10月28日のなのはな
体育館で、バンド演奏・多人数コーラスとダンスの合わせ練習をしました。
9月から、毎週末に音楽合宿を積み重ねてきて、今回は5回目になります。この期間で楽譜を作り、音やダンスを覚えてきました。
今日は、その中から、Queenの曲目と、フラダンスの曲を合わせました。
まずは『Under Pressure』を合わせました。この曲は、バンドメンバー以外の人はほぼ全員、ダンスを踊るのですが、ダンス練習の過程では、多人数だからこそ、皆の足並みを幾度も揃える練習をしたり、隊列を真っ直ぐ見せる為に、場ミリを数ミリ単位で揃える練習をしました。
「今できる、100パーセントの力でやろうね」
と、あゆちゃんが始めに話してくれました。
これまでは、CDで曲を流してダンス練習をしてきたけれど、今日は、体育館のステージに照明が灯り、バンドメンバーがスタンバイしていて、心強く感じました。
『Under Pressure』を、私はフラダンス隊の一員として踊りました。あゆちゃんの歌声や演奏と、自分の身体を重ね合わせて、コーラスを歌いながら踊ると、身体に力が湧く感覚や、身体が軽く、音楽に乗っている感覚がしたな、と感じます。
この曲は、5~10人ずつの3グループに分かれ、隊形移動をしながら、コミカルに踊る人達と、約10人のフラダンス、そしてフラッグを手に身体を大きく踊る5人の、幾つかのダンスが1つのステージで踊ります。踊っていると、それぞれのグループが、自分達の役割、カウントを刻みながら踊る姿が見えます。私も、皆の一員として、この曲を踊れることが嬉しいな、と感じました。
『Ō ‘Urataetae Iti E』は、16時からの合わせを行う前の1時間の練習で、多人数コーラス隊に振りが加わりました。
合わせの時に初めて、私はフラダンスを踊りながら、コーラス隊の振りが少し見えました。
これまでは、ステージの上手、下手に、真っ直ぐ1列に並んで歌っていましたが、中央から、ステージ袖に広がるようなハの字型の隊形に、変化していました。
フラダンスを踊っていると、コーラス隊の皆の歌声が、自分の身体のすぐ傍から聞こえてきて、皆の歌声に乗って、フラダンスを踊っている感覚がしました。
ステージの後ろに身体を向ける振りの時は、バンドメンバーの姿が見え、改めて、皆役割が違っても、1つのステージを作っているんだな、と感じました。
CDと、なのはなのバンド演奏では、曲を延長しているところや、曲の終わり方が異なる曲があります。
見てくださるお客様を意識して、今出来る、100パーセントの力でダンスやコーラスをしたと思っていても、踊ってみると、振りが飛んでしまった箇所があったり、滑らかに振りを繋げられず、間が出来てしまう所など、自分の課題を感じました。
次の合わせの時に、今日より成長した自分でいたい、と思います。
音楽合宿最終日の今日、夕食後には、フラダンス『Toad Song』のダンス、コーラス練習をしました。
6月に行なったイベントで、まえちゃんチームのおよそ10人のメンバーが、ピンクや緑など、目に鮮やかな衣装を来て、生き生きと踊る姿が、心に残っていました。
ウィンターコンサートで、この曲を演奏することになり、私も一緒に踊れることが、嬉しいなと思い練習に向かいました。
カエルの鳴き声から始まる、この曲。男性の低い歌声に合わせて、身体をしゃがませた状態から、ピョン、と高く飛ぶ振りから、ダンスは始まりました。
「始めから息が切れるね」と、つい皆と笑ってしまうのですが、身体も心も弾みます。
両手で水しぶきを上げ、掬い上げる様な手の振りや、両手を顔の横に構え、目と口元をぱっと開けて、カエルが呼吸をしているような表情を見せる場面もあります。
どのシーンを切り取っても、見ている人、踊る人も笑顔になりそうなこの曲を、皆と息を切らしながら練習する時間が、楽しかったです。
今年のウィンターコンサートのテーマは『昆虫』です。この曲は、カエルをモチーフにしているのですが、まえちゃんが「テーマは昆虫だから、バッタになって踊ろうか」と話してくれました。
父の日の会で、この曲を踊っていたももかちゃんやすにたちゃんが、目を輝かせて、楽しそうに、「この時は、笑顔で、次は口を開いて……」と、表情を変えるタイミングを話してくれて、この曲を皆で好きになり、魅力をお客さんに一杯に、伝えられるようになりたいな、と思いました。
これから、毎日、皆と週間練習を重ね、振りを身体に入れたり、揃えて、週末には、完成形になっていることを目指して、頑張っていきたいです。
(さとえ)