稲刈りシーズンに入り、なのはなでも九月九日から九月十九日にかけて稲刈りを行ないました。
九月四日には池田さんが来てくださり、コンバインのメンテナンスをしてくださり、ありがたく、嬉しかったです。
紫黒米ともち米は、なのはなの籾摺り小屋で乾燥・籾摺りをしています。
今シーズンの籾摺りに向けて新しくしたところが、主に二つありました。
一つ目は、乾燥機から排出される塵埃と、籾摺り機から排出される籾殻の置き場です。これまでは、籾摺り機小屋の横にブルーシートで部屋を作って、その中に溜められるようにしていました。
今回は乾燥機から伸びている排出口のパイプを延長し、ハーベスタの袋の中に直接、溜まるようにしました。籾摺り機の籾殻排出ダクトの先には、須原さんに教えていただきながら、紙管で煙突を作り、その先に籾殻を受ける袋を取り付けました。ハーベスタの袋も、籾殻を受けるための袋も、空気は抜けやすいけれど粉塵などが漏れないものです。
結果は、乾燥機では、熱風排出口に袋を取り付けてしまうと風圧の逃げる先がないため、風圧センサーの作動不良のエラーで機械がストップしてしまいました。
籾摺りでは、排出ダクトの先に取り付けたT字の煙突が、風を跳ね返す障壁になり、籾殻を上手く外に排出できず、機械内にもみ殻が溜まって詰まってしまいました。乾燥機も籾摺り機も、風が逃げられるようにすることがとても重要だと思いました。
二つ目は、籾摺り後の米袋に、虫対策として乾燥唐辛子を入れたことです。唐辛子は原一、原二畑で育てたもので、ドラッピー(乾燥機)で乾燥させました。
唐辛子を収穫したり、乾燥などの作業をしていると、鮮やかな赤色と、ピーマンと同じような香りに、本当に辛いのだろうかと疑問が出てきました。畑のチームのみんなで少量ずつ生唐辛子を試食していみると、一ミリもないくらい薄く切った極少量のものでしたが、とても辛く、少し身体が熱くなったような感じがしました。
お米三十キログラムを入れた袋に、それぞれ二十本ずつ、乾燥唐辛子を入れました。米置き場にも数か所、パックに入れた乾燥唐辛子を置きました。暖かい時期になってくると、ゾウムシなどが出やすくなるため、虫から守られてほしいと思います。
■最後まで綺麗に
籾摺りの最終回は、みんなで手刈りしてはぜ干しをした、光田んぼ上のもち米でした。もち米が、透明色から真っ白になっている色が均一で、選別板を流れていく光景がとても綺麗でした。
色の濃い、池下田んぼの紫黒米の黒を思い出しながら、はぜ干しをしたもち米の白色を見ました。お米の天然の黒と白、その対照的な二色が、なんて美しいのだろうと思いました。
乾燥機やコンバインの掃除など、来年へ向けて、最後まで綺麗に終わらせたいと思います。