10月21日のなのはな
毎日、夜になると、翌朝に収穫する野菜の一覧が、リビングの黒板に貼られています。
“10月21日収穫 小松菜 ……”と書かれていたのを見て、もう収穫ができるんだ! と、季節を感じました。
朝起きて、外に出ると、空気が冷たくひんやりしていて、秋の深まり、そして冬が近づいてきていることを感じ、楽しみな気持ちになりました。
畑につくと、ネットの上からぎっしりと小松菜が見えて、つい最近に追肥の手入れをしたばかりだったのに、もう、りっぱな大きさになっていてびっくりしました。
あたりは、畝一面に広がるつやつやした緑がズラーッと並んでいて、その光景が、とてもきれいでした。
今年の小松菜は、多人数で畝を立てたり、追肥したりと、小松菜が元気で育つようにと気持ちをこめてたくさん手入れしたので、気持ちいっぱいの小松菜が収穫できてうれしかったです。
今日は、ちさとちゃん中心となって、かのんちゃんとも一緒に収穫をしました。
夏の野菜、ナスやピーマンは、剪定鋏で枝についている実をとる収穫の仕方が多かったのですが、冬は比較的葉物が多く、収穫用の包丁などで収穫します。私がシスターをしている、かのんちゃんも、“いつもとまた違う収穫方法で楽しい!!”と言ってくれて、一緒に初めての収穫をできたことが、とてもうれしかったです。
そのあとは小松菜のしょうやくもしたのですが、小松菜が整然と並んでいる姿が輝いていました。
これからも小松菜を収穫できるのもが楽しみだし、きれいな小松菜をたくさん届けられるよう、見守っていきます。
(すにた)
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この朝は最低気温8度、季節が移り変わる肌寒さを感じました。
なのはなの主要野菜も、秋冬野菜の収穫期が近づいています。
今日は、その主要野菜の1つ、カブの手入れを行いました。
今回、カブは、ゆず畑上、下の2枚に定植されています。上は白カブ、下は赤カブです。
約1か月前に種まきをしたものは、葉の長さが15センチほどまで大きくなっていて、その下にビー玉くらいの大きさの、ミニチュアのカブがついていました。
それを隠すように畝全体に小さな草が生えていて、カブの葉をかきわけながら、まず草取りをしました。防除をしても、草があったら、また虫のすみかになってしまうので、まず草取りをする必要があると教えてもらいました。カブの茎を折ってしまわないように手を伸ばすのが難しくて、すごく緊張しました。慎重にそおっと取っていたら、ほかのみんながものすごいスピードで、でも質は高く丁寧に草を一掃していて驚き、私もつられるように素早く動きました。
あっという間に草取りが終わりました。15分も経たなかったと思います。
その次は間引きです。一つのカブに栄養を集中させるために、隣接している株を抜きます。抜いたカブは、お味噌汁や漬け物でいただくそうです。
間引きの作業も緊張するのですが、すごく好きな作業です。カブの白が、色白美人のようにちらっと地表に出ているのが綺麗で、思わずどきっとしました。
元気なほうを瞬時に見分けるのが難しいのですが、うまく引き抜けたときは、ちょっとした達成感で満たされます。カブがどんなに小さくても、ちゃんと実っているということが嬉しくて、間引くたびに幸せな気持ちになります。
間引きもあっという間に終わって、その次は牛肥の追肥と中耕、土寄せのステップへ。
牛肥は畝に筋状に撒いて、手で中耕、土寄せしました。
しっかりと土でカブの株もとを覆ってあげると、心なしかカブも安心したように見えました。それを追いかけて、さとえちゃんがエンジン噴霧器で防除をしてくれて、これでカブは一安心、というところまで持っていくことができました。
カブに至れり尽くせりの、たくさんの手入れをみんなですることができて嬉しかったです。カブは私のチームの担当野菜でもあるので、これからも引き続き、見回りと手入れをしっかりとしていきたいです。
(ほのか)
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●ウィンターコンサートへ向けて、三味線の練習
ウィンターコンサートで演奏する『真室川音頭』の練習をしています。
三味線、太鼓、笛で演奏する予定ですが、この曲は、山形県の民謡で、曲調が美しく、馴染みやすい曲です。
今、勝央町の三味線教室に通っている私たちは、『勝央音頭』と『勝央ヤットサ節』以外の民謡は初めて演奏します。思っていたよりも難易度が高くて、メロディと伴奏を同時に弾くようなところもあります。
リズムの取り方や、指使いが難しいのですが、今週と来週の2週間で完成させることを目標にしています。これまで民謡は、あまりコンサートではやったことがないのですが、なのはならしい、良い演奏になったらいいなと思います。
(まりの)