「本当に家族なんだ」 あや

10月30日

 昨日のことになるのですが、お父さんに、おかえりなさいと挨拶をした時に、お父さんがただいまと返してくださったことが、本当に家族なんだなと凄く暖かい気持ちになりました。
 最近、お仕事組さんや、ももかちゃんと、いってらっしゃいや、おかえりなさいと挨拶できることも本当に暖かい気持ちになって幸せだなと感じます。今までもそう感じていたことはありますが、以前より多くなったように思います。

 今日は、去年のコンサートをBlu-rayで見させてもらいました。私はコンサートを見たことがなかったので見せてもらえると聞いて、朝からわくわくが止まりませんでした。
 最初のオープニングから、みんな同じ衣装でダンスがピタッと揃っていたのが本当に綺麗で、最初から涙が出そうでした。

 そこから劇が始まると、一気に物語の世界にぐっと惹きこまれました。劇と音楽がストーリーの中で繋がっていて、ミュージカルとなっていたのが本当に素敵で、次は何が来るんだろう、どうなるんだろう、と、ずっと楽しみが続きました。知っているダンスもあって、こんなふうにコンサートに組み込まれていたのだと知れて嬉しかったです。

 みんなの演技やキャラクターが本当に魅力的で、目が離せませんでした。お仕事に行っていたなおちゃんが、いつ覚えたのだろうというくらいセリフの量が多くて、なおちゃんが本当にかっこよかったです。

 ストーリーが、生きづらくて苦しい人を魔女に変えてしまうというのが、摂食障害などの依存症を持ってしまった自分達とぴったりと重なって、凄く感情移入しました。

 魔女になって生き延びるか、魔女にならずに死ぬか、という比喩が、摂食障害のことを知らない人でも分かりやすそうだなと思って、このコンサートのDVDをたくさんの人に見てもらいたいなと思いました。自分と重なっている部分がたくさんあったり、自分達がどうやって依存をしなくても生きていけるようになるか、というメッセージが書かれていたり、凄く心にくる場面がたくさんあって、涙が止まりませんでした。

 今年は、私も、このメッセージを伝える一人としてコンサートを一緒にさせてもらえることが嬉しくて、さらに練習がんばらなきゃ、と背筋を正されました。

 あんなに劇もダンスも楽器もプロのようなハイレベルで表現するには、本当に、厳しく、毎日積み重ねられた練習が後ろにあるのだなと思って、今年のコンサートも人に伝わる良い演奏が作れるように、本当に気を引き締めてがんばりたいです。