「その姿が目に焼き付いて」 ほのか

10月18日

 音楽合宿の第4弾が始まりました。
 午前は久々になってしまった『スムース・クリミナル』の練習でした。
 フルートは、やっぱり時間が経つとベストコンディションに持っていくまでに時間がかかってしまい、退化を感じました。個人練習だと集中力も切れそうになって、自分が情けなくなりました。それでも歌ったり、鏡で見たりして、合わせられる形をイメージして練習しました。

 合わせでは、今日は体育館であわせをしたのでフルートの自分の音もかき消されずに響いたなと感じました。特に出だしの部分はたぶんフルートが一番高い音出しているんじゃないかなと思うのですが、あゆちゃんの指揮がわかりやすくて、音が出しやすかったです。今日は出だしを全体で何回も練習できてありがたくて嬉しかったです。

 全体で合わせると一人で吹いているときより音が出にくくて、難しさを感じました。これはビッグバンド演奏で、独奏ではないので、まわりともっと合わせる意識、全体でどこをどう聴かせたいのかを考える必要があるなと思いました。それと、自分ができていたと思っていたところが実はできていなかったりして、まだまだ練習が必要だと実感しました。

 午後は『マイ・フェアリー・キング』のダンスの振り入れでした。
 放送でダンスメンバーが発表されたとき、自分の名前が呼ばれて、絶対聞き間違いだと思いました。半信半疑で体育館にいくと、何も指摘されなくて、フォーメーションを教えてもらって、ああ、聞き間違いじゃなかったんだと思いました。それがわかった途端、嬉しさと緊張と焦りが混ざり合った感情に襲われました。それでもやっぱり一番大きいのは嬉しさでした。どきどきで、1から振り入れが始まりました。なんてかわいらしい振りなんだろうとか、おお、かっこいい!! と思う振りがたくさんあって、この曲がもっと大好きになりました。コーラス練習のときに歌詞を少し見たのですが、すごくファンシーでかわいらしいのに、どこか陰の部分があったりする意味深な歌だなと思っていました。それはダンスにもあって、壊れたフェアリーサークルを描く振りや、魔法をふっと吹きかけるような振りがありました。教えてくれるあけみちゃん、ふみちゃん、ゆりかちゃんが本当に綺麗で、一緒に踊れるのが嬉しいような、恐れ多いようなで、ずっとどきどきでした。なによりゆりかちゃんがずっとにこにこしていて、本当にフラダンスが好きなんだなと思ってそれが嬉しかったです。

 グラウンドで青空の下、全力疾走したり、フラダンスを踊るとすごく豊かな気持ちになりました。あけみちゃんとペアでマンツーマンで教えてもらったときは本当に緊張しました。顔や腕の角度を細かく見てもらったり、実際にあけみちゃんのポーズを見させてもらいました。あけみちゃんのポーズが本当に綺麗で、自分とはあきらかに違っていたのがわかりました。もう何もしていなくても立ち姿から綺麗だなと改めて見とれてしまいました。彫像のような、西洋絵画のような、バレリーナのような……。なんとも形容しがたい「美」でした。今も、その姿が目に焼き付いています。自分もその姿に揃えるんだという気持ちで、近づいていけるように、毎日の姿勢から正していきたいです。これから「やるぞ……!」というやる気に満ちた気持ちが90パーセント、「自分に務まるのかな……」という弱気な気持ちが10パーセントくらいあります。だから毎日練習をして、自信を持って踊れるように、曲のスケール感に合うクオリティの高いダンスになるように日々積み上げていきます。

 これからはコーラスのバディ練習や『Who wants~』のダンス練習もあるので気持ち切らさずにがんばります。

 明日はお仕事組さんや、りゅうさんもいてくださるのが嬉しいです。明日も精一杯がんばります。