10月15日(火)「いちめんの水菜、いちめんの白菜。迎えた定植の日」

10月15日のなのはな

 青空の下、中庭の育苗棚の中で、のびのびと大きく育っている水菜と白菜。
 今日、ついに畑へと旅立ちました!

 

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 午前中は、水菜。
 幅60センチの畝に、2条植えで定植していきました。
 苗置きのみんなが、200穴のセルトレーから、ピンセットで1株ずつ水菜を取り出して、20センチ間隔で、畝の上に置いていき、その後を追って、植え付け隊が怒涛の勢いで植え付けていきます。

 何せ、植えたい株数は、2000株。1株ずつ「可愛いね」「頑張ってね」とおっとり声を掛けている暇はありません。
 わたしは、手に取ったトレーの水菜全株に、一度「頑張れ!」と念力を送り、その後は無心、お父さんが教えてくださる“ワンアクション”を意識して、どのくらいの力で掘ったら、丁度いい植え穴ができるか、生長点を埋めず、しかし、培土が見えないくらいの覆土の量は、どのくらいか、一つひとつの手の動きを極めて植えていきました。

 

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 植え付けたところから、今度は追肥隊のみんなが、水菜のスタートダッシュを応援する為の硫安を2本指で一つまみほど、やってくれていて、その後を追って、水やり、草敷きが始まっていきました。

 わたしが植えているときは、みんなが草敷用の草を上の畑から集めてきてくれていて、あけみちゃんとよしみちゃんは、草敷用の草を草刈機で刈ってくれていて、全体が、「今日で水菜と白菜の定植を終わらせる」という目標に向かって、自分に与えられた役割で、テキパキ動いている姿から、気持ちがまとまっているのを感じて、わたしも力が湧いてきました。

 多人数の流れ作業だったので、わたしが植え付けを終える頃には、追肥も水やりも終わって、草敷も半面終わっていて、自分が植え付けしかしていないのに、沢山のことが進んでいました。

 

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 多人数作業のたびに、1人は、どう頑張っても1人で、人数の力はすごいなと思います。

 午前中は、ネット掛けまで、余裕を持って終わらせることできて、午後の白菜の定植に向けての畝立ても、3分の1ほど進みました。

 そして、午後からの白菜の定植は、結論から言うと、ウルトラスムーズに終わりました!
 やよいちゃんが、午前に引き続きリードをしてくれて、誰も、どこの行程も止まることなく作業が進んで、みんなで一つの生き物のように、畝立て、均し、苗置き、植え付け、水やり、追肥、草敷、ポールさしからのネット掛けまで、流れるように終わっていきました。

 

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 わたしは畝たてが終わってから、苗の植え付けに入っていたのですが、白菜の根鉢を見ると、程よく根が巻いていて、適期に植え付けられたのかなと思い安心しました。

 まえちゃんと種まきをしてから、水菜も白菜も、水をやったり、夜には温室に入れてあげたりして、見守っていましたが、少し涼しくなると、蝶々が飛んできて、白菜に卵を産みつけて、卵が孵ってアオムシが出てきて、大事な白菜を食べていました。

 

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 暇があれば、虫食いのある株をチェックして、アオムシを見つけ次第、容赦なく退治してきていて、今日も植え付けながら、虫に食べられた跡がある株は、アオムシがいないかチェックしてから植えて、ネットの中でアオムシを育てる、なんてことが起きないように、気を付けて植えました。

 

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 白菜の株数は、約1040株。それを、畑全面に均等に植わるように、りなちゃんが40センチから50センチ間隔で苗を置いていってくれていて、(ぴったり植わるかなあ)と思いながら、時々様子を、チラッと横目で見ていたのですが、見事、綺麗にりなちゃんが苗も畝も余らすことなく、綺麗に間配っていて、見ていたわたしも気持ちが良かったし、この苗を全部根切り虫から守るべく、何人かのみんなが、根切り虫対策の草敷をしてくれていたのですが、白菜の周りを、草で囲って、がっつりガードしてあり、これは心配なさそうだと思いました。

 

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 余りの苗は、もう1株もないので、欠株が出ないように、今日、畑に定植した苗を、1つ残らず守り切れるように、ちゃんと見ていきたいです。

 全行程が終わり集合して、畑を見ると、全畝、綺麗に一列に白菜が並んでいる光景が、本当にきれいで、すごく嬉しかったし、これまで見てきた苗を、良い形でみんなと畑に旅立たせることができて、種まきした野菜が、元気に畑で育ってくれたら嬉しいなと思い、これからの成長も楽しみです。

(なつみ)