで、ひとつの生物になったようです。この曲に限ったことではないけれど、自分ひとりではできない、みんなとだから見せられる、伝えられる感動があるということを、特に強く感じさせられました。
「今、こういう動きをしているよね」と心の中でお互いに確かめ合いながら、みんなで揃えて動くことが本当に気持ちがよくて、嬉しいことなんだなあと感じました。
これからまたあゆちゃんに歌詞の和訳や気持ちを教えてもらったら、今度はもっともっと揃えられることが楽しみです。きっと、もっともっと自分にとって大好きな思い入れの深い曲になると思います。
演劇練習や、今週末の通しに向けての準備が始まりました。
わたしは演劇係になるのは初めてで、経験豊富ななおちゃんややよいちゃんの力になれるかどうか、少し不安や緊張もあります。
でも、「良く生きたい」「明日こそ、少しでもマシな自分に」。
『アンダー・プレッシャー』の歌詞のように、いつも願い続けて求め続けながら、能動的にプレイヤーで向かっていきます。