10月13日
金時祭りに、役者オーディション、お父さん、お母さんのお話と、日記に書ききれない位、沢山感じることがあり、もの凄く充実した時間でした。
○ちらし配り
今回、初めてイベントでコンサートのチラシ配りをさせてもらいました。人を選ばず、出会うすべての人の目の前に、さっとチラシを差し出し、笑顔で「おねがいします!」。それをするには、「強さ」が大切だと感じました。先週までの私だったら、(何て思われるか)人の顔色などを恐れて、怖さが出てきてしまっていたと思います。けど、今回配らせてもらっていて、完全ではないけれど、それが気にならないほど、「何があっても私たちには60人の仲間がいる」きっと私たちの思いが伝わる人がいるはず。優しい世界を、コンサートを見ることを、求めて居る人がいるはず。1人でも多くの人の手に届いて、コンサートに来て欲しい。そう思って、なのはなの子としてどっしりと構えて、だけど謙虚に、とにかく笑顔で、チラシを配り続けました。
配っていると、沢山の方が、「頑張ってくださいね」と声を掛けてくださったり「今日もステージされるんですか、見に行きますね」「コンサートここでされるんですか?」と笑顔を向けてくださいました。
本当に一人でも多くの人に、私たちの演奏を見てもらえたら。そして気持ちが伝わったら……。
800枚のチラシはものの20分、30分程で、配り終えました。
途中で、肩をつんつんされたかと思ったら、ほほえみながらスマホを向けて、写真を撮って下さる方もいました。
何よりも、笑顔で受け取って下さったり、「頑張ってね」や「ありがとう」という言葉に、嬉しい気持ちを一杯もらいました。
なのはなの演奏に、金時太鼓と、もうそれぞれでも沢山感じたことはあったのですが。今日はもう日記を書く時間が残りわずかとなってしまったので、詳しくはまた明日や感想文に書けそうであれば書きます。
それぞれ、一つずつだけ、どうしても残したいことを書きます。
○なのはなの演奏
1曲目の『Beautiful people』の時、振りの中で斜め下をむく所があったのですが、その時直ぐそばに、お母さんと小さい子供さんの2人が、真剣にだけど、目があった瞬間、より一層にこっと、優しい笑顔を向けてくださったこと。目の前で中学生の男の子が、とにかく食い入るように真剣に見てくれていたこと。真剣に見て下さる方、気持ちが届く人に、必ず届くのだということを感じました。
○太鼓の演奏
私たちが叩いているときに、一人の男性の方が客席から、「エイヤーッ!!!」ともの凄く力強く声を上げてくださり、その潔い声、力強さに、より一層演奏に力が入りました。それは、私だけでなくて、みんなもそうだったようです。その掛け声が、凄く嬉しかったです。『那岐おろし』では大太鼓ソロを私たちも声を上げて応援するので、私たちもその男性の方のように、叩くエネルギーになるような、声を出していきたいと思いました。
『那岐おろし』を叩いてみて、そして保存会の方の演奏を見させてもらって、……さらにこれから太鼓の練習をするにあたって、11月のコンサートに向かうにあたって、「こうなりたい」という目標も新たにできて、これからの練習にも気合いがより入り、そして楽しみになりました。
○役者オーディション
同じシーンでも、何一つ、一緒というものがなくて、本当にそのチームならではの味があって、おなかを抱えて笑ってしまいました。演じる姿に、口を開けて見入ってしまったり、みんなの演技を見させてもらって、一つのコンサートを見ているような気分になりました。
私は今回、なおちゃんとなるちゃんと、「横瀬といただきのシーン」をさせてもらったのですが、練習の過程から、これまで感じたことがないくらい楽しくて………こんなにも役を演じることが楽しいのだ。と思いました。これまで、恥ずかしさとか、評価に対する怖さがあったけど、今回そんなことは吹っ飛んで、思いっきり横瀬(アレンジ版)になってしまって。
練習では時に、なおちゃんが動きについてアドバイスもくれました、なおちゃんが動きやセリフを発すると、そこになかったものが、はっきりとくっきりと表れてきて、もう言葉ではうまく表せないくらい、なおちゃんのすごさを感じると同時に、もっともっと私もなおちゃんのように演じられるようになってみたい。と、役を演じることに興味がわいてきました。
楽器にしても、ダンスや、コーラスにしても、そして何よりも演技をとっても、これまでにないくらい、一つひとつが楽しくて、どこまでも追求していきたい、と思えて、どうしてこう感じられるようになったのか、分からないけれども。コンサート練習がとにかく大好きです。楽しい、だけでなくて、あゆちゃんやあけみちゃんたちのように、一つひとつに意味を持って、理想を高く持って、私たちにしか出来ない、コンサートをつくっていきたいです。
長くなってしまいましたが、読んで下さってありがとうございました。