「幸せだと思うようになったこと」 あや

10月14日

 お父さん、お誕生日おめでとうございます。私がお父さんの『食べない心と親の心』の本に出会い、初めてなのはなファミリーの存在を知ったのは8年前、私が小学6年生の時でした。摂食障害になったばかりで鮮明な記憶は持っていませんが、私と同じように苦しんでいる人がいるんだと感じた覚えがあります。本を読んでも頭に入らない時期だったため、最後まで読むことができず、どのように回復していくかなどの部分まで頭に入れることができなかったのですが、同じように苦しんでいる人が私以外にもいて自分だけがおかしいわけではないのだということはとても救いだったように思います。8年前にお父さんの本に出会って、今なのはなファミリーに受け入れてもらい、回復させてもらっていることに対して、本当に出会うべくして出会った、運命だったのだなと思います。

 初めてなのはなに来た時、治りたくないどころか、もう生きていたくない、ただ死にたいと毎日毎日それだけしか思っていませんでした。お父さんとお話をさせてもらった時も、ただ死にたくて、生きるかどうかなんて考えたくないと言った私に対して、考えないままでいいからなのはなに来ていい、と私を受け入れてくれて本当に感謝しています。治ったら私の手柄、治らなかったら僕たちの責任と言ってくださった時に、そこまで言ってくれる人がいるのかと、とても衝撃的でした。今まで出会ってきた人は、治らないのは私の自己責任、自分で病気をどうにかするしかないという人しかいなかったので、本当に驚きました。なのはなに来てからも、迷いがあってしまったり、お父さんお母さんに失礼なことをたくさん言ってしまったりした私でも、ずっと見捨てずにいてくださって本当に感謝してもしきれません。お父さんが見捨てないよと言ってくださって、とても救われました。いつもいつもお父さんに救われてばかりだと思っています。

 お父さんほど優しくて、強くて、諦めない大人に私は初めて出会いました。お父さん、お母さんと、なのはなファミリーと出会えて、私の人生の中にお父さん、お母さん、なのはなファミリーがあることがとても嬉しく思います。

 なのはなに来て半年以上が経ち、来た時と今では全然違っています。食事を心配せずに食べられるようになり、人のために動く喜びを少しずつですが知っていって、最近では幸せだなと思うようになりました。自分が幸せだと思うようになったことが信じられなくて奇跡のようです。将来したいことがたくさん増え、わくわくするようになりました。本当にお父さんのおかげです。

 私もお父さんの仲間として、お父さんの助けになれるような人に成長していきます。まだまだ未熟な部分だらけですが、一つ一つ向き合って良い方へ改善していきたいです。責任を持ち、強気で前向きに日々を過ごしていけるようになります。

 お父さんが昨日話してくださったように、間違った幸せではなく、人の幸せが自分の幸せという正しい幸せをいつも見失わないように、摂食障害が苦しんでいるまだ見ぬ誰かが一生摂食障害と付き合っていくということがないように、生きていることが苦しい人が生きやすくなるように、なのはなで学び、成長して、自分の役割を果たしていきたいです。

 お父さん、本当にお誕生日おめでとうございます。お父さんに出会えてとても幸せです。一生懸命努力して成長するので、これからもよろしくお願いします。お父さんのことが大好きです!