10月12日(土)「勝央町金時祭リハーサル & ササゲ畑での出会い」

10月12日のなのはな

 朝夕と、身震いしてしまうほどに気温が下がり、涼しくなってきたこの時期ならではの収穫と言えば、豆! その中でも今日は、のんちゃんと一緒に、だるまササゲの初収穫を行いました。

 明け方の朝露によって、ササゲの莢も濡れてしまっていて、触ったときにパリッと乾いているか、という収穫基準では、判断できないため、色や模様で判断することにしました。完全に先端まで緑色がなくなって、白色になり、そしてそして、黒い模様が出て来ているものだけを、見極めて……そんなしっかりと熟れた莢の中には、とーっても色鮮やかな上品な赤色のササゲが並んでいました。

 

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 ぷちっ、ぷちっ、1本の莢が長さ20センチほどあるササゲ、夢中になって収穫しては、米袋に入れて、気がつけば米袋の中にずっしりとサ・サ・ゲ! この重みといい、ふわっと漂う香りといい、これぞ豆の収穫。待ちに待っていた時間、幸せな気持ちになりました。

 今年は、魚取り裏畑と諏訪畑の2枚にササゲを植えているのですが、魚取り裏畑で今日熟れていた豆を穫りきったときには、初回にして米袋一杯分、ずっしりとれました。
 

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〈穫れた莢は天日干しして、脱粒作業に備えます〉

 

 次は諏訪畑の収穫に行ったのですが………ここの畑でまさかの出来事が私たちに起こったのです!

 この畑は、花が咲くのが少し遅かったため、熟れている莢は、まだあまりなく、すいすいと進み、あっという間に収穫が完了。と思いきや、ん??

 なんだか、蔓が激しく動いている!? 株元を見てみると、そこには……ウサギ!!!

 

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 ササゲのネットに、野ウサギの足が引っかかってしまっていたのです。目はくりくり、身体はふわふわとしていて、とっても可愛らしいけれど、必死に捕まった足をほどこうと、跳び跳ね続けています。

「大丈夫だよ! 直ぐ助けるからね!」
 思わぬ事態に、はじめは声を掛けることしかできませんでした。

 これは、ネットを切るしかない。のんちゃんが、急いで古吉野に戻り、鎌を取って来てくれて、急いで逃げられるようにネットを切ってあげました。全てのネットのひもが切れた瞬間、ウサギは一瞬にして、森の中に駆けていきました。ウサギの後ろ姿を、「元気でね!」と見送ります。

 そこまで熟れていないから、まだ収穫しなくていいかな、と思って、この畑に来ていなかったら、ウサギは捕まったままで、助けられなかったのかもしれないと思うと、本当にこうして発見できて、すぐに助けられて、良かったなと思います。

 ずっとずっと跳ねていたので、足も怪我してしまっていました。けど、あの子なら、きっとたくましく生きていける。
 森の中に駆けていった後ろ姿から、強く感じました。元気でね!

 ササゲの収穫にウサギの救出。のんちゃんと朝からドキドキ・はらはら、波乱万丈の特別な早朝作業でした。

(ももか)

 

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 明日は、勝央町金時祭の当日。本番に向けて、午前中に、古吉野でのリハーサルを行ないました。

 リハーサルでは、実際に衣裳を着て、MCや出はけも含め、全て本番通りの流れで演奏します。今回の演奏曲の中には、外で演奏するのが初めての新曲も含まれていて、衣装の着替えやダンスなど、いつも以上に緊張しました。

 今日のリハーサルでは応援組のみんなを始め、卒業生も帰って来てくれていて、目の前で座って演奏を見てくれました。1曲1曲終わるごとに大きな拍手をしてくれて、みんなの応援してくれる空気感に、明日の本番への自信にも繋がったなと思います。それに、りゅうさんがカメラマンになって撮影してくださっていて、最初の緊張感が、踊っていくに連れて和らいでいくことを感じました。

 

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 金時祭では、ダンススペースの奥行きが普段踊っているよりも狭くなるということで、限られたスペースの中でダンスをするのが難しかったです。一瞬でも気を抜いたり、場ミリを間違えたりしてしまうと、周りのみんなにぶつかってしまうこともあって、一人ひとりが責任をもって最後までやりきることが、本当に大切であるということを感じました。

 一緒に踊っている仲間が少しでも踊りやすくなるように、常に意識を周りに張り巡らせて演奏したいです。

 リハーサルだけれど、今日限りの1回の本番でもあって、今日できる精一杯で演奏した時間が、とっても幸せで楽しかったです。

 

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 リハーサル後は、現地の場ミリに行くまでの時間、お父さんやお母さん、あゆちゃんに教わった修正点を改善できるように、コーラス練習やバンド・ダンス練習を回し、一つでも良くしていけるように、みんなで練習できて嬉しかったです。

 

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 午後からはお祭りの会場である勝央文化ホール前広場へ行き、実際に踊るスペースでフォーメーションの確認をしたり、出はけの確認をしました。ホールの館長さんである竹内さんが、ステージ前のダンススペースを広くとってくださっており、予定していた以上に広々と踊れることになりました。とても、ありがたいです。

 

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 私たちは、なのはなの演奏だけではなく、勝央音頭保存会での『ふるさと総踊り』や、勝央金時太鼓の舞台への出演もあります。私は今回、踊りも、なのはなの演奏も、金時太鼓の演奏も、3つすべて出させていただきます。今日の現地場ミリでは、総踊りや金時太鼓の出はけの練習も、実際にできたことが、とてもありがたかったです。

 明日の勝央町金時祭りでは、自分たちのできる最大限で演奏できるように、今夜からしっかり気持ちをつくって、ベストを尽くします!

(よしみ)