10月30日(水)「第2回 村上さんによる、振袖の着付け講座 & ウィンターコンサートBlu-ray鑑賞会」

10月30日のなのはな

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 村上さんが来てくださって、2回目の、振袖の着付け講座がありました。
 今回は、前回習った、長襦袢を着つける工程の復習をしたうえで、振袖を着つけるところを、村上さんが見せてくださいました。

 はじめに、第1回目の着付け講座で村上さんに教えていただいた工程を、あゆちゃんが着つけてくれました。なのはなに来て初めて浴衣の着付けを知り、夏のイベントなどで着てきましたが、振袖を着るときの工程も、使うものも、数の多さに驚きました。

 あゆちゃんが私に着つけてくれるのを見ながら、肌襦袢を着るときから皺を作らず、身体のラインの段差をなくし、背中心がずれないようにすることなど、ひとつひとつの工程に意味があり、それを積み重ねていくことが大事なのだと感じました。いつも村上さんに着つけていただいた成人のメンバーの、洗練された気品あふれる振袖姿は、この工程を経ていたんだなと感じました。

 タオルの当て方も折り方も、着つける人の体形でかわることも教えていただきました。段差がなく、身体のラインがドラム缶になっているのが着物を着るときはいいことで、その段差をなくすようにタオルを折り当てていく工程を村上さんがやってくださったとき、とてもきれいで、外からは見えないところだけれどそこもアートだと感じました。

 あゆちゃんが、ここが難しいんだ、と話してくれながら長襦袢を襟から合わせてくれるとき、あゆちゃんと工程を確認するように村上さんが着つけてくれました。その工程の最後に、村上さんが伊達締めを締めてくれたときの身体の感覚が忘れられません。あゆちゃんも、村上さんが着つけてくださると体幹がしっかりする感じがするよねと言ってくれたのですが、その通りで、身体の芯がしっかりとして、背筋が伸び、これまでの自分の身体じゃないくらい、しっかりとした体幹を感じました。そして、今着ている肌襦袢が身体と張りつき一体となっている感覚がしました。気持ちも身体も引き締まり、不思議な感覚だったけど、とても気持ちよく感じました。

 私も、大切なポイントや身体の使い方を教えていただきながら、あゆちゃんをモデルにやらせてもらったのですが、ひとつの工程をやり次に行くとずれてしまったり、長襦袢のどこを持ち、どこを押さえ、どう結ぶかなど難しかったです。

 それでもあゆちゃんの長襦袢が完成したとき、あゆちゃんと村上さんが、できたねと笑ってくれたときホッとしました。今日はまだまだだったけど、村上さんに教えていただけたことが嬉しかったし、これからの仲間に繋がるようにしていきたいなと感じました。

 

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 今日は、あゆちゃんの長襦袢の着付けが終わったあと、村上さんから、振袖を羽織り、締めるところまでを教えていただきました。重ね衿やコーリンベルトのとめ方、お端折りの作り方などを教えていただたあとの、あゆちゃんの姿がとてもきれいでした。

 そのときに、肌襦袢の白衿が左右対称に出ていなくて、長襦袢を着つけるときにずれずに着つけないと、振袖を着たときにきれいにならないことを教えていただけたことも嬉しかったです。

 今日は村上さんに着付けを教えていただけて嬉しかったし、新成人の振袖姿を思いながら、村上さんの姿を思いながら、身体で感じた感覚を感じながら、次に繋がるように眠りたいなと感じました。

(どれみ)

 

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 午後に、去年のウィンターコンサートをBlu-rayで鑑賞しました。
 まだコンサートを経験していない子たちとも一緒に、自分たちが作ったコンサートを見られたことが嬉しかったです。

 劇を見ていると、大好きなシーンや台詞がもう一度思い出されて、笑ったり、泣けてきたり、主人公の洋子の真っすぐさに心が洗われました。
 改めて自分たちの「生きにくさ」を痛感して、そして、生きにくいからこそ切り拓いていける道を洋子たちに見せてもらったようでした。

 

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 ウィンターコンサートの脚本は、私たちにとって本当に本当に大切な物語になります。
 これから生きていく時に必要な大きな気づきがあり、私は日々の生活やミーティングだけでなく、コンサートを通して、たくさん気持ちが作られてきたのだなと感じました。

 一人ひとりにとって、たくさんの人の前で自分たちの考えを訴えて表現しながら、それに賛同してもらうことは、私たちの希望になり、生きていくことの出来る、大きな活力になっています。

 コンサートのラストシーンを見て、お客さんの「頑張れ!」という言葉や、何度も大きな大きな拍手をもらったことを、ありありと思い出しました。
 本当に人は一人では生きていけないのだな、一緒に未来に向かって走ってくれる人が必ず必要なのだと感じました。

 多人数で踊る曲を見返していると、毎日毎日練習していた日々が思い出されました。
 難しくて、「もう無理!」と諦めたくなるようなダンス練習があったことも、皆の気持ちが寸分の違いもなくピッタリとひとつに重なって成功させた瞬間も、抱きしめたくなるほど尊い宝物だと思いました。
 コンサートは一回きりだけれど、私たちの本番はいつも、仲間とともに走っている今なのだなと改めて感じます。

 

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 今年のコンサートは、今年のメンバーでしかできません。
 この一瞬一瞬をしっかりと自分たちのものとして積み上げて、きっと、いいコンサートにしていきたいと思いました。
 見終わった後には、みんなの澄んだ気持ちが部屋を満たしていました。

 まだ見ぬ誰かが救われますように。きっと、ちょっとでも生きやすい世の中にしていきます。良かれの気持ちだけで生きていける日々を、私たちから作る。
 そんな気持ちでいっぱいになりました。
 これからの練習も謙虚に、これからの誰かにきっと届くように、精一杯で取り組んでいきたいです。

(まなか)

 

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〈植え付けのあと、順調に活着して育っているセロリを、牛肥で応援しました!〉

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 11月2日、土曜日に、岡山県和太鼓連盟30周年記念『晴れの国和太鼓まつり』が開催されます。勝央金時太鼓を練習しているメンバーはこの日、本番前最後の練習へ行き、『那岐おろし』の演奏や、曲間の出はけの練習を行ないました。