10月28日
音楽合宿3日目の午後、今までやった曲の全曲を、通して練習をしました。
バンドメンバーのみんなとも合わせるのは、これが初めてでした。『Who Wants To Live Forever』の前奏が始まったとき、音の迫力にハッとしました。CDと同じ音ではあるけれど、この迫力は、生きている音にしか出せないんだなあと感じて、本当に格好良かったです。
ここは立って静止するカウント、ここは決めたいカウントだ……。そんなところで、かにちゃんの力強いドラムの音が、そこにぴったり鳴っていました。あゆちゃんの歌声ももちろんだし、バンドメンバーのみんなの音があって、その音に背中を押してもらっているのを感じました。
いつもよりもさらに力を込めて踊ることができました。とても心強くて、嬉しかったです。
なのはなのコンサートが本当に始まる、本当に作っている最中なんだ、とまた実感できて、気持ちが引き締まりました。それと同時に、ここからがまた本当に楽しいんだろうな、とも思えました。
100パーセントの全力で踊って、100パーセント完璧に踊れるようにする。
それでできないところが本当の自分のレベルであり課題だと、あゆちゃんが話してくれました。
わたしは振りやカウントをミスしてしまい、100パーセントで踊れなかった曲が何曲かあり、これはかなり練習が必要だ、と深刻に感じました。けれど、現状を知ることができて、ありがたかったです。ここからだ、厳しさも楽しさも、自分にとって大切なのは、ここからだと思います。
昨日からずっと『アンダー・プレッシャー』の歌詞が心に残り続けています。
見て見ぬ振りも知らない振りも、どっちつかずのところに隠れようとしていても、愛が許さない
どうか明日こそは少しでもマシな自分に、
明日こそは、この世界が、今日より少しでも良い場所になりますように
その歌詞、そのことをずっと考えています。
今の自分の全力をかけて、全力でぶつかって、今日よりも明日、少しでも変われるようにしていきたいです。
アンダープレッシャーの歌詞が教えてくれたこと、わたしたちが目指す世界を、コンサートの最後にお客さんに伝えたいです。